2005年07月15日

ナベツネさん、巨人再建に期待する阪神ファンの声に耳をかしてくれないだろうか

先生  「あー違う!!巨人は何にも分かってへん!!ほんまにこうやったら絶対違う!!違う!!違う!!違う!!」
コーチ 「先生、違うんは分かりますけど、“違う”って言うたびにカクカク動くんはやめてください。気持ち悪いです」
先生  「だって、違うときはどうしたって、動いてしまうやろ?」
コーチ 「そんなん、先生だけです」
先生  「そんなことあらへん。うちの家族みんなそうや」
コーチ 「え?そうなんですか?」
先生  「物心ついた頃からずっとそうや」
コーチ 「そら、大変ですねぇ」
先生  「紅白歌合戦で、北島三郎とかが“エイエイオー!”なんて言ったりしたら、家族全員でカクカクしとった」
コーチ 「ハハハハ、おもしろ家族ですねぇ」
先生  「そんなうちの家族のことはええんや。巨人や、巨人。これも、これも、これも、これも、全部違う!!違う!!違う!!違う!!」
コーチ 「確かに、先生が憤慨する気持ちもよう分かりますわ」
先生  「巨人はチームを再建したいわけやろ?」
コーチ 「そうです」
先生  「人気を取り戻したいわけやろ?」
コーチ 「そうです」
先生  「ほな、何でカブレラを獲るって話が肯定的に報道されるんや?」
コーチ 「確かに、それって誰の目にも間違いですからね」
先生  「せやねん。カブレラを獲るって姿勢こそ、巨人を弱く、さらに巨人離れを起こさせた根幹的な要因なはずや」
コーチ 「ペタジーニ、ローズ・・・選手もダメになり、チームも弱くなった」
先生  「もう少し前で言うと、江藤、石井、広沢。他のチームの4番を軒並みダメにした」
コーチ 「他のチームにいて打たれるくらいやったら、自分のチームの控えにおってくれた方がええって考え方なんやろな、ってどうしても思ってまいますもんね」
先生  「オレ思うねんけどな」
コーチ 「はい」
先生  「巨人が弱い理由はなんや、とかいう話になると“投手陣がどう”とか“打線の繋がりがどう”とかいう話になるやろ?」
コーチ 「そうですね。スポーツニュースでも駅のホームでもそうですわ。特に防御率の話はよく出てきます」
先生  「でもな、その部分で考えとったらな、何にも解決できひんわな」
コーチ 「当然、そうや思います」
先生  「何でピッチャーが抑えられへんか、何で打線がつながらへんのか・・・」
コーチ 「はい」
先生  「そこを考えて、そこに対策を打たんとあかん」
コーチ 「その通りやと思います」
先生  「ほな何でそないなるんか?ってコーチはどない思う?」
コーチ 「たぶん、先生と同じこと考えてるんで、先生言うて下さい」
先生  「おう。簡単な話やな“次のバッターにつなぎたい”とか“先発ピッチャーのために踏ん張りたい”とか、選手個々がそういう気持ちに非常になりにくい状況を巨人全体で作ってしまっている」
コーチ 「ほんまその通りですよね」
先生  「試合出てる人のほとんどが、自分が何打数何安打ばっかり考えてる感じや。でもそれは選手が悪いんやない。そうでもせんと、やってられんくらいアホらしいことがいっぱいあるんやろな、って思うねん」
コーチ 「肝はそこですよね」
先生  「最近見るにつけ、ローズの荒れ方はほんまにひどい」
コーチ 「“ホームランを打とうとする”ということでしか、打席におれない。巨人におれないって感じですよね」
先生  「近鉄時代のローズは、あんなんやなかったで」
コーチ 「ノリの前を打って、フォアボールでチャンス広げて、ノリが決めるって試合もようさんあったイメージあります」
先生  「ローズはもう、そういう気持ちになられへん」
コーチ 「でも、契約やからチームにおって、試合に出てる」
先生  「仕事やからしゃーない、って割り切って、やりたくもない仕事やってるってことや」
コーチ 「野球選手ですからね・・・夢を売る仕事ですからね・・・」
先生  「“割り切って野球する”ってことに夢なんかあらへん」
コーチ 「でも悪いんは、ローズやないんですよね」
先生  「せや。ローズをそんな風に追い込んだ“巨人”の責任や」
コーチ 「ほんまその通りですわ」
先生  「でな」
コーチ 「はい」
先生  「あとやっぱり重大な問題はな」
コーチ 「はい」
先生  「清原やと思う」
コーチ 「そうですね・・・」
先生  「でな、サッカーの代表チームの話なんかでよく出てくることやねんけどな」
コーチ 「はい」
先生  「俊輔とヒデの共存とか、その手の話や」
コーチ 「司令塔が二人いて、その二人のいい部分がチームの中に出てくるか、ってことですよね」
先生  「せや。サッカーではいつでも議論になる部分で、そのことはチームを作る上での基本になってる感じがする」
コーチ 「はい」
先生  「オレ、野球でも同じやと思うねん。サッカーと野球って、ゲーム性は違うし、確かに野球の方が個人の能力が占める割合が多いと思う。やけどな“共存”ってキーワードは欠かされへんテーマや思うねん」
コーチ 「なるほど。ほな、先生は清原と誰の共存が難しい思ってるんですか?」
先生  「ようさんおるけどな」
コーチ 「はい」
先生  「敢えて言うと、小久保や」
コーチ 「小久保・・・ですよね」
先生  「清原と小久保のメンタリティは、交わることがないと思うねや」
コーチ 「確かに」
先生  「例えばな、清原を中心にチームを考えてな」
コーチ 「はい」
先生  「4番ファースト、清原。1番元木、2番元木、3番元木、5番元木、6番元木、7番元木、8番元木、9番元木。これやったら、現状のチームよりはまだましやと思う」
コーチ 「ハハハ。まぁ確かにそうですね」
先生  「チーム内の序列がはっきりするからな」
コーチ 「全ては清原さんのために」
先生  「清原はかわいい弟分のために」
コーチ 「まだ、まとまりますわね」
先生  「でもな、小久保は絶対に元木ではない」
コーチ 「そうですよね」
先生  「小久保が元木でない以上、清原と小久保の共存は無理や」
コーチ 「そうですね、小久保はまた違うチーム像を持ってる感じですからね」
先生  「せやねん。小久保は清原の上に立ちたいなんて思うメンタルやない。チームは上下関係やないっていうイメージが小久保にはあるんやなぁって、見てて思うんや」
コーチ 「例えばどういうところですか?」
先生  「ベンチでな、小久保が清原に声かけるシーンをよう見るんや」
コーチ 「あ、それぼくも見たことあります」
先生  「小久保は何とかしようとしてるねん。小久保は小久保なりに、何とかチームの中で清原を活かす手段を考えている」
コーチ 「そうですよね」
先生  「でも、清原は微妙に気まずそうな感じを表情に出すんや。清原は人に活かされて気持ちいいなんて思わへんやろからな」
コーチ 「二人の感覚が完全にズレとるんですよね」
先生  「せや。目指してるとこが全く違うねん」
コーチ 「分かります」
先生  「じゃあ、どうするかや」
コーチ 「二つに一つですよね」
先生  「せや。清原を優先するなら、元木タイプで他の全てのポジションを固める。ローズ、小久保はもちろん、由伸も仁志も二岡も清水も上原も工藤も放出や」
コーチ 「で、放出したお金で」
先生  「徹底的に元木タイプを集めるんや」
コーチ 「確かに、今のチームよりはスッキリするやろな、思いますわ」
先生  「でも、このチームは今よりはましやけど、阪神、中日、ヤクルトに勝てるほど強くはない」
コーチ 「飽くまで妥協案ですもんね」
先生  「せや。さらに非現実的といえばそうやしな」
コーチ 「ほな、もう一つのバージョンですよね」
先生  「オレはやっぱり、こっちやと思う」
コーチ 「はい」
先生  「まず、清原は放出や」
コーチ 「そうですね。ちょっと残念ですけど」
先生  「清原はもう日本で野球やるんは無理や。メジャーに挑戦するんが一番ええと思う。通用せんくても、清原和博という存在を消化しきるには“メジャーリーグ”っていう響きが必要やと思う」
コーチ 「あぁ、分かりますわ」
先生  「で、ローズ、小久保も放出。放出っていうより自由にしてあげるって感じやな。小久保はソフトバンクに戻してあげたいってみんな思ってるし、ローズも仰木監督のとことか合いそうな気がする」
コーチ 「そうですね。その方が選手のためですしね」
先生  「選手のためやし、巨人のためや。小久保とローズは巨人におることが不自然やからな。チームの中に不自然があるとどうしたって綻びが出る」
コーチ 「分かります」
先生  「で、清原、ローズ、小久保を放出してな」
コーチ 「はい」
先生  「高橋由伸を中心にしたチームを作りなおす」
コーチ 「それが一番、自然ですよね」
先生  「由伸が何年後に金本みたいな存在になってた時、巨人は強なってるし、人気も出てる」
コーチ 「そうですね。で、当然監督は」
先生  「ジャイアンツ愛の人や」
コーチ 「原辰徳」
先生  「原が監督やるんが一番ええ。あの人が監督の時、巨人はほんまにええチームやった」
コーチ 「2002年に日本一なった時は、V9の記録更新するか思いましたもんね」
先生  「今までの巨人では考えられへんことがいっぱいあったやろ」
コーチ 「そうですね」
先生  「主力がケガしたら、十川や福井やいう選手に5番打たしたりしてたもんな」
コーチ 「それまでの巨人やったらな、ま、今もそうやけど」
先生  「主力がケガしたら」
コーチ 「はい」
先生  「真っ先に、新しい外国人獲るいう話が出る」
コーチ 「そうですね」
先生  「でも原は、一軍半の選手を見事に活躍させた」
コーチ 「だから強かったんですよね」
先生  「さらに言うと、長嶋監督のあとやねん」
コーチ 「はい」
先生  「長嶋茂雄はもう、なんとも言いようのない偉大なカリスマや」
コーチ 「もちろんです」
先生  「だから、どんだけむちゃくちゃやってたとしても、長嶋監督なら、長嶋茂雄という理由で強引に成立させてしまうんや」
コーチ 「はい」
先生  「で、それを引き継いだ原」
コーチ 「大変やったでしょうねぇ」
先生  「その状況から、あんだけ強いチームを作ったんやで」
コーチ 「凄い人です」
先生  「でも、2003年に物凄いいろんなことが重なって」
コーチ 「星野阪神が優勝してもうた」
先生  「勢いと幸運。この要素がかなりあったことも事実や」
コーチ 「でも原は解任されてもうた」
先生  「そして、現在にいたるわけや」
コーチ 「なんか、しみじみしますね」
先生  「ただ、ここまで来てしまったらもう、原監督しかおらへんで」
コーチ 「はい」
先生  「原監督で、4番由伸」
コーチ 「それだけで、怖いですわね」
先生  「で、阿部、二岡、清水が中核のチームで十分強いはずや」
コーチ 「その通りです」
先生  「そういうチームになったら、自然とピッチャーが抑え始めるもんやしな」
コーチ 「やっぱ気持ちなんでしょうね」
先生  「入来も河原も、もう巨人おらんけど2002年はほんま凄かったもんな」
コーチ 「二人のええとこが存分に出てたんですよね」
先生  「今の強い阪神と2002年レベルの強さの巨人。この対戦、見たいよな」
コーチ 「見たいですねぇ、ほんまに」
先生  「それが一番盛り上がる方法やと思う」
コーチ 「ほんまその通りですわ」
先生  「それをな、カブレラ、谷、っていうのは、ほんまに違うやろ?」
コーチ 「違いすぎて吐きそうですわ」
先生  「ちょっと皮肉っぽい言い方になるけどな」
コーチ 「はい」
先生  「巨人はここ数年で、チームスポーツって、うまい選手がおるだけでは勝たれへんっていうことを、身をもって実証してくれたわけや」
コーチ 「そうですなぁ」
先生  「結果は十分分かったから、もう実験はやめてくれってそう思うねん」
コーチ 「はい」
先生  「でも、また同じ失敗を繰り返そうとしてるように見えてならん」
コーチ 「もう、ええですよね」
先生  「せや。もうええねん。ファンを大事にする言うてくれるんやったら」
コーチ 「まず選手のことを大事にしてあげなダメですよね」
先生  「そういう巨人がオレは見たいし」
コーチ 「そういう巨人に阪神が勝つから、オモシロいんですもんね」
先生  「せやな。ヤクルトのファンも中日のファンも横浜も広島も、そういう巨人に勝つから興奮するんや」
コーチ 「ファンはそれを見たいんですもんね」
先生  「だから、今日は、全ての野球ファンのために」
コーチ 「巨人の再建を期待して」
先生  「乾杯!!」


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posted by コーチ at 14:43| Comment(26) | TrackBack(28) | ■ 読売ジャイアンツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月14日

タイガースの6番ライトを考える

先生 「アー!!月曜日みたいな気分や!!」
コーチ「阪神の試合ないからですか?」
先生 「せや」
コーチ「先生はほんま野球を中心に生活してますなぁ」
先生 「だから今日は何にもやる気がせんくてな、授業中に阪神の打順を考え直しとったんや」
コーチ「授業に集中できない中学生みたいですね。てか、ダメですよ、先生は教える立場なんですから」
先生 「ちゃんと授業はやっとる。ほとんどの授業で大爆笑が2回はある」
コーチ「先生はいい授業の基準が大爆笑があるかないかなんですね」
先生 「せや、みんなそれを期待しとる。オレ、毎回必死や」
コーチ「今日は何やったんですか?」
先生 「股間から鶴の頭が伸びてるパンツをはいて教室に入っていった」
コーチ「ハハハハ、それはオモロイですねぇ」
先生 「今日はやる気が出えへんかったからや」
コーチ「それでやる気出してないんですか?ほないっつも何やってますの?」
先生 「それはPTAに知れると問題になる」
コーチ「まずいですやん」
先生 「いやでも、子どもたちは喜んで楽しみにしてくれてるから親には内緒にしてくれてんねや。あいつらとオレは運命共同体なんや。ぜひとも希望の進路に進んでほしい」
コーチ「急に、先生らしい発言になりましたね。なんか歪んでる気がしますけど」
先生 「でな、阪神の打順を考えてたんや」
コーチ「あ、その話でしたね」
先生 「ホームルームで」
コーチ「何してるんですか!もっとやることあるでしょ!」
先生 「いや、最初は期末テストに向けて自習の時間にしよ思っててんけど、自然にその話題で紛糾したんや・・・」
コーチ「変なクラスですねぇ、で、議論の中心は6番ライトをどないするかですか?」
先生 「まぁそんなとこや」
コーチ「ほんで、結論はどないなりましたん?」
先生 「2番ライト、スペンサーや」
コーチ「え?」
先生 「1番赤星2番スペンサーが一番ええって結論で、今日は終わった」
コーチ「何でまた?」
先生 「みんなが言うにはな」
コーチ「はい」
先生 「スペンサーは中日の井端に似てるって言うんや」
コーチ「どういうことです?」
先生 「フリーで打つよりも、いろいろ制約のある打席に面白みを感じるタイプや、って」
コーチ「深いですねぇ」
先生 「その辺が井端と似てる言うねんな」
コーチ「まぁ、分かるような気がしますね。去年の中日も1番打ってた井端を固定してから安定しましたもんね」
先生 「そうなんや」
コーチ「2番スペンサーかぁ・・・」
先生 「アリやろ?」
コーチ「アリですねぇ」
先生 「ほんで6番鳥谷や」
コーチ「今岡、鳥谷って並びになるわけですね」
先生 「せや、そうすることで気づくことあるやろ?」
コーチ「何です?」
先生 「今岡がポイントゲッターであって、チャンスメイカーでもあれる」
コーチ「優勝したときの1番今岡のイメージも含ませることができるってことですね」
先生 「せや」
コーチ「6番スペンサーやとそれがはっきりせぇへんねんけど、スペンサーを2番、鳥谷を6番に動かすことで、5番にすえてながら1番今岡のイメージがよりはっきりする」
先生 「さすがコーチは察しがええなぁ、オレ生徒にこのこと説明すんのに、30分かかったで。黒板に図、書いたりして」
コーチ「いやいやほでんでも2番スペンサー、6番鳥谷おもろいですねぇ」
先生 「やろ?試合の終盤にな、回の先頭が今岡やねん」
コーチ「まぁ、そういうこともありますわね」
先生 「5番から始まる回って打順も下位にまわっていくし、機動力も使いずらいしほんまはあんまり期待できひん」
コーチ「はい」
先生 「ところがや、5番今岡はそのとき、1番今岡やねん」
コーチ「なるほど、トップバッターから始まる回ってことですね」
先生 「せや。で、今岡が出塁したとするやろ」
コーチ「で、6番やけど2番の鳥谷が、7番やけど3番の矢野につなぐ」
先生 「ほんで8番藤本のとこで、アツ片岡」
コーチ「9番ピッチャーのとこで、濱中」
先生 「で、赤星、スペンサーってつながっていく」
コーチ「むっちゃ期待できますやん!!」
先生 「せやねん」
コーチ「場合によっちゃ、スペンサーのとこで桧山を代打を送ってもいいですしね」
先生 「スペンサーはほんま使い勝手がいい」
コーチ「そうですねぇ」
先生 「5番今岡から始まる終盤はそれだけでチャンスやねん」
コーチ「5番からやのに」
先生 「ということで、オレはクラスのみんなも言うように2番スペンサー、アリやと思うねん」
コーチ「なるほどね。いやでも改めて思いますけどスペンサーはこれまでになかったタイプの外国人ですよね」
先生 「でも、強いチームを作るためには必須の存在や」
コーチ「はい!」
先生 「こんな選手、ほんまになかなかおらへんと思うで。ホームラン50本打つ選手見つけるより難しい」
コーチ「スペンサー、ほんま最高ですわ!」
先生 「スペンサー最高!!スペンサー最高!!」
コーチ「ほな、改めて」
先生 「おう」
コーチ「様々な側面から、チームに貢献し続け」
先生 「今年の快進撃の屋台骨をしっかり支えてくれているスペンサーに」
コーチ「乾杯!!」

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posted by コーチ at 21:27| Comment(2) | TrackBack(0) | □ スペンサー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

だから大丈夫なんです

先生  「嗚呼!嗚呼!雄々!雄々!」
マスター「先生は、阪神が負けた日はずっと泣いてますなぁ」
先生  「雄々!雄々!」
マスター「おぉおぉを、雄々って泣く人は初めてです」
先生  「だって、マスター悔しいやないですか。あんなに一生懸命投げてた福原が浮かばれへん」
マスター「まぁ、確かにそうなんですけど、それを言うたらこの間の中日戦、野口だって同じですわ。野口かてすごいいいピッチングしてたのに負けてもうた」
先生  「まぁ、そうですわね・・・」
マスター「でもね、今の阪神は大丈夫です」
先生  「何でですか?」
マスター「矢野が物凄い申し訳なさそうな顔してましたもん。矢野だけやなくて、福原のときに打てない自分たちを、全ての野手が自覚している感じでした。そういうチームは強いです。素直に“福原、ゴメン”って言えるチームは大丈夫です」
先生  「そうですねぇ・・・」
マスター「今の巨人、なんでボロボロか分かりますか?」
先生  「思うことはいろいろありますけど、今はようまとまりませんわ。マスターの意見きかせてもらえますか?」
マスター「みんなが同じこと考えられないんですよ」
先生  「といいますと」
マスター「福原の投げる試合で打てなくて申し訳ない、今の阪神はみんな同じことが思える」
先生  「そうですなぁ」
マスター「でも今の巨人はね」
先生  「はい」
マスター「例えば昨日の試合でね、巨人4点ビハインドの場面です。ローズがライトオーバーのヒット打ったシーンがありましたよね」
先生  「はい、ありましたありました」
マスター「完全に、ツーベースコースやったのに、ローズ余裕で一塁に止まって、ウッズと楽しそうにしゃべったんです」
先生  「はい」
マスター「全く走る気がない」
先生  「そうですね。もう、勝つ気がないってことですわね」
マスター「そうなんです。ローズ本人がそういう選手というより、ローズがそういう状態になってしまっているってところが、今の巨人を象徴していると思うんですけどね・・・まぁそれはいいです」
先生  「はい」
マスター「次の回です」
先生  「ええ」
マスター「堀内監督は、先発の工藤を諦めて、久保を出してきました」
先生  「はい」
マスター「久保って、少なくとも敗戦処理のピッチャーではないですよね」
先生  「そうですね。勝ちゲームで使いたいピッチャーですわ」
マスター「堀内監督は、まだ勝つ気でおったんですわ」
先生  「だから久保への継投を決めた」
マスター「でも、その矢先ですわ」
先生  「ローズの怠慢プレー」
マスター「チームがほんまにちぐはぐなんです。“最後まで勝とうとする”という基本的な意識さへ共有できない」
先生  「なるほど」
マスター「比べて、タイガースは大丈夫や思いませんか?」
先生  「そうですなぁ」
マスター「打てなくて福原に申し訳ない。負けて悔しい」
先生  「共有できてる感じがします」
マスター「これって、簡単なようでてとても難しいことですよね」
先生  「おっしゃるとおりや思います」
マスター「勝負ごとは、相手あってのことなんで、向こうのピッチャーがええピッチングしたらそら、なかなか打てません。こっちにミスが出ることだって当然あるでしょう。それはどこのチームやって同じことやと思います」
先生  「そら、そうですなぁ」
マスター「はな、最終的に何が勝敗を分けるかって言うと」
先生  「はい」
マスター「意識を共有できたその量と質なんだと、思うんです」
先生  「なるほど」
マスター「1点負けてる最終回、先頭の今岡が三塁線にツーベース打ちました」
先生  「はい」
マスター「次のスペンサーに何を期待しますか?」
先生  「進塁打です」
マスター「チーム全員が、“頼む、スペンサーセカンドゴロを打ってくれ”って思ってる」
先生  「はい」
マスター「そこでスペンサーがね」
先生  「はい」
マスター「自ら、送りバントを決めるんです」
先生  「あぁ、なんか泣けてきました」
マスター「意識の共有です。とても質の高い」
先生  「ベンチに帰ってきたスペンサー、抱きしめたいですもんね」
マスター「そしたら、次の矢野は」
先生  「はい」
マスター「打つでしょ?」
先生  「はい!」
マスター「そういう場面で矢野って打つでしょ?」
先生  「はい!!」
マスター「だから同点になるんです」
先生  「その通りです!」
マスター「これが“打線”や思うんですわ」
先生  「そうですなぁ」
マスター「今のタイガース、このイメージ十分湧きますやろ?」
先生  「はい、むっちゃ湧きますわ」
マスター「だから、大丈夫なんです」
先生  「そうですなぁ。なんか気持ちがほぐれましたわ」
マスター「私たちは、そのチームを信じて、心から応援するだけですわ」
先生  「そうですなぁ・・・」
マスター「そしたら改めて」
先生  「はい」
マスター「素晴らしい空気で戦い続けるタイガースが」
先生  「明日からも変わらぬ素晴らしいものであることを信じて」
マスター「乾杯!!」
先生  「それと福原」
マスター「ナイスピッチング!!」


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posted by コーチ at 10:12| Comment(5) | TrackBack(11) | □ 福原 忍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月13日

片岡篤史が向かうべき場所

先生 「あー!!強い!!もうあかん!!」
コーチ「先生、落ち着いてください」
先生 「あかんオレもう、片岡になる」
コーチ「先生、片岡に感動したから言うて、片岡になったらあきまへん」
先生 「片岡ー!!片岡ー!!片岡ー!!」
コーチ「先生、銭湯で叫ばんといて下さい。響くでしょ。ほら他の人こっちみてますやん。すんません。ほんますんません」
先生 「番台立ちてー!!」
コーチ「それ、片岡関係ないでしょ」

(風呂上り、コーヒー牛乳を飲みながら)
先生 「せやけど片岡には感動したな〜」
コーチ「本人も言うてましたけど、あんなガッツポーズ見たことないですからね」
先生 「片岡のプロ野球人生三大名場面の一つやな」
コーチ「あと二つは何です?」
先生 「一つ目はな」
コーチ「はい」
先生 「日本ハム時代に、新人やった松坂の高目の物凄いストレートを物凄い空振りしたシーンや」
コーチ「なるほど、あれは目に焼きついて離れませんなぁ。むっちゃかっこいい三振でした。ほなもう一つは?」
先生 「応援歌を変えてくださいっ、ていうお願いをした日や」
コーチ「いや、もっとほかにあるでしょ」
先生 「いやいや、あんなこと前代未聞やったやろ?」
コーチ「まぁ、そうですけど。絶対他にありますわ」
先生 「せやけどコーチな」
コーチ「はい」
先生 「オレな、正直、片岡はもう一花咲かせることなく引退してしまうんかって、ちょっと思ってたんや」
コーチ「あ、それぼくもそうですわ」
先生 「でもな、昨日のヒーローインタビュー見とってな」
コーチ「はい」
先生 「片岡の進んでいくべき道が見えた気がする」
コーチ「と、言いますと」
先生 「もうけっこう前になるけどな、オールスターや」
コーチ「はい」
先生 「カズ山本がMVPとって、お立ち台で泣いてた試合あったやろ?」
コーチ「あ、ありましたね。決勝ホームラン打ったんですよね」
先生 「あれやわ」
コーチ「確かに」
先生 「片岡にはカズ山本みたいな選手になってほしい」
コーチ「分かりますわ。今のチームにもむっちゃマッチしますしね」
先生 「せやねん。今のチームにホームランバッターは必要ないねん」
コーチ「でも、カズ山本みたいな存在がおったらより強くなる」
先生 「せやねん。カブレラよりも、カズ山本がほしいんや」
コーチ「分かりますわ」
先生 「そしたら、おったんや。アツ片岡」
コーチ「無理から、名前似せんでもええですけどね」
先生 「この間も話したけどな」
コーチ「はい」
先生 「“さすが”と“よくやった”の話
コーチ「はいはい、してましたね」
先生 「カズ山本はな、“さすが”でも“よくやった”でもないねん」
コーチ「じゃあ、なんなんですか?」
先生 「“泣かせるねぇ”や」
コーチ「泣かせるねぇカズ山本。あ、しっくりきますわ」
先生 「泣かせるねぇアツ片岡」
コーチ「いい感じです」
先生 「ゲームの終盤に、泣かせる左の代打がおるチーム」
コーチ「ほんま今の阪神、試合ごとに強なっていきますね」
先生 「2対3、9回表、1点負けてんねん。ピッチャー小林雅や」
コーチ「あ、日本シリーズですか?ロッテが出てきてるんですね」
先生 「せや。3勝3敗。勝ったほうが日本一や」
コーチ「緊迫の場面ですわ」
先生 「あと一人で、また日本一になられへん。そこで7番矢野が三遊間をぬくヒットや」
コーチ「さすが、矢野ですね」
先生 「ほんでつづいて藤本が、初球を詰まりながらもセンター前やねん」
コーチ「よくやった、藤本!」
先生 「ツーアウト1塁2塁。バッターは9番藤川」
コーチ「はい」
先生 「岡田監督がベンチから出てくるわ」
コーチ「はい!」
先生 「マリンスタジアムが静まり返るわ」
コーチ「はい、みんな待ってるんですね!」
先生 「せや、あの名前がコールされるのを待ってるねん!」
コーチ「はい!」
先生 「阪神タイガース、選手の交代をお知らせします。バッター、藤川に代わりまして、アツ片岡〜ピンチヒッターアツ片岡〜、背番号8」
コーチ「たまりませんなぁ!」
先生 「もう、泣かせるやろ?アツが出てきただけで、泣いてまうやろ?」
コーチ「アツって呼んでるの、先生だけですけどね」
先生 「泣いてまうんや。もう、それだけで十分なんや」
コーチ「で、試合はどうなりますの?」
先生 「カウントはツースリーや」
コーチ「はい」
先生 「小林雅、アツの膝元に渾身のスライダー」
コーチ「やばい!」
先生 「右中間まっぷたつや!!」
コーチ「大逆転ですやん!!」
先生 「4対3、アツの逆転タイムリーで1点リードや」
コーチ「さぁ、9回裏」
先生 「9回裏は久保田や!久保田ニコニコしてるねん」
コーチ「かわいいですなぁ・・・」
先生 「でもな!」
コーチ「はい!」
先生 「久保田、胴上げ投手やねん!」
コーチ「もう、あきませんわ。ぼく、泣けてきました」
先生 「ほんで、ベンチから全力で走ってきたアツ片岡を見つけてな」
コーチ「はい」
先生 「矢野が抱きつきにいくんや!」
コーチ「あぁぁ!!」

先生 「秋が待ち遠しいなぁ」
コーチ「ほんまに」
先生 「これが現実になったらええなぁ」
コーチ「でも可能性は、むっちゃ高いです。登録名がアツ片岡にはならないでしょうけど」
先生 「せやけど、昨日はほんまに片岡ありがとうやな!感動をありがとう!」
コーチ「そしたら、改めて、“さすが”でも“よくやった”でもない」
先生 「“泣かせるねぇ”アツ片岡に」
コーチ「乾杯!!」


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posted by コーチ at 07:40| Comment(13) | TrackBack(25) | □ 片岡 篤史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月12日

日本人メジャーリガーみんな凄い!

コーチ 「先生」
先生  「なんや?」
コーチ 「今年、メジャーに行った井口って向こうのチームで何て呼ばれてるか知ってます?」
先生  「“藍ちゃん”ちゃうか?」
コーチ 「違います」
先生  「似てるやろ?宮里藍」
コーチ 「似てるけど、違います。だいたい、アメリカの野球選手が宮里藍のこと知らないでしょ」
先生  「まぁ、せやわな。井口がホームラン打って、ナイスバッティング藍ちゃん!っていう気持ちにはならへんもんな」
コーチ 「そういうことです」
先生  「ほな、井口は何て呼ばれてるねん?」
コーチ 「それがね」
先生  「おう」
コーチ 「“タッド”なんですって、タダヒトやから」
先生  「そ、そうか」
コーチ 「なんか違うでしょ?タッドって何か違うでしょ?」
先生  「ちゃうなぁ・・・」
コーチ 「先生もし、“ヘイ!タッド!カムヒア!”って呼ばれたらどないします?」
先生  「たぶん、落ち込む」
コーチ 「でしょ。で、落ち込んでたら追い討ちですわ」
先生  「なんや?」
コーチ 「ヘイ!タッド!いったいどうしたんだい!?体の調子でも悪いのかい!?」
先生  「いや、大丈夫だ」
コーチ 「何言ってるんだ!顔色が悪いぜ!」
先生  「大丈夫だ、気にしないでくれ」
コーチ 「ほっとけるかよ!チームメイトだろ!おい、誰か!タッドに温かいスープ、それに毛布を!」
先生  「ほっといてくれって、言ってんだろ!あぁそうさ!オレはタッドさ!田舎町に育った、できそこないのタッドさ!そうやってみんなオレをバカにする。ジェニファーだってそうさ!あんたは田舎の匂いがするわ!田舎の人間は選挙だけ楽しみにしとけ!って、いったい何さ!もういいんだもういいんだ・・・」

コーチ 「先生・・・?」
先生  「そうさ、オレなんて、タッドさ・・・」
コーチ 「先生、寸劇に入り込みすぎです」
先生  「なぁ、コーチ」
コーチ 「は、はい」
先生  「井口は大変やなぁ。毎日こんな思いをしてんのか?」
コーチ 「いや、そんなことはないと思いますけど。まぁ、文化の違う土地で生活するっていうのはそれだけで大変なことですわね」
先生  「せやなぁ。さらにアメリカって国は、けっこう無頓着に自国の文化を共有しようとするフシがありそうやもんな」
コーチ 「そうですねぇ」
先生  「まぁ、だから日本からアメリカ行って、一年目からレギュラーで活躍してる井口はほんまに凄いってことやな」
コーチ 「イチローや松井も」
先生  「田口だって試合出てるしなぁ」
コーチ 「試合出てるだけで凄いですからね」
先生  「もうみんな凄い!」
コーチ 「そしたら改めて、異文化の中で戦う日本人選手たちに」
先生  「特に、不本意であろうニックネームをつけられている中、頑張っている井口に」
コーチ 「乾杯!!」




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posted by コーチ at 15:17| Comment(0) | TrackBack(1) | ■ メジャーリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月11日

脇役スペンサーの際限なき貢献度

先生 「あぁ!!阪神強い!!もう、狂う!!」
コーチ「先生、さすがにひきます」
先生 「なんでやねん。こんなに強かったらおかしくなりそうになって当然やろ」
コーチ「いや、だからといって、スペンサーの下敷き抱きしめるのはやめてください。気持ち悪いです」
先生 「ええやないか、嬉しいときは思いっきり喜んだらええんや」
コーチ「・・・」
先生 「矢野かてそうやって喜ぶやろ?」
コーチ「喜び方に問題があるんです」
先生 「ザザザー!アニキの盗塁!」
コーチ「やめて下さい。コンビニで盗塁すんのは」
先生 「ウイリアムスのスライダー」
コーチ「中学生やないんですから」
先生 「ヤマザキの高級あんぱん」
コーチ「買うんですか?」

(コンビニの前 あんぱんとコーヒー牛乳の先生)
先生 「せやけどコーチな、スペンサーはほんまにええなぁ」
コーチ「昨日も大活躍でしたもんね」
先生 「しかもな、ちゃんと“脇役外国人”の存在感を保ったままの大活躍や」
コーチ「こだわりますねぇ」
先生 「そらそうや、スペンサーが脇役であるところが阪神の強いところやからな」
コーチ「まぁ、この間もその話してましたね」
先生 「でな、今日はその続きやねんけど」
コーチ「はい」
先生 「オレ、脇役と主役の見分け方を考えてたんやけどな」
コーチ「また、妙なこと考えますねぇ」
先生 「大事なことなんや」
コーチ「はい」
先生 「丘の上の木の下で考えたんや」
コーチ「カントみたいですね」
先生 「やろ」
コーチ「で、脇役と主役の見分け方ってなんですの?」
先生 「名前の前につく修飾語がな」
コーチ「はい」
先生 「“さすが”やったら主役や」
コーチ「と、言いますと?」
先生 「金本がヒーローの試合はな」
コーチ「はい」
先生 「さすがアニキ!ってなるやろ?」
コーチ「まぁ、そうですね」
先生 「じゃあ今岡が主役の試合はどや?」
コーチ「さすが今岡・・・ですよね?」
先生 「せや。ほなな」
コーチ「はい」
先生 「スペンサーがサヨナラホームラン打ったとして、その試合はどや?」
コーチ「さすが、スペンサー・・・にはなりませんねぇ」
先生 「せやねん。スペンサーはもう“さすが”にはなりえへん」
コーチ「さすがスペンサーって、響きちょっとオモロイですもんね」
先生 「せやろ」
コーチ「そういうキャラクターで定着してるってことなんですね」
先生 「ひとまず分類しとくとな、さすが系は赤星、金本、今岡、矢野、藤川、ウイリアムス、あとレギュラーじゃないけど浜中もそうやな。シーツと鳥谷は微妙なとこや」
コーチ「なるほど、よう分かりますわ。井川はどうなんですか?」
先生 「井川はな、“さすが”に準ずる言葉の“やっぱり”が一番しっくりくると思う」
コーチ「やっぱり井川、あ、なるほどなぁ」
先生 「あとの福原と安藤あたりも“さすが”候補やな」
コーチ「なるほど、ほな問題のスペンサーはどうなんですか?」
先生 「スペンサーはやな」
コーチ「はい」
先生 「よくやったスペンサー、や」
コーチ「あ、そうですね」
先生 「あと、藤本と久保田も“よくやった”に分類されると思う」
コーチ「確かに確かに」
先生 「もしくは、エライ!や。久保田エライ!」
コーチ「分かります分かります」
先生 「でな、チームを構成する上でこの“さすが”と“よくやった”のバランスがうまく取れてるチームは強いと思うねん」
コーチ「ほう」
先生 「そういう意味で、スペンサーが“よくやった”に定着していることは非常に意味がある」
コーチ「なるほど。でもまだちょっとイメージ沸きにくいんで、もう少し詳しく言うてもらえますやろか?」
先生 「例えば、今の巨人は“さすが”ばっかりやねん」
コーチ「さすが清水、さすが仁志、さすが清原、さすがローズ、さすが小久保、さすが由伸、さすが阿部、さすが二岡、さすが上原・・・ほんまや」
先生 「1番から9番まで全部“さすが”のチームはやっぱしんどいで」
コーチ「はぁ」
先生 「やっぱり堀内、って悪い意味で“やっぱり”やからな」
コーチ「ほな、何で“さすが”と“よくやった”が混ざってる方がええんですかね?」
先生 「そんなもん、簡単や」
コーチ「はい」
先生 「その方が盛り上がるからや」
コーチ「盛り上がるから、ですか?」
先生 「せや。チームの勢いとかはバカにできひん、勝敗の決定要素や」
コーチ「まぁ、そうですね」
先生 「昨日でもそうやろ。アニキの盗塁は、さすがアニキやねん。で、その後のタイムリーはよくやったスペンサーや。“さすが”と“よくやった”のお共同作業で得点しとるわけ」
コーチ「はい」
先生 「ベンチの雰囲気むっちゃよかったやろ?」
コーチ「そうですね」
先生 「これがな、スペンサーのとこがウッズやってみ。おんなじ一点でも一点とったことでつく勢いが違うねや。“よくやった”の選手が絡むと、なんかすごい楽しくて嬉しい一点になるねん」
コーチ「よう分かりますわ」
先生 「たまに、藤本がホームラン打ったりするやろ」
コーチ「はい」
先生 「そのときの金本とか矢野の顔、分かるやろ?」
コーチ「すごい嬉しそうですもんね」
先生 「巨人にはない雰囲気や」
コーチ「確かに」
先生 「ほんで、昨日なんかはスペンサーは3回も“よくやった”思わせてるからな」
コーチ「タイムリーと、ファインプレーと進塁打ですよね」
先生 「その通りや。その一つ一つのプレーで加速する勢いってもの凄いやろ?」
コーチ「スペンサーあのライトフライ取ったとき、これで勝つ思いましたもんね」
先生 「で、“さすが”揃いの投手陣の中で」
コーチ「よくやった久保田」
先生 「最後に久保田が出てくるだけで、勢いが増すんや」
コーチ「磐石ですな」
先生 「せやねん。見事な方程式やねん」
コーチ「なるほど」
先生 「でな、このちょうどええくらいの“よくやった”を見つけるのはほんまに難しいと思うねん」
コーチ「打ちすぎてもあかんし、打たなさすぎてもあかん」
先生 「さらに人柄もあるしな」
コーチ「はい」
先生 「その中で、スペンサー、藤本、久保田って見事なまでに“よくやった”の選手やねんな」
コーチ「その通りや思います」
先生 「その一翼を、外国人が担ってくれるのは本当にでかい」
コーチ「ほんまですな」
先生 「スペンサーは、ほんまは物凄い貢献度なんやと思うんや」
コーチ「数字に表れない部分ですよね」
先生 「せや。だからスペンサーにはずっと脇役でおってもらいたい」
コーチ「なるほど。そしたら改めて、2005年阪神の名脇役スペンサーに」
先生 「心の底から」
コーチ「よくやった!!」
先生 「そして、乾杯!!」


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posted by コーチ at 14:05| Comment(9) | TrackBack(6) | □ スペンサー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月10日

コーチの娘:6歳の日記 題名:すぺんさーのおにいちゃん

せんせえあのね、きょうはおとおさんと、はんしんたい中にちにしあいを見たよ。はんしん、かちました。とても、うれしかたです。かねもとせんしゅのとおるいがとてもかこよかたよ。あにきがとおるいしから、すぺんさーのだきゅうがたいむりになたんや、て、おとおさんがゆうてました。わたしはよくわからなかたけどかねもとせんしゅがすきだなあ、と思いました。

いまおかせんしゅのへっどスライデングもとてもかこよかたです。

あんどうがこうたいなったときに、くぼコーチが、よくなげたな、いうてあんどうのかたをたたいていたところもよかたです。

ウイリアムスがぜんぶ三しんとらはったところもかこよかたです。ウイリアムスかこいいから、オストラリアにいってみたいゆうたら、おとうさんに、アホ、オストラリアはウイリアムスいがいはみんなカンガルーやねんぞ、とゆわれました。うそや、と思いました。

でもわたしがいちばんここええなぁと思ったのは、すぺんさーです。なんでかとゆうと、かいせつのいちえだしゅうへいと、ささききょうすけに、けっこうぼろくそゆわれてたのに、いっしょうけんめい、がんばてるよおに思ったかです。せかんどごろでランナをすすめたばめんはむちゃかっこいいと思いました。おとうさんも、せんせいもマスターもセカンドゴロやのに、だきあってよろこんではりました。なんか、すぺんさーはむすこみたいや、なんか、むっちゃかわいいって、おとうさんがいわはるので、わたしはアメリカ人のおにいちゃんができたみたいでとてもうれしい気持ちになりました。

でもわたしは、ほんまは、ニュースのやましたくんがいちばんすきです。
あしたもべんきょうとあそびをがんばりたいと思います。

今からはおとうさんと、先生と、マスターとでかんぱいです。
はよこいいわれてるので、いきます。

「待って、わたしもかんぱいするー!!」

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posted by コーチ at 21:50| Comment(4) | TrackBack(13) | □ スペンサー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

立浪が凄い理由

コーチ 「負けてまいましたねぇ、阪神・・・5連勝でストップかぁ・・・」
先生  「サヨナラホームランかなりショックやった・・・」
コーチ 「テレビの中継終わってもうてね」
先生  「ヤフーの一球一球更新してくれるページで更新ボタン押しまくってみてたもんな」
コーチ 「まだか、まだか・・・言うて」
先生  「そしたら、いきなり終わったもんな」
コーチ 「はい、いきなりでした」

マスター「どうしたんですか?そんなに落ち込んで」
先生  「マスター!」
マスター「いやいや、そない胸に飛び込んでこられても・・・人に見られたら誤解されます」
先生  「悔しいです。ぼく、悔しいんですわ」
マスター「まぁ、確かにその気持ち、なんとなく分かります。今日のゲームはシーズン中の1ゲームっていう位置づけではなかったですもんね。今日勝ったら、何かまだ思ってはいけないと思っていたことが、凄く現実味を帯びてくるっていうような、そういう試合でしたから」
先生  「そうなんです、そうなんです」
マスター「だからと言って、私の胸で泣かんといて下さい」
先生  「すんません、ほんま、すんません」

(先生を胸に抱きながら、マスター、コーチに話かける)
マスター「でも、打たれたんが立浪っていうのは、なんかまだスッキリするっていうのありま
すね、私は」
コーチ 「あ、なんとなく分かりますわそれ」
マスター「立浪って、立浪やったらしかたないか、って気になるんですよ」
コーチ 「そうですよね。何でなんでしょうか?」
マスター「単純に、類を見ない物凄い選手やからやないでしょうか?」
コーチ 「類を見ないってそれは言いすぎちゃいますやろか?」
マスター「いやいや立浪みたいな選手で、立浪をこえる選手はもう出てこないんじゃないでしょうか?」
コーチ 「そんなに凄いですか、立浪は?」
マスター「凄いと思います」
コーチ 「何ででしょ?」
マスター「やっぱり、高卒1年目でレギュラー取って、それからずっとレギュラーですから。これだけでも現役の選手で他にいないんじゃないでしょうか?」
コーチ 「あ、ほんまですね。清原はここ数年レギュラーじゃなかったですからね」
マスター「松井秀喜も立浪ほどの安定感はなかったですね」
コーチ 「で、清原、松井って名前出しちゃうとあとは、松坂くらいですか?」
マスター「そうなると思います」
コーチ 「城島でも1年目からじゃないですしね」
マスター「さらに、1年目から活躍できるタイプじゃなかったと思うんですよ」
コーチ 「体も小さいですしね」
マスター「もちろん、それもあるんですけど、メンタリティがねヤンチャじゃなさそうでしょ」
コーチ 「どういうことです?」
マスター「何かね、若いうちからイキナリ活躍できやすい選手って、なんかしらヤンチャな感じを持ってる人が多いと思うんです」
コーチ 「あぁ、清原なんてまさしくそうですね」
マスター「1年目から活躍してたわけじゃないけど、中村ノリとか」
コーチ 「松坂も」
マスター「ダルビッシュもね」
コーチ 「問題起こしてますなぁ」
マスター「サッカーなんかもっと分かりやすいですけど、ヴェルディの森本くんとか」
コーチ 「スペイン行った大久保とか」
マスター「ちょっと前やと城彰二とかね」
コーチ 「中田ヒデも一癖ありますしね」
マスター「でね、今名前挙がった選手が、もし同級生で同じクラスやったらって想像してほしいんですけどね」
コーチ 「大変そうですなぁ・・・運動会の種目決めるだけで喧嘩になりそうですね」
マスター「でしょ。清原の番長グループは尾崎豊とか長渕が好きなんですけど、大久保のグループとかはメンズエッグ読んだりしててヒップホップとか聴いてるんです」
コーチ 「で、中田ヒデは窓際で本読んでる」
マスター「まぁ、飽くまでイメージですけど」
コーチ 「イメージ沸きますなぁ」
マスター「そこで立浪なんですわ」
コーチ 「はい」
マスター「立浪って、そのクラスの中でね」
コーチ 「ええ」
マスター「委員長できるでしょ」
コーチ 「ほんまですなぁ!あぁ、なんか凄いです」
マスター「でしょ。立浪って、高卒1年目から活躍するタイプやないんですよ」
コーチ 「しかも、ずっとレギュラーですからね」
マスター「類を見ません」
コーチ 「なんか尊敬しますわ、立浪」
マスター「でまぁ、ヤンチャは長きにわたって活躍しにくいと思うんですわ」
コーチ 「清原、そうですわね・・・」
マスター「だから、松坂とかダルビッシュとか、活躍を続けれるかちょっと心配なとこもあるんですけどね」
コーチ 「そうですねぇ」
マスター「でもすばらしいピッチャーやし頑張ってほしい」
コーチ 「その通りや思います」
マスター「あと、ストイック系は成功を続けるんですけどね」
コーチ 「中田とかイチローとかってことですね」
マスター「そうですそうです」
コーチ 「城島もそうかな」
マスター「ただね、その人たちかっこいいんですけど、個人的に私、物凄く応援したい、っていう気持ちにはならない」
コーチ 「あ、そうですね。好きは好きなんですけど」
マスター「立浪と、あとヤンキースの松井」
コーチ 「応援してしまいますなぁ」
マスター「だから今日のサヨナラホームランは、何か、立浪さすがやなぁ、って気分なんですわ」
コーチ 「なるほどなるほど」

先生  「わかりました」
コーチ 「先生、やっと泣きやみましたか」
先生  「うるさい。目にゴミが入ってただけや」
コーチ 「先生、言い訳が古すぎますわ」
マスター「しかも、どんだけ大きなゴミなんですか」
先生  「マスターまで。ひどいですわ」
マスター「まぁまぁ、今日は、ベテラン立浪に敬意を表するという形で」
コーチ 「そうですね。今だ類を見ない息の長い名内野手に」

先生  「乾杯!!」


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posted by コーチ at 01:08| Comment(13) | TrackBack(39) | ■ 中日ドラゴンズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月09日

スペンサーの本当の価値

先生  「何でや?何で、阪神こんなに強いんや?」
コーチ 「山本マサの試合で勝ちましたからねぇ」
先生  「ほんまに強い」
コーチ 「何でなんでしょ?ほんま」
先生  「まぁ、ええとこはいろいろいっぱいあるんやろけどな、オレ、忘れたらあかんことが一つあると思うねん」
コーチ 「何ですか?」
先生  「シーツとスペンサーや」
コーチ 「昨日もええとこで打ちましたもんねスペンサー」
先生  「でもスペンサーは、打たへん日もけっこうある」
コーチ 「じゃあ何でいいんですか?」
先生  「ここ何年かの野球の傾向やねんけどな」
コーチ 「はい」
先生  「外国人選手って“助っ人”じゃないチームの方が強いねん」
コーチ 「どういうことです?」
先生  「打線を見渡したときに突出してない方がええみたいなんや」
コーチ 「例えば?」
先生  「おととし阪神が優勝した時のアリアスがまさにそうやろ」
コーチ 「あ、そうですね」
先生  「去年の中日のアレックスもせやねん」
コーチ 「ソフトバンク(去年はダイエー)のバルデスとか2番打ったりしてましたもんね」
先生  「せやねん」
コーチ 「でも、カブレラは昔で言うところの“助っ人”ですわね」
先生  「ただ日本一になった去年は、突出してたっていう感じじゃないねんな。1番から9番を見渡して、いいバランスで4番カブレラやった」
コーチ 「今年のソフトバンクもそうですもんね」
先生  「城島松中がおって、ズレータや」
コーチ 「ロッテのフランコとかベニーとかもイメージ近いですね」
先生  「そこで、スペンサーや」
コーチ 「はい」
先生  「今の阪神な、敢えて攻撃の軸を3人選べ言われたら誰や思う?」
コーチ 「そうですねぇ。金本、今岡、で、赤星ですかね?」
先生  「もしくは矢野や、思うねん」
コーチ 「そうですねぇ」
先生  「でな、もしここにウッズが入って余計強くなるか?って問題やねん」
コーチ 「あぁ、確かになんかやばそうな気しますね」
先生  「せやろ。ウッズおったら、金本が3番になってシーツ出られへん。3番金本、4番ウッズ、5番今岡。なんかやばい感じがするねん」
コーチ 「ホームランの数とか、チーム打率は上がるけど、結局勝たれへんっていう・・・」
先生  「近年の巨人がまさにそうや」
コーチ 「その通り」
先生  「まだ結果が出たわけやないけども、今年の中日はウッズが加入したことでバランス崩したってのもあるかも知れへん」
コーチ 「井端、福留、立浪、そしてアレックス」
先生  「それが一番強かったんや、たぶん」
コーチ 「そう考えると、6番スペンサーっていうのは最高ってことなんですね」
先生  「優勝するための必須条件、脇役外国人。スペンサー様様や」
コーチ 「ぼくは個人的に桧山も好きなんで、複雑ですけどね・・・」
先生  「そら、桧山が調子出てきたら桧山で問題ないねん」
コーチ 「はい」
先生  「で、その時に、スペンサーはベンチやろ?」
コーチ 「そうなりますわね」
先生  「スペンサーはそれでも大丈夫やねん」
コーチ 「もうちょっと詳しく言うてもらえるとありがたいんですけど」
先生  「外国人選手ってベンチに下げるとチームのバランスがおかしなったりすると思うんや。やっぱり“助っ人”的なイメージが払拭しきれてへんからなんやろうけど、外国人選手に代打出すとことか、まだ少ないやろ?」
コーチ 「言われてみたら、そうですね」
先生  「言うたら、攻撃面の軸でなければあかんはずの選手っていう位置づけやねん。外国人やいうだけで」
コーチ 「なるほど」
先生  「そういう感覚でおると、外国人がベンチにおるっていう姿はチームのあるべき本来の姿ではないって感じになってまう」
コーチ 「はいはい」
先生  「例えばな、松浦亜弥ちゃんがモーニング娘に入ることになったとするやろ?」
コーチ 「はい」
先生  「そしたらあややはやっぱり、最前列のセンターにおらなあかんって思うわな」
コーチ 「そら、格から考えてそれが自然ですわね」
先生  「でも、思ってたほど、モー娘のあややは人気が出えへんねん。モー娘自体も一時期の勢いを取り戻すことはできひん」
コーチ 「困りましたな」
先生  「その時にや」
コーチ 「はい」
先生  「あややを後列の左端に降格さすのは、不自然やねん」
コーチ 「それやったら、あややおらんでいいですもんね」
先生  「せやねん」
コーチ 「なんかイメージ沸きますわ」
先生  「それはやっぱ“助っ人”やったからなんや」
コーチ 「なるほど」
先生  「でもスペンサーは後列の左端でいけるねん」
コーチ 「よう分かります」
先生  「なんでなんかようわからへん。本人がそういうメンタリティなんかなぁってなんとなく思ってんねんけど、スペンサーはスペンサーのとこで、代打桧山はもちろんアリやし、同じ右バッターの浜中もありや。なんやったら浅井を代打に出しても違和感ない。やけどスタメンで使える。そしてベンチスタートも大丈夫」
コーチ 「物凄いユーティリティプレイヤーですなぁ」
先生  「秀太とかのどこのポジションでもできます。代打も代走もいけますっていうユーティリティぶりはけっこう昔からあったけどな」
コーチ 「阪神で言うと山脇とかね」
先生  「懐かしなぁ。まぁ、せやねん。けど、スペンサーのユーティリティぶりっていうのは、脇役外国人が重宝されだした最近においてもちょっと類を見ない新種のもんやと思うねん」
コーチ 「でも、そういう選手のおるチームは強い」
先生  「せや。6番ライト。ネックのようでて、案外そこに強さの秘密があるかも知れへんで」
コーチ 「スペンサー。なんか、優しそうですしね」
先生  「植物とか大事にしそうやしな」
コーチ 「いやでも、そう考えたらつくづく、今年の初めにウッズこなくてよかった思いますわ」
先生  「シーツもスペンサーも大当たりや」
コーチ 「ほな、改めて、新種のユティリティプレイヤースペンサーと」
先生  「意表をついたセーフティバントが最近読まれ始めた、おちゃめなシーツに」
コーチ 「乾杯!!」

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posted by コーチ at 11:11| Comment(6) | TrackBack(25) | □ スペンサー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月08日

テロの人、矢野を見てくれ!

先生 「せやけど、ほんま何であんなことすんのかいな?オレには理解できひん。ほんま憂鬱や。なんかしんどい」
コーチ「ロンドンのテロの話ですわね。分かります」
先生 「ほんまに、何であんなことすんねやろか?」
コーチ「ぼくら日本人には分からん世界なんと違いますやろか?」
先生 「なぁ、コーチ」
コーチ「はい、何です?」
先生 「オレはそれは違うって思ってるんや。日本人やからとか、日本人ちゃうからとか、ほんまはそんなこと関係ないんやって思ってるねん。だってな・・・」
コーチ「はい」
先生 「おんなじ人間やないか」
コーチ「確かに、その通りです」
先生 「何で、自分らの思想のためにやで、よう分からんけども、自分らのために、何の関係もない人たちを殺せるんや?」
コーチ「ほんま、そうです」
先生 「オレ、思ってんけどな」
コーチ「はい」
先生 「オレなごっつい矢野のファンなんや」
コーチ「知ってます」
先生 「ゲームセット直後のな、矢野のガッツポーズ、それとピッチャーに駆け寄るときの表情、オレごっつい好きやねん」
コーチ「分かります分かります。ほんま、ええ顔してますもんね」
先生 「あの顔はな、自分に課せられた仕事を納得いく形で成し遂げた男のみが見せる、充実と安堵の表情やと思うんや」
コーチ「ほんま、その通りですわね」
先生 「なぁコーチ」
コーチ「はい」
先生 「その時の矢野の顔、思い出してみ?」
コーチ「あの顔・・・ですよね」





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先生 「ほんま、ええ顔やろ」
コーチ「ぼくもそない思います」
先生 「オレな、テロを起こした人たちにこの顔を見てほしい」
コーチ「そうですね・・・」
先生 「おんなじなんや。課せされた仕事をやり遂げることに関しては同じなんや。でも絶対違うんわな」
コーチ「はい」
先生 「仕事を終えた後の表情や」
コーチ「テロを起こして、こんな顔にはなりませんよね」
先生 「絶対何か感じると思うんや。こっちがほんまやって。人としてこの表情になれるようにやる仕事がほんまやって」
コーチ「人間の“本当”がぎっしり詰まった表情ですからね」
先生 「人種や宗教なんて関係ない。人間のもっと根元になる部分に届く何かを矢野は放出してるんや」
コーチ「この顔見てたら・・・」
先生 「絶対、人殺そうなんて思わへん」
コーチ「自分のやろうとしていたことが違うやないかって、そう思いそうな気しますね」
先生 「オレは矢野の表情から溢れ出る“ほんまのこと”を信じて生きていきたい」
コーチ「ほんま、それしか、ないですわ」
先生 「だから、今日は、世界平和と・・・」
コーチ「犠牲者の方々へ追悼の意を込めて・・・」
先生 「黙祷!」


(目を閉じた瞼の裏 先生とコーチが見ていたもの。それこそが平和だったと思う)




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posted by コーチ at 08:41| Comment(0) | TrackBack(8) | □ 矢野 輝弘 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月07日

抑え投手の概念を覆した久保田智之のかわいさ

マスター「せやけど、久保田はかわいいですね」
先生  「ほんまに、今日見て改めて思いましたけど、ぼくもかわいくてしかたないですわ」
マスター「ヒーローインタビューも本当にかわいかった」
先生  「やっと三者凡退で抑えれました」
マスター「かわいいですね〜」
先生  「えぇ、ほんまにかわいいです」
マスター「なんかね、今日なんて三者三振じゃないですか。だから、大人の男同士ならねナイスピッチング!って言って、握手もとめるなり、ハイタッチするなり、ふつうそういう気分になると思うんです」
先生  「はい」
マスター「でもね、久保田ってこう、頭をヨシヨシしてあげたくなるっていうかね。ほんとに、おまえはかわいいな!よく頑張ったな!ってそういう気分にさせられる」
先生  「ディズニー映画見てる感じですよね」
マスター「あぁ、分かるなぁその感じ」
先生  「“久保田の大冒険”とかちょっと見てみたいですもん」
マスター「夢と冒険、ファンタジーですよね」
先生  「で、そう考えるとね」
マスター「抑え投手って、久保田みたいなタイプいないですよね」
先生  「かつての佐々木だとか、高津、西武の豊田、ロッテの小林、昔でいうと江夏とか・・・」
マスター「みんなかわいくない」
先生  「当たり前ですけどね」
マスター「かわいくないことは、抑え投手の資質のうちの一つやったんでしょうね」
先生  「でも久保田は抑えるし、しかもかわいい」
マスター「なんか得ですよね」
先生  「いやいや、久保田の顔、思い出すだけで顔がほころんでまいますわ」
マスター「・野とか金本とかが久保田を見るときの顔とかもいいですしね」
先生  「ほんまにかわいい弟見る顔で見てる」
マスター「久保田が投げるとき、甲子園には愛が溢れてます」
先生  「だから、今日みたいな、しっかり勝ちました、ていうような試合でジーンとなってしまうんでしょうね」
マスター「夢と冒険の久保田」
先生  「では、改めて久保田のかわいさと」
マスター「ナイスピッチングに」
先生  「乾杯!!」

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posted by コーチ at 21:50| Comment(3) | TrackBack(23) | □ 久保田 智之 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

それが福原忍

コーチ 「せやけど昨日の阪神は、ええ試合でしたなぁ」
先生  「せやなぁ。ヤクルトの方も“古田さんの分まで”みたいな気持ちがよう出て見てて気持ちのええ試合やった」
コーチ 「福原も川島もええピッチングでしたわ」
先生  「せやな、昨日は2点しか取れへんかったけど、チャンスで打てへんかったというよりも、川島がよう抑えたって感じやったからな」
コーチ 「ええ試合でしたわ」
先生  「ところでなオレふと思ったんやけどな」
コーチ 「何です?また初芝のことですか?」
先生  「ちゃうがな、オレかてそない初芝のことばっかり考えてへんで。ちゃんと初芝以外のことも考えとる」
コーチ 「ほな、今日は何ですか」
先生  「オレな、寝る前にな、福原の髪型ってどんな髪型やったかな?って思って寝られへんかったんや」
コーチ 「それ他のとこで言ったらダメですよ。友達、失いますよ」
先生  「何でやねん。思い出そうと思ってることが、なかなか思い出されへんねんで、寝られへんくなるやろが」
コーチ 「思い出そうとしてる内容に問題があるんです。髪型て」
先生  「せやけどおまえ、福原の髪型どんなんか思い出せるか?」
コーチ 「そない言われたら、困りますなぁ」
先生  「せやろ、オレあんなに福原のこと見てるのにやで、福原の帽子とったとこイメージできひんねや」
コーチ 「確かに、それは僕もそうですわ」
先生  「井川の髪型はよう知ってんねや」
コーチ 「貴乃花の髪型と同じ意味合いで有名ですからね」
先生  「せやけど、井川と同じくらいの回数見てるはずの福原の髪型を思い出されへん」
コーチ 「はい」
先生  「それで、オレ調べてみたんや」
コーチ 「髪型をですか?」
先生  「せや」
コーチ 「・・・・・・」
先生  「これなんやけど(カバンからスポーツ新聞の切り抜きを出す)」


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先生  「微妙やろ」
コーチ 「なんか、困ってしまいます」
先生  「オレらな、思い出されへんかったことの答えを目の前にしてるんや」
コーチ 「はい」
先生  「でも、なんや、この微妙な思いは!モヤモヤした憤りは!」
コーチ 「せ、先生?」
先生  「微妙な髪型や!」
コーチ 「先生、立ち上がらんといて下さい。人が見てます」
先生  「なんや、オレが福原の髪型を思い出されへんかった理由はあれか?オレの中の潜在意識が無意識のうちに、福原の髪型を“微妙すぎる”とみなし、反射的に記憶から削除していたってことなんか!!」
コーチ 「先生、それは違います」
先生  「福原ー!!」
コーチ 「先生」
先生  「すまん、分かってるんや。答えを前にして、あまりにどうしてええのんか分からんようになってもうて・・・」
コーチ 「僕、先生のそういうとこ好きです」
先生  「ありがとう、そない言ってくれるのはコーチだけや」
コーチ 「違います。あの人かてそうです」
先生  「マスター!」

マスター「話は伺ってましたよ」
先生  「熱なってもうて、恥ずかしいですわ」
マスター「いやいや、なんか私が見てるには先生と福原のピッチングはどことなし似てますなぁ」
先生  「ぼくと福原が?どういうことです?」
マスター「なんかね、気持ちええくらいにまっすぐなんですわ。先生も福原が投げてるとこ見て思うときないですか?そない一生懸命に投げんでもええないかって。もっと力抜いて投げたらええやないかって」
先生  「ありますあります。というより、いつもそうですわ」
マスター「でも、先生、それが福原なんですよね。不器用で融通の利かないところ」
先生  「はい」
マスター「先生そっくりです。で、私なんかは先生のそういうところがとても好きで付き合ってる感じなんです」
先生  「マスター・・・」
マスター「福原の髪型もそうなんじゃないんですかね?きっと一生懸命なんですよ。一生懸命すぎて、結果的によく分からない感じになってしまった」
先生  「それが福原ですわ」
マスター「先頭打者にフォアボール、次の打者が送りバントでピッチャーエラー」
先生  「ノーアウト一塁二塁です」
マスター「ワイルドピッチで二塁三塁」
先生  「福原です」
マスター「しかしここから三振、三振」
先生  「ツーアウト二塁三塁」
マスター「このまま切り抜けるかと思ったらフォアボールで満塁」
先生  「はい」
マスター「でも、結局最後は今岡のとこにサードゴロで無失点です」
先生  「マスター・・・それが、ぼくですか・・・」
マスター「福原の髪型ってなんかこんな感じちゃいますか?」
先生  「あ、髪型の話ですか」
マスター「いやいや、私はそんな福原も先生も大好きなんですよ」
先生  「ありがとうございます!」
マスター「そしたら、改めて、真っ直ぐすぎて融通の利かない先生と」
先生  「福原のナイスピッチングに」
マスター「乾杯!!」

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posted by コーチ at 09:32| Comment(5) | TrackBack(23) | □ 福原 忍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月06日

松井秀喜と父性

先生  「っていうような初芝的なるものに対する愛という話をね、昨日コーチとしとったんですわ」
マスター「いいですねぇ。私も思いますもん」
先生  「何をです?」
マスター「初芝的なるもの、って平和の象徴やないですか?」
先生  「平和・・・ですか?」
マスター「そうです。夏の高校野球のガイドブックでね、必ず出場選手にアンケート取ったりするじゃないですか?」
先生  「はい、ありますねぇ」
マスター「で、そこに目標の選手っていう項目あるでしょ?」
先生  「はい」
マスター「その目標にしてる選手がみんな初芝なんです」
先生  「あ、なんかそのチーム好きですね」
マスター「みんな本気で初芝を目標にしてるんです」
先生  「ブラジルからの留学生なんかは目標の選手、kiyoshi hatsushiba とか書いてたりね」
マスター「国際平和ですよ」
先生  「素晴らしいですね〜」
マスター「でね、私思うんですけどね、私たちが何を愛してしまうのか?」
先生  「はい」
マスター「たぶんね、野球選手の中には野球でしか成功しなかっただろうなぁ、という人たちがたくさんいて、そういう人たちが放つ“センス抜群じゃないけど成功者になった”という感じ、この辺りを愛してしまっているんじゃないのかと・・・」
先生  「バッターボックスから感じる優しさとか」
マスター「父性とか・・・」
先生  「そういう感じですよね」
マスター「でね、私が最も強くその空気を感じるのが」
先生  「はい」
マスター「松井秀喜なんですよ」
先生  「あ、分かります、それ。松井って父性溢れてますよね」
マスター「松井って、なんかどんくさいでしょ?松井は絶対野球じゃなかったらあかんかったって思いますもん」
先生  「松井がウインブルドンでプレーしてるとこは想像できないですもんね」
マスター「センターコートに入ること自体がダブルフォルトや、言われてまう」
先生  「ハハハ、マスターうまいこと言いますねぇ」
マスター「でもな、松井はヤンキースで4番を打てる男なんです」
先生  「そうですね。それって、まぁ単純に比較はできないけど、ウインブルドンの決勝戦と同じランクで凄いことですもんね」
マスター「そうなんですよ。なんかどんくさいのに、松井って下手したら世界のベストナインとかに入るような選手なんですよ」
先生  「なんかどんくさいけど、大活躍しているお父さん。で、そのお父さんはとっても優しいって、最高ですね」
マスター「私、実はね幼い頃に父親を亡くしてましてね」
先生  「あ、はい・・・」
マスター「その影響かも知れないですけど、私、松井の打席になんかすごく父性を感じるんです。父親を見てしまうんですよ」
先生  「分かります」
マスター「私を、守ってくださいって気分になってしまう」
先生  「お父さん、頑張って・・・ってまさにその感じですわね」
マスター「恥ずかしながら、私、松井がホームラン打つたびに泣いてまうんですわ」
先生  「マスターの心に何かが届くんですわ」
マスター「だから、できたらヤンキースに残してあげたいですわ。私には何もできませんけど。せやけど、お父さんが望む仕事場で頑張ってほしいのはありますね」
先生  「おっしゃる通りや思います」
マスター「メジャーでこの手の移籍は当たり前とか、そんな乾いた言葉で消化したくないですよね」
先生  「それでは改めて、われわれの愛する初芝的なるもの」
マスター「そしてそれを父性にまで消化したスーパースター」
先生  「松井秀喜に」
マスター「乾杯!!」


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posted by コーチ at 21:19| Comment(5) | TrackBack(3) | ■ メジャーリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

愛すべき 初芝的なるもの

知る人ぞ知る、関西の野球町。休みの日、男たちは全員草野球、夜は全員野球談義。
野球町。
これは、その町で日々、野球談義に興じる男たちの記録である。マスター(58歳)、先生(36歳)、コーチ(29歳)彼らはそれぞれのことをそう呼び合い、また酒を酌み交わすのだった。

先生  「せやけど、コーチさぁ」
コーチ 「なんすか?」
先生  「オレ、やっぱ野球好きやわ」
コーチ 「何を今更。毎晩、こないやって野球のことばっか喋ってますやん」
先生  「まぁ、せやねんけどな、オレずっと考えてたんや」
コーチ 「何をですか?」
先生  「オレ、野球のどこが好きなんやろ?って」
コーチ 「また、先生は、すぐ哲学的なこと考えますなぁ」
先生  「でな、昨日寝る前に分かったんや」
コーチ 「何が分かったんすか?」
先生  「オレが野球を好きな理由や」
コーチ 「おんもろいから、ちゃいますの?」
先生  「アホか。そんな単純なもんやあらへん。もっとこう深いところで感じてるんや」
コーチ 「は、はぁ」
先生  「オレ、昨日寝る前にな、野球名鑑見てたんや」
コーチ 「まぁ、いつものことですわね」
先生  「で、ロッテのページや」
コーチ 「はぁ」
先生  「初芝 がおったんや」
コーチ 「ま、まぁおりますわね。ずっとおりますわ」
先生  「オレ、初芝のこと考えて、眠れんようになってなぁ」
コーチ 「それ、他の人に喋ったらあきませんよ。アホや思われます」
先生  「それで、分かったんや」
コーチ 「話が見えませんねやけど」
先生  「野球と他のスポーツの違い。例えばサッカーとの違いや」
コーチ 「は、はぁ」
先生  「空気感が違うねや」
コーチ 「どういうことです?」
先生  「サッカー選手で言うとな、例えばガンバの宮本と大黒」
コーチ 「日本代表ですわ」
先生  「彼らのことを女性ファンは何て呼んでる?」
コーチ 「え?“宮本さん”と“大黒くん”ですかねぇ?」
先生  「正解や。でも厳密にいうと“宮本サン”と“大黒クン”やねん」
コーチ 「は?」
先生  「“サン”と“クン”はカタカナなんや」
コーチ 「は、はぁ」
先生  「カタカナの“サン”と“クン”は何を意味すると思う?」
コーチ 「え・・・?分かりませんわ」
先生  「“サン”は知的なお兄さん。“クン”はかわいい弟や」
コーチ 「まぁ、なんとなく分かるような、分からんような・・・」
先生  「この割合の差や」
コーチ 「え?」
先生  「この意味合いで“サン”と“クン”付けされる人間の割合が絶対に違う」
コーチ 「まぁ、違うような感じはしますね」
先生  「野球でズバリなんは、“古田サン”“五十嵐クン”くらいのもんちゃうか?」
コーチ 「その他ってなるとねぇ・・・“松坂クン”和田サンは・・・」
先生  「せやねん。和田“サン”が絶対違うねん。和田さんの“さん”は絶対ひらがな
や。せやねいとしっくりけぇへん」
コーチ 「まぁ、知的なお兄さんって感じじゃないですもんね。僕は好きやけど」
先生  「そこなんや。それと比べてサッカーはやな。カタカナで呼べる奴が多いねや。
さらに言うと“クン”から“サン”へ変遷を辿っている奴もけっこうおる」
コーチ 「例えば?」
先生  「川口なんてどや?ヨシカツクンやったんが、今はヨシカツサンやろ?」
コーチ 「ほんまや」
先生  「ほんなら試しにサッカーと野球の日本代表、比べてみよか?」

サッカー GK ヨシカツサン    野球 投手 松坂クン
     DF 加地クン         捕手 城島さん
        宮本サン         一塁 松中さん
        中澤サン         二塁 今岡さん
        アレックス        三塁 小久保さん   
     MF (中田)英サン      遊撃 宮本サン
        俊輔クン         外野 金本さん
        福西クン            谷さん
        (小野)シンジ         赤星クン
     FW 柳沢サン         DH ズレータ
        大黒クン

先生  「どや?」
コーチ 「取り敢えず、ズレータは日本代表には入れないですけどね」
先生  「入れたいんや。むっちゃ打つやろ」
コーチ 「無理です。むっちゃ打つけど、日本人ちゃうから無理です」
先生  「まぁ、ズレータは冗談やけどもな、どうや?」
コーチ 「そうですねぇ。野球の日本代表はまぁ、人によって選ぶ人が変わってくるやろ
けど、言いたいことは分かりますわ」
先生  「せやろ。絶対サッカーの方がカタカナの割合が多いねや。小野なんてカタカナ
でシンジやで」
コーチ 「巨人の高橋なんかもそうですけどね、ヨシノブとか、ヒサノリとか」
先生  「まぁな。せやけど、巨人ってちょっと別文化やしな、オレが言いたいのは全体
に占めるカタカナの割合のことやねん」
コーチ 「だんだん話が見えてきましたよ」
先生  「サッカーと比べると野球は完全にひらがな文化なんや。ポップな感じがないね
ん」
コーチ 「なるほど」
先生  「で、その頂点に君臨するのが」
コーチ 「はい」
先生  「初芝や!」
コーチ 「分かります。分かります」
先生  「オレはこよなく、この初芝的なるものを愛しとる」
コーチ 「先生、むっちゃ共感です」
先生  「初芝は絶対、、初芝サンやないし・・・」
コーチ 「かつて、初芝クンでもなかった」
先生  「そう、それが初芝が奏でる、初芝的なるものの正体や」
コーチ 「さすが、先生!」
先生  「よっしゃ、ほな、こないしよ」
コーチ 「今度は何を思いつきはったんですか?」
先生  「チーム初芝を考えよ」
コーチ 「あ、それ面白そうですなぁ」
先生  「二人でドラフトやって、パワプロで対決や」
コーチ 「はい!」

 結果・・・

先生のチーム         コーチのチーム

投手 谷中          投手 門倉
捕手 西山          捕手 的山
一塁 山崎          一塁 田中幸雄
二塁 種田          二塁 土橋
三塁 初芝          三塁 新井
遊撃 鳥越          遊撃 度会
外野 和田          外野 
   垣内             井上
   スペンサー          西浦 

先生  「とりあえず・・・」
コーチ 「弱そうですわね」
先生  「機動力に難があるわなぁ」
コーチ 「まぁ、それが初芝的なるものですから」
先生  「打順組むの難しいなぁ」
コーチ 「いきなり一番バッター困りますからね」
先生  「さすが、チーム初芝やなぁ」
コーチ 「いいチームですよ」
先生  「あと、センターが困るな」
コーチ 「初芝タイプは絶対センター守らないですからね」
先生  「ショートも無理やりやからな」
コーチ 「いやでも、全員意外性のあるバッターです」
先生  「おもろいなぁ」
コーチ 「さすがは初芝ですよね」
先生  「オレまた初芝のこと考えてて寝られへんくなりそうや」
コーチ 「僕もです」
先生  「じゃあ改めて」
コーチ 「はい」
先生  「初芝清に」
コーチ 「乾杯!!」


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posted by コーチ at 09:06| Comment(0) | TrackBack(3) | ■ 千葉ロッテマリーンズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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