2005年07月08日

テロの人、矢野を見てくれ!

先生 「せやけど、ほんま何であんなことすんのかいな?オレには理解できひん。ほんま憂鬱や。なんかしんどい」
コーチ「ロンドンのテロの話ですわね。分かります」
先生 「ほんまに、何であんなことすんねやろか?」
コーチ「ぼくら日本人には分からん世界なんと違いますやろか?」
先生 「なぁ、コーチ」
コーチ「はい、何です?」
先生 「オレはそれは違うって思ってるんや。日本人やからとか、日本人ちゃうからとか、ほんまはそんなこと関係ないんやって思ってるねん。だってな・・・」
コーチ「はい」
先生 「おんなじ人間やないか」
コーチ「確かに、その通りです」
先生 「何で、自分らの思想のためにやで、よう分からんけども、自分らのために、何の関係もない人たちを殺せるんや?」
コーチ「ほんま、そうです」
先生 「オレ、思ってんけどな」
コーチ「はい」
先生 「オレなごっつい矢野のファンなんや」
コーチ「知ってます」
先生 「ゲームセット直後のな、矢野のガッツポーズ、それとピッチャーに駆け寄るときの表情、オレごっつい好きやねん」
コーチ「分かります分かります。ほんま、ええ顔してますもんね」
先生 「あの顔はな、自分に課せられた仕事を納得いく形で成し遂げた男のみが見せる、充実と安堵の表情やと思うんや」
コーチ「ほんま、その通りですわね」
先生 「なぁコーチ」
コーチ「はい」
先生 「その時の矢野の顔、思い出してみ?」
コーチ「あの顔・・・ですよね」





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先生 「ほんま、ええ顔やろ」
コーチ「ぼくもそない思います」
先生 「オレな、テロを起こした人たちにこの顔を見てほしい」
コーチ「そうですね・・・」
先生 「おんなじなんや。課せされた仕事をやり遂げることに関しては同じなんや。でも絶対違うんわな」
コーチ「はい」
先生 「仕事を終えた後の表情や」
コーチ「テロを起こして、こんな顔にはなりませんよね」
先生 「絶対何か感じると思うんや。こっちがほんまやって。人としてこの表情になれるようにやる仕事がほんまやって」
コーチ「人間の“本当”がぎっしり詰まった表情ですからね」
先生 「人種や宗教なんて関係ない。人間のもっと根元になる部分に届く何かを矢野は放出してるんや」
コーチ「この顔見てたら・・・」
先生 「絶対、人殺そうなんて思わへん」
コーチ「自分のやろうとしていたことが違うやないかって、そう思いそうな気しますね」
先生 「オレは矢野の表情から溢れ出る“ほんまのこと”を信じて生きていきたい」
コーチ「ほんま、それしか、ないですわ」
先生 「だから、今日は、世界平和と・・・」
コーチ「犠牲者の方々へ追悼の意を込めて・・・」
先生 「黙祷!」


(目を閉じた瞼の裏 先生とコーチが見ていたもの。それこそが平和だったと思う)




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posted by コーチ at 08:41| Comment(0) | TrackBack(8) | □ 矢野 輝弘 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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