2005年07月14日

タイガースの6番ライトを考える

先生 「アー!!月曜日みたいな気分や!!」
コーチ「阪神の試合ないからですか?」
先生 「せや」
コーチ「先生はほんま野球を中心に生活してますなぁ」
先生 「だから今日は何にもやる気がせんくてな、授業中に阪神の打順を考え直しとったんや」
コーチ「授業に集中できない中学生みたいですね。てか、ダメですよ、先生は教える立場なんですから」
先生 「ちゃんと授業はやっとる。ほとんどの授業で大爆笑が2回はある」
コーチ「先生はいい授業の基準が大爆笑があるかないかなんですね」
先生 「せや、みんなそれを期待しとる。オレ、毎回必死や」
コーチ「今日は何やったんですか?」
先生 「股間から鶴の頭が伸びてるパンツをはいて教室に入っていった」
コーチ「ハハハハ、それはオモロイですねぇ」
先生 「今日はやる気が出えへんかったからや」
コーチ「それでやる気出してないんですか?ほないっつも何やってますの?」
先生 「それはPTAに知れると問題になる」
コーチ「まずいですやん」
先生 「いやでも、子どもたちは喜んで楽しみにしてくれてるから親には内緒にしてくれてんねや。あいつらとオレは運命共同体なんや。ぜひとも希望の進路に進んでほしい」
コーチ「急に、先生らしい発言になりましたね。なんか歪んでる気がしますけど」
先生 「でな、阪神の打順を考えてたんや」
コーチ「あ、その話でしたね」
先生 「ホームルームで」
コーチ「何してるんですか!もっとやることあるでしょ!」
先生 「いや、最初は期末テストに向けて自習の時間にしよ思っててんけど、自然にその話題で紛糾したんや・・・」
コーチ「変なクラスですねぇ、で、議論の中心は6番ライトをどないするかですか?」
先生 「まぁそんなとこや」
コーチ「ほんで、結論はどないなりましたん?」
先生 「2番ライト、スペンサーや」
コーチ「え?」
先生 「1番赤星2番スペンサーが一番ええって結論で、今日は終わった」
コーチ「何でまた?」
先生 「みんなが言うにはな」
コーチ「はい」
先生 「スペンサーは中日の井端に似てるって言うんや」
コーチ「どういうことです?」
先生 「フリーで打つよりも、いろいろ制約のある打席に面白みを感じるタイプや、って」
コーチ「深いですねぇ」
先生 「その辺が井端と似てる言うねんな」
コーチ「まぁ、分かるような気がしますね。去年の中日も1番打ってた井端を固定してから安定しましたもんね」
先生 「そうなんや」
コーチ「2番スペンサーかぁ・・・」
先生 「アリやろ?」
コーチ「アリですねぇ」
先生 「ほんで6番鳥谷や」
コーチ「今岡、鳥谷って並びになるわけですね」
先生 「せや、そうすることで気づくことあるやろ?」
コーチ「何です?」
先生 「今岡がポイントゲッターであって、チャンスメイカーでもあれる」
コーチ「優勝したときの1番今岡のイメージも含ませることができるってことですね」
先生 「せや」
コーチ「6番スペンサーやとそれがはっきりせぇへんねんけど、スペンサーを2番、鳥谷を6番に動かすことで、5番にすえてながら1番今岡のイメージがよりはっきりする」
先生 「さすがコーチは察しがええなぁ、オレ生徒にこのこと説明すんのに、30分かかったで。黒板に図、書いたりして」
コーチ「いやいやほでんでも2番スペンサー、6番鳥谷おもろいですねぇ」
先生 「やろ?試合の終盤にな、回の先頭が今岡やねん」
コーチ「まぁ、そういうこともありますわね」
先生 「5番から始まる回って打順も下位にまわっていくし、機動力も使いずらいしほんまはあんまり期待できひん」
コーチ「はい」
先生 「ところがや、5番今岡はそのとき、1番今岡やねん」
コーチ「なるほど、トップバッターから始まる回ってことですね」
先生 「せや。で、今岡が出塁したとするやろ」
コーチ「で、6番やけど2番の鳥谷が、7番やけど3番の矢野につなぐ」
先生 「ほんで8番藤本のとこで、アツ片岡」
コーチ「9番ピッチャーのとこで、濱中」
先生 「で、赤星、スペンサーってつながっていく」
コーチ「むっちゃ期待できますやん!!」
先生 「せやねん」
コーチ「場合によっちゃ、スペンサーのとこで桧山を代打を送ってもいいですしね」
先生 「スペンサーはほんま使い勝手がいい」
コーチ「そうですねぇ」
先生 「5番今岡から始まる終盤はそれだけでチャンスやねん」
コーチ「5番からやのに」
先生 「ということで、オレはクラスのみんなも言うように2番スペンサー、アリやと思うねん」
コーチ「なるほどね。いやでも改めて思いますけどスペンサーはこれまでになかったタイプの外国人ですよね」
先生 「でも、強いチームを作るためには必須の存在や」
コーチ「はい!」
先生 「こんな選手、ほんまになかなかおらへんと思うで。ホームラン50本打つ選手見つけるより難しい」
コーチ「スペンサー、ほんま最高ですわ!」
先生 「スペンサー最高!!スペンサー最高!!」
コーチ「ほな、改めて」
先生 「おう」
コーチ「様々な側面から、チームに貢献し続け」
先生 「今年の快進撃の屋台骨をしっかり支えてくれているスペンサーに」
コーチ「乾杯!!」

0404pb05.jpg



一緒に乾杯して下さい!! クリックで乾杯!!→人気blogランキング
posted by コーチ at 21:27| Comment(2) | TrackBack(0) | □ スペンサー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

だから大丈夫なんです

先生  「嗚呼!嗚呼!雄々!雄々!」
マスター「先生は、阪神が負けた日はずっと泣いてますなぁ」
先生  「雄々!雄々!」
マスター「おぉおぉを、雄々って泣く人は初めてです」
先生  「だって、マスター悔しいやないですか。あんなに一生懸命投げてた福原が浮かばれへん」
マスター「まぁ、確かにそうなんですけど、それを言うたらこの間の中日戦、野口だって同じですわ。野口かてすごいいいピッチングしてたのに負けてもうた」
先生  「まぁ、そうですわね・・・」
マスター「でもね、今の阪神は大丈夫です」
先生  「何でですか?」
マスター「矢野が物凄い申し訳なさそうな顔してましたもん。矢野だけやなくて、福原のときに打てない自分たちを、全ての野手が自覚している感じでした。そういうチームは強いです。素直に“福原、ゴメン”って言えるチームは大丈夫です」
先生  「そうですねぇ・・・」
マスター「今の巨人、なんでボロボロか分かりますか?」
先生  「思うことはいろいろありますけど、今はようまとまりませんわ。マスターの意見きかせてもらえますか?」
マスター「みんなが同じこと考えられないんですよ」
先生  「といいますと」
マスター「福原の投げる試合で打てなくて申し訳ない、今の阪神はみんな同じことが思える」
先生  「そうですなぁ」
マスター「でも今の巨人はね」
先生  「はい」
マスター「例えば昨日の試合でね、巨人4点ビハインドの場面です。ローズがライトオーバーのヒット打ったシーンがありましたよね」
先生  「はい、ありましたありました」
マスター「完全に、ツーベースコースやったのに、ローズ余裕で一塁に止まって、ウッズと楽しそうにしゃべったんです」
先生  「はい」
マスター「全く走る気がない」
先生  「そうですね。もう、勝つ気がないってことですわね」
マスター「そうなんです。ローズ本人がそういう選手というより、ローズがそういう状態になってしまっているってところが、今の巨人を象徴していると思うんですけどね・・・まぁそれはいいです」
先生  「はい」
マスター「次の回です」
先生  「ええ」
マスター「堀内監督は、先発の工藤を諦めて、久保を出してきました」
先生  「はい」
マスター「久保って、少なくとも敗戦処理のピッチャーではないですよね」
先生  「そうですね。勝ちゲームで使いたいピッチャーですわ」
マスター「堀内監督は、まだ勝つ気でおったんですわ」
先生  「だから久保への継投を決めた」
マスター「でも、その矢先ですわ」
先生  「ローズの怠慢プレー」
マスター「チームがほんまにちぐはぐなんです。“最後まで勝とうとする”という基本的な意識さへ共有できない」
先生  「なるほど」
マスター「比べて、タイガースは大丈夫や思いませんか?」
先生  「そうですなぁ」
マスター「打てなくて福原に申し訳ない。負けて悔しい」
先生  「共有できてる感じがします」
マスター「これって、簡単なようでてとても難しいことですよね」
先生  「おっしゃるとおりや思います」
マスター「勝負ごとは、相手あってのことなんで、向こうのピッチャーがええピッチングしたらそら、なかなか打てません。こっちにミスが出ることだって当然あるでしょう。それはどこのチームやって同じことやと思います」
先生  「そら、そうですなぁ」
マスター「はな、最終的に何が勝敗を分けるかって言うと」
先生  「はい」
マスター「意識を共有できたその量と質なんだと、思うんです」
先生  「なるほど」
マスター「1点負けてる最終回、先頭の今岡が三塁線にツーベース打ちました」
先生  「はい」
マスター「次のスペンサーに何を期待しますか?」
先生  「進塁打です」
マスター「チーム全員が、“頼む、スペンサーセカンドゴロを打ってくれ”って思ってる」
先生  「はい」
マスター「そこでスペンサーがね」
先生  「はい」
マスター「自ら、送りバントを決めるんです」
先生  「あぁ、なんか泣けてきました」
マスター「意識の共有です。とても質の高い」
先生  「ベンチに帰ってきたスペンサー、抱きしめたいですもんね」
マスター「そしたら、次の矢野は」
先生  「はい」
マスター「打つでしょ?」
先生  「はい!」
マスター「そういう場面で矢野って打つでしょ?」
先生  「はい!!」
マスター「だから同点になるんです」
先生  「その通りです!」
マスター「これが“打線”や思うんですわ」
先生  「そうですなぁ」
マスター「今のタイガース、このイメージ十分湧きますやろ?」
先生  「はい、むっちゃ湧きますわ」
マスター「だから、大丈夫なんです」
先生  「そうですなぁ。なんか気持ちがほぐれましたわ」
マスター「私たちは、そのチームを信じて、心から応援するだけですわ」
先生  「そうですなぁ・・・」
マスター「そしたら改めて」
先生  「はい」
マスター「素晴らしい空気で戦い続けるタイガースが」
先生  「明日からも変わらぬ素晴らしいものであることを信じて」
マスター「乾杯!!」
先生  「それと福原」
マスター「ナイスピッチング!!」


o-tr-050714-0402.jpg


一緒に乾杯して下さい!! クリックで乾杯!!→人気blogランキング
posted by コーチ at 10:12| Comment(5) | TrackBack(11) | □ 福原 忍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。