2005年07月21日

もう区間賞を取る必要はないんです

コーチ 「お久しぶりでーす」
マスター「あ、コーチ。お元気そうですね」
コーチ 「元気っす!!」
マスター「プロ野球ないし、野球の話、したくなってんでしょ?」
コーチ 「先生、今日は1学期の終わりやから、クラスのみんなと花火するんですって」
マスター「相変わらず、先生は生徒のこと大好きですなぁ」
コーチ 「両手いっぱい、花火買ってましたよ」

マスター「タイガースは首位でターンですな」
コーチ 「成績だけみたら物凄い結果を残しました」
マスター「でも、ここ数日、タイガース絶不調で」
コーチ 「ドラゴンズが絶好調」
マスター「不安にいっぱいの5ゲーム差ですよね」
コーチ 「そうなんですよね」
マスター「でもね、思うんですけどね」
コーチ 「はい」
マスター「ちょっとみんな落ち着いて考えてみようじゃないかって」
コーチ 「どういうことでしょうか?」
マスター「タイガースが優勝する時のイメージってね、85年と2003年の二つに集約されますよね」
コーチ 「そうですね。マスコミも含めて、ほとんどの人がそうや思います。実際、ぼくなんか85年より前の優勝は知らないですし」
マスター「ですよね。でね、私思うんですけど、ちょっとそのイメージが強すぎるんやないかって」
コーチ 「といいますと」
マスター「85年も2003年も、圧倒的な優勝やったでしょう?だからタイガースファンって優勝するってことは→圧倒的じゃなければならないってちょっと思い過ぎなんじゃないでしょうか?」
コーチ 「あ、言われてみたらそうですよね」
マスター「僅差で優勝も優勝です。判定勝ちでもいいんです」
コーチ 「ほんま、その意識ってけっこう抜けてた思いますわ」
マスター「なんかねぇ、ここ数日の岡田監督の采配を見てて思ったんですけどね」
コーチ 「はい」
マスター「例えば、箱根駅伝で言いますと、タイガース、往路でかなりリードした感じなんです」
コーチ 「そうですね、3区4区あたりでかなりリードを広げました」
マスター「ところが5区の終盤、ちょっと詰められて往路優勝」
コーチ 「復路がやや心配って状況です」
マスター「似てるでしょ」
コーチ 「似てますねぇ」
マスター「ただね、総合優勝しようと思った時にね」
コーチ 「はい」
マスター「もう、区間賞は取る必要ないんですよね」
コーチ 「ほんまや!!」
マスター「復路、ふつうに走ったら優勝できるんです」
コーチ 「なるほどなぁ。なんか、それ当然の話やねんけど、ちょっとぼくもちょっと肩にチカラ入ってましたわ。全部区間賞とらなアカン気でありました」
マスター「そんなことないですからね」
コーチ 「その通りや思います」
マスター「そこで、ここ数日の岡田監督なんですがね」
コーチ 「はい」
マスター「チーム状態が悪いのは、誰の目にも明らかだったじゃないですか」
コーチ 「そうですね」
マスター「ところが、岡田監督は頑なに“型”を守った」
コーチ 「はい。打順もいじらなかったし、投手の使い方も何一つ変えませんでした」
マスター「何でや思います?」
コーチ 「そうですねぇ・・・」
マスター「私はね、復路でふつうに走るためや思うんです」
コーチ 「と言いますと?」
マスター「ちょっと状態が悪いからといって、無理すると、ケガするでしょ」
コーチ 「そうですね」
マスター「復路で一番怖いのはケガすることですから」
コーチ 「なるほど。で、ケガっていうのは、あれですよね。骨折とかのリアルな故障とか言うよりもむしろ、チームのバランス感覚が崩れるとかそういう比喩ですよね」
マスター「その通りです。例えば、仮に藤川が故障で離脱してしまったら、これはほんまにほんまに大きな痛手なんですけどね、でもだからと言って10連敗はしないんですよ」
コーチ 「でも、ちょっとしたことでチームのバランスが崩れてしまうと簡単に勝てなくなってしまう」
マスター「だから岡田監督は我慢したんやと思います。復路で、しっかり走りきるために敢えて型を守り通した」
コーチ 「バランスを崩さないようにですよね。大怪我のもとを作らないことに全力やったって感じですか」
マスター「そうですね。休みでちゃんとリセットすれば、忘れてしまうくらいの怪我でとどめた」
コーチ 「昨日も負けはしましたけど、赤星鳥谷なんて、ほんまにちゃんと仕事してました」
マスター「もちろん福原も」
コーチ 「岡田監督、ナイス采配ですね」
マスター「ほんまにその通りや思います」
コーチ 「なんかぼく、凄い安心してきました」
マスター「私もコーチと話してると安心できるんですよ」
コーチ 「ヘヘヘ、褒められちゃった」
マスター「コーチ、そろそろ仕事でしょ?」
コーチ 「はい、もう、そんな時間ですか?」
マスター「じゃあ、仕事頑張ってください」
コーチ 「マスターも。ほな失礼します」
マスター「あ、コーチ」
コーチ 「何です?」
マスター「忘れもんです」
コーチ 「え?」
マスター「タイガースの優勝を願って」
コーチ 「あ!忘れてました」
マスター「乾杯!!」

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posted by コーチ at 16:46| Comment(4) | TrackBack(2) | □監督 岡田 彰布 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アニキの元気な姿が早く見たいです!!

先生  「・・・1・・・2・・・3・・・4」
コーチ 「先生、何してるんですか!?うちのコンビニでまた妙なことやらんといてください!!」
先生  「昨日の試合、金本は熱があったんや。発熱をおして、注射打って試合でとったんやで!」
コーチ 「そうらしいですね」
先生  「早く熱が下がりますように!早く熱が下がりますように!」
コーチ 「気持ちは分かりますけど・・・」
先生  「金本の熱が早く下がりますように!」
コーチ 「だからって、コンビニの中でお百度参りせんといて下さい!ヨーグルトに向かってお参りするのは変です」
先生  「あほか、ヨーグルトに向かってお参りしてるんやないで。よう見てみ」
コーチ 「あ」
先生  「熱さまシートや。熱さまシートを冷やした上で、それにお参りしてんねや。どや?効果ありそうやろ?」
コーチ 「ありません。やめてください」
先生  「コーチはアニキが心配やないんか!!」
コーチ 「そら心配ですけど、先生の心配の仕方は社会的じゃありません」
先生  「アニキー!!」
コーチ 「あ、いらっしゃいませ。お弁当の方、温めましょうか?」

*******************************

(コーチ退勤 先生、熱さまシートをおでこにはって空を見上げている)

先生  「こうやって、オレがおでこ冷やしてたら、アニキの熱下がるかなぁ」
コーチ 「そうですね。そんだけ、心配してるファンがおるって知ったらたぶん喜んでくれるとは思います」
先生  「なぁ、コーチ」
コーチ 「はい」
先生  「前半戦が終わって、貯金19。中日とのゲーム差5ってどう思う?」
コーチ 「文句なしです」
先生  「ほんませやでな。凄いで。チーム力を考えたらな」
コーチ 「はい」
先生  「5位の戦力が余ってグチャグチャになってるチームと、6位の戦力が足らなくて監督がイライラしてるチームを除いた4チームはな、ほぼ互角やと思うねん」
コーチ 「そうですね、決してタイガースが突出してるわけではないですよね」
先生  「せやねん。中日も横浜もヤクルトも強い」
コーチ 「でも、タイガースが突出している」
先生  「その理由をな昨日試合見ながら考えててんけどな」
コーチ 「はい」
先生  「そら、藤川、ウイリアムス、久保田、橋本、江草が磐石やったってのはもちろん大前提やねんけども、その他にもあった」
コーチ 「何でしょう?」
先生  「赤星、鳥谷の出塁に対する姿勢や」
コーチ 「と言いますと」
先生  「相手投手が調子いい場合な」
コーチ 「はい」
先生  「フォアボールで出塁することに、全く迷いがない」
コーチ 「ほう」
先生  「真っ向勝負で、積極的にフォアボールを狙いにいっとった」
コーチ 「あ、それはぼくも感じました。赤星、鳥谷の姿勢に一貫性があるんですよね」
先生  「せやねん。カウントがノーツーになった時点で、赤星も鳥谷もフォアボールで出塁することを選択しててんな。フォアボールを選ぼうとすることは一見消極的思えるけども、そうではない」
コーチ 「はい」
先生  「相手投手の球を冷静に把握して、フォアボールの方が出塁の確率が高いと思ったとき、何よりもまず出塁のことを考えるなら」
コーチ 「狙ってフォアボールを獲りに行く」
先生  「せやねん。赤星も鳥谷もほんまちゃんとこのことをやってた」
コーチ 「速いストレートはファールに、低目の変化球は見送る」
先生  「これは、好投手を攻略する上での鉄則やからな。去年夏の甲子園で優勝した、駒大苫小牧の選手たちは、徹底してこのことをやってた」
コーチ 「で、甘い球が来たら、迷わず振る切る」
先生  「赤星も鳥谷も三振してるけど、ほんま紙一重で審判がストライク言うたり、変化球が投げミスで予想外のコースに来て空振りしたりってことやったからな」
コーチ 「ほんまに惜しかったですよね」
先生  「実際9回裏は赤星が、そのやり方でフォアボールを取った」
コーチ 「ほんまあれは、見事なフォアボールでしたね」
先生  「で、鳥谷が初球をきっちりバント」
コーチ 「で、シーツを敬遠して塁を埋めた」
先生  「ふつうやったらな」
コーチ 「はい」
先生  「ここでアニキは絶対決める」
コーチ 「そうですね」
先生  「そしたら、サヨナラ勝ちや」
コーチ 「その通りです」
先生  「広島戦のレイボーンから、門倉、三浦、斉藤隆ほんま好投手がそろってええピッチングをしてきた」
コーチ 「ふつうやったら4連敗しててもまったくおかしくないですもんね」
先生  「ところが広島戦も横浜戦も負け越してないんや」
コーチ 「そうですね」
先生  「赤星と鳥谷の出塁に対する姿勢が、打てないながらもリズムを継続させたからやと思う。点は取れてないながらも、随所に自分たちの形は作っていた」
コーチ 「で、この姿勢でおればね」
先生  「ふつうのピッチャーやったらふつうに打てるし、好投手でも調子が良くなければ打てる」
コーチ 「で、好投手が完璧なピッチングしても、勝負になる」
先生  「後半戦も大丈夫や!」
コーチ 「そうですね」
先生  「ピッチャーに関しては」
コーチ 「前半と同じように投げれるって、信じましょう!!」
先生  「おう!!後半戦も大丈夫や!!」
コーチ 「では改めて」
先生  「今日はズバリ言うで」
コーチ 「はい!!」
先生  「阪神タイガースの優勝を願って」
コーチ 「乾杯!!」

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アニキのこんな元気な顔で
オールスター出られますように

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posted by コーチ at 08:43| Comment(3) | TrackBack(6) | □ 金本 知憲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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