2005年07月22日

清水の立場に立ってみる。巨人とはどんなチームかがよく分かる。

コーチ 「いらっしゃいませ〜(仕事中)」
先生  「なぁ、コーチ」
コーチ 「あ、先生。生徒さんと花火楽しかったですか?」
先生  「たとえばな」
コーチ 「先生、ちょ、ちょっと待ってください」
先生  「なんや?」
コーチ 「なんや?やないですよ。挨拶もなしにいきなり、たとえ話は唐突すぎます」
先生  「たとえばの話や」
コーチ 「もう、その話がどうしてもしたいんですね」
先生  「コーチが、会社員やったとするやろ?」
コーチ 「は、はぁ」
先生  「その年、コーチは一生懸命働いて、営業成績をグンと伸ばしたんや」
コーチ 「はい」
先生  「コーチはその時、出世とか期待するやろ?」
コーチ 「まぁ、ちょっとはしてしまうでしょうね。自分が頑張った結果ですし、少なくとも一段階重要な仕事を任せてもらえるかなぁとかは思うでしょうね」
先生  「オレも当然そうや思う」
コーチ 「は、はぁ」
先生  「そこで、楽しみにしてた人事異動発表の日や」
コーチ 「はい」
先生  「コーチにとってショックな出来事が起こる」
コーチ 「な、何なんですか?」
先生  「なんと外部からのヘッドハンティングかなんかで、新しいやつがコーチのプロジェクトに入ってくるんや」
コーチ 「まぁ、そのくらいのことはあるんじゃないんですか?」
先生  「いや、この後がショックやねん」
コーチ 「はい」
先生  「そいつの外からきた奴の名前を仮にキャプラーとせえや」
コーチ 「外人ですか?てか、どっかで聞いたことある名前ですね」
先生  「でな、なんとコーチのやっていた仕事はキャプラーに任せるっていうねん」
コーチ 「はい、で、ぼくはどうなるんですか?」
先生  「コーチはな」
コーチ 「はい」
先生  「降格や」
コーチ 「え?」
先生  「キャプラーの下について、キャプラーの雑用を任される」
コーチ 「何でなんですか?ぼく、前年凄いええ結果残したんですよね」
先生  「せや」
コーチ 「なのに何で降格なんですか?」
先生  「そういう体質の会社なんや」
コーチ 「腹立ちますねぇ」
先生  「せや思う。ほんで、そこに追い討ちをかけるようなことが起きてくる」
コーチ 「なんなんですか、それは」
先生  「キャプラーがびっくりするくらい仕事できひんねん」
コーチ 「なんと!」
先生  「自分がやった方がな遥かに要領よくできるし、業績も上がるはずやって、コーチは思うんや」
コーチ 「そらそうでしょうね」
先生  「しかも、それはコーチだけの感覚じゃなくて」
コーチ 「はい」
先生  「同僚も、取引先の人とかもみんなそない思ってる」
コーチ 「そんなんやったら、ぼくがやります」
先生  「でもそれは、あかんねや」
コーチ 「何でなんですか?」
先生  「キャプラーはまだ慣れてないだけで、そのうち結果出るから、まだ辛抱や。って上層部がそない言うてんねん。で、意見しにいったコーチは上層部にこない言われるんや」
コーチ 「はい」
先生  「君は誰に雇われているんだね?君の仕事はキャプラー君の補佐だろう。それがきちんとできてもいないのに、意見してくるとはいったいどういうことかね?」
コーチ 「腹たちますねー!!」
先生  「せやと思う。ところがこれで終わりじゃないねん」
コーチ 「はい」
先生  「結局、キャプラーは全く仕事できんまま解雇されてな、とりあえずコーチがもとの仕事を任されることになるんや」
コーチ 「そんなんやる気出ません」
先生  「でも、コーチは知ってるんや。この状況で結果残さへんかったら、また変な奴連れてこられる。だからコーチは、腹立ってる気持ちを必死に抑えてまた頑張る」
コーチ 「悔しいですけどね、そうしてしまうような気はします」
先生  「で、キャプラーって奴がおったなんて忘れた頃、また決算期が来て、コーチはそれなりの業績を残せたことに安心するんや」
コーチ 「はい。これで、もう変な奴がくることはないやろうってことですよね」
先生  「せやねん。ところがや」
コーチ 「またですか?」
先生  「新年度、また新しい奴が来るねん」
コーチ 「ええ加減にしてほしいです」
先生  「カブレラって言う名前やねんけどな。でなんと驚いたことに」
コーチ 「はい」
先生  「コーチは、カブレラの補佐もやらせてもらえへん」
コーチ 「どういうことですか?」
先生  「2段階の降格ってことや」
コーチ 「実績残してたのに」
先生  「せや」
コーチ 「腹立ってるの抑えて、必死になって頑張ったのに」
先生  「せやねん」
コーチ 「何でなんですか?」
先生  「そういう体質の会社やからや」
コーチ 「もう、どうでもええって気持ちになりますわ。で、そのカブレラの補佐は誰がやるんですか?」
先生  「若手のリーダーやった、高橋くんや。高橋くんは、松井先輩が独立しはった後、文句なしのリーダーやった」
コーチ 「その高橋くんも降格ですか?」
先生  「せや。で、コーチは高橋くんの補佐にまわることになった」
コーチ 「ほんま、ムカついておかしくなりそうですわ」
先生  「でな、カブレラが着任して分かったことはな」
コーチ 「はい」
先生  「カブレラはキャプラーよりは働きよるねん」
コーチ 「まだ、救われますねぇ」
先生  「でもな、営業のやり方がすごい強引やねん」
コーチ 「はぁ」
先生  「コーチが必死になって、いい関係を築いてきたクライアントもそれで一気に興ざめとか、そういうことも日常茶飯事や」
コーチ 「腹立ちますねぇ」
先生  「でもカブレラは新規で強引に契約を取ってくるねんな」
コーチ 「なんか納得いきませんね」
先生  「やけど、契約とってきてるから、上層部は万々歳なわけやねん」
コーチ 「ほんま、気持ちのやり場に困りますわ」
先生  「ところが事態は急変するねや」
コーチ 「どないしたんですか?」
先生  「カブレラが取り付けてきた契約がことごとくキャンセルされるねん。あまりに強引やったわけや」
コーチ 「なるほど」
先生  「そして、カブレラは解雇される」
コーチ 「ぼくはどうなるんですか?」
先生  「高橋くんと、何とか部署を再建しようと頑張るねや」
コーチ 「いや、もう無理ですよ。もうしんどいです、さすがに」
先生  「いや、コーチは頑張るはずや」
コーチ 「どうしてですか?」
先生  「そんだけ、ひどいことになった会社でもな、コーチや高橋くんのことを信頼してくれて、もう一度やり直してみいひんか、っていう人がたくさんおってん」
コーチ 「あ・・・」
先生  「コーチやったら、高橋くんやったら、お願いしたいっていうてくれる人がおるんや」
コーチ 「頑張りそうです」
先生  「で、コーチは高橋くんとともに頑張るねん。独立を考えてた上原くんも思いとどまって再建に力を貸してくれるという」
コーチ 「なんか、ええ雰囲気です」
先生  「ところがや」
コーチ 「またですか・・・」
先生  「翌年度、コーチはまた2段階降格することになって・・・」

コーチ 「先生!!」
先生  「なんや?」
コーチ 「清水はほんまにつらい立場ですね」
先生  「せやねん」
コーチ 「清水ほんまようやってますよね」
先生  「オレは、何年も前からパリーグで三番を打つのがええと思ってるんやけどな」
コーチ 「巨人はまだこんなことを繰り返すつもりなんですかね?」
先生  「きっとこういう話をしても分からん人たちに決定権があるんやろな」
コーチ 「ほんまにひどい話ですわ・・・」
先生  「自分やったら、耐えられへんな」
コーチ 「しかもチームはどんどん弱くなっていく」
先生  「たとえ話の中の会社は間違いなくつぶれるもんな」
コーチ 「実際巨人もつぶれてるんと同じようなもんです」
先生  「とにもかくにも」
コーチ 「頑張れ、清水!!」
先生  「私たちは、あなたを応援しています!!」
コーチ 「だって、清水隆行、あなたに落ち度は一つもない!!」
先生  「ほんまに頑張れ清水!!」
コーチ 「負けるな、清水隆行!!」

hara030523_1.jpg
2002年セリーグ最多安打 609打数は最高打数記録

一緒に応援してください!! クリックで応援→人気blogランキング

関連記事:
ナベツネさん、巨人再建に期待する阪神ファンの声に耳をかしてくれないだろうか

posted by コーチ at 08:37| Comment(4) | TrackBack(1) | ■ 読売ジャイアンツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。