2005年07月27日

巨人打線と阪神打線(マスターのコラム)

現在、18時を過ぎたところである。日本テレビの中継も始まっていない。
インターネットでスターティングメンバーを見る。昨日の今日、ジャイアンツの動きに注目していた。唖然。

左 68 鈴木
遊 7 二岡
捕 10 阿部
三 6 小久保
中 20 ローズ
一 5 清原
二 8 仁志
右 25 亀井
投 17 高橋尚


オーナーとの会談で「若手を使え」と要請されたからなのだろうが、1番と8番に若手が登用されている。やはり、清水を外して。

ヤケになっているとしか思えない。もう、そういう精神状態なのだろうと推察する。滝鼻オーナーの発言には随所に「無知」が垣間見える。しかしその「無知な要請」を容認しなければならない苦しい状況も、かつてサラリーマンをやっていた私には痛烈に理解できる。堀内監督だけが悪いわけではない。

ローズと清原は外せない理由があるのだろう。やむを得ず清水。
清水はどんな気持ちだろうか?清水に代わって出場している若手選手はどんな気持ちだろうか?選手起用には「自然さ」が絶対必要であるというのは、以前ここでコーチも書いていたことだが、その「自然さ」が全くない。

堀内監督だけが悪いわけではないが、巨人が悪い。

「なぜ清水さんが漏れるんだ?」この理由に回答できる正論は存在しない。
阪神サイドから見て、最もイヤなバッターだ。最大の戦力を外して、無知な上司の要請を受け入れる現場責任者。誰が悪いというわけではないが、もう、全部悪い。私はその場所には居たくない。



対してタイガース。

中 53 赤星
遊 1 鳥谷
一 4 シーツ
左 6 金本
三 7 今岡
右 41 スペンサー
捕 39 矢野
二 3 関本
投 28 福原

やはり、スペンサーを使ってきた。桧山が昨日大活躍であったため、これには賛否両論出るだろう。しかし、私は岡田監督の起用に賛成である。岡田の大英断だ。

岡田監督は「選手個々の持っている力をできるだけ発揮させてあげたい」と願う、優しい監督だと思う。そして全ての選手の力が発揮され結集した時、タイガースは強い。前半戦もそうやって勝ってきた。

桧山大活躍の翌日。相手が左投手であることは分かっている状況で誰を使うか?

岡田監督は優勝においてスペンサーの活躍が必要不可欠と考えているのだと思う。だからスペンサーなのだ。さらに関本も。

藤本は守備でとてもいいプレーを繰り返していた。でも関本の力も必要なのだ。

そのとき、相手が左投手であった。
だから、スタメンにスペンサーと関本。
これが「自然」なのだ。

岡田監督はとかく「右左にこだわりすぎ」だと言われがちだがそんなことはない。「自然さ」を基準にしたその理由のための「右・左」なのだと思う。「左ピッチャーだから」スペンサーというのは順番が逆だ。

現在、2回の表が終わって2対1か・・・
巨人戦は簡単に点が入る(笑)

共にオーダーを入れ替えた今日の試合。
ゲームの終盤、代打で出てくるであろうスタメンを外れた桧山と清水。
打席に向かう両者が抱えているものを比べれば、
どちらが強いチームか、簡単に分かる。

福原に勝ち星がつきそうだ。

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posted by コーチ at 18:47| Comment(0) | TrackBack(2) | ■ 読売ジャイアンツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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