先生 「あー、いよいよや!いよいよや!」
コーチ 「先生、いよいよ過ぎて、もう言葉では表現できない動きになってますよ」
先生 「だって、こんなにもいよいよや」
コーチ 「まぁそうなんですけど、何ですか?それは、ヌンチャクですか?」
先生 「アチョー!!」
コーチ 「ヌンチャクなんですね」
先生 「あーもう、いよいよ過ぎていよいよ過ぎて!!オレ!!」
コーチ 「どうしたんですか!?」
先生 「い!よ!い!よ!」
コーチ 「先生ー!!!!!」
(先生が危なそうだったので、コーチ抱きかかえて抑える 10分後)
コーチ 「落ち着きましたか?」
先生 「この天王山は、2番打者の対決やな」
コーチ 「落ち着いたんですね」
先生 「日本一の二番打者、ドラゴンズ井端と」
コーチ 「はい」
先生 「最近いい状態で安定しているバードの対決」
コーチ 「そうですねぇ、二番は互いのチーム状況を考えて、両方とも軸になってますから」
先生 「どんだけ出塁するかもさることながら」
コーチ 「進塁打や、ピッチャーにどれだけ球数をほらせるかみたいな、THE2番っていう仕事も重要ですし」
先生 「ゲーム終盤に9番に代打で、チャンスで回ってくる可能性も高い」
コーチ 「さらに、立浪、シーツの3番がともに調子が不安定」
先生 「この間、満塁ホームラン打った井端と」
コーチ 「甲子園の左中間にホームランを打った鳥谷」
先生 「ポジションはショート」
コーチ 「3試合の中で、必ず“捕れるか捕られへんかギリギリ”って打球が飛んできます」
先生 「それをどれだけアウトにできるか」
コーチ 「日本一の2番ショートと、ぼくたちがとても大好きな2番ショートの対決」
先生 「心配やけど、楽しみやなぁ・・・」
コーチ 「バード、ここに来て、また一ランクうまくなりましたからね」
先生 「せやねん。バッティングも守備も間違いなくレベルアップしてる」
コーチ 「この間、岡島から打った左中間へのホームランなんてね」
先生 「あの打球は、西武の和田の逆回転やからな」
コーチ 「一番ボールが飛ぶ回転がかかるスイングを意図的にやってる感じでしたもんね」
先生 「あんなことできるようになったら、ガンガン左中間抜いていけるで」
コーチ 「今までレフト前のキレイなヒットやったんが」
先生 「レフトオーバーになるスイングやもんな」
コーチ 「そんなバードやけど、相手は井端やからな」
先生 「仰木さんとか、バレンタイン監督やったら、井端4番の試合絶対あるような選手やで」
コーチ 「大事な試合であればこそ、4番にしそうですしね」
先生 「打順は2番やねんけど、井端は1番から5番までの打順の必要な部分を全て兼ね備えたバッターやもんな」
コーチ 「場面に応じて、トップバッターにもなるし、4番にもなる」
先生 「だからタイガースサイドから見たら、もう全ての神経を使って井端を抑えにいきたいわけや」
コーチ 「ウッズにホームラン打たれるのはそんなに怖くないですもんね」
先生 「せやねん、それより、井端に十球粘られてフォアボール選ばれるほうが困る」
コーチ 「そっちの方が負ける可能性が上がってしまいますからね」
先生 「なんとしても井端に仕事をさせたらあかん」
コーチ 「その通りや、思います」
先生 「対して、うちのバードや」
コーチ 「マークが甘くなるといいんですけど・・・」
先生 「そのためには・・・」
コーチ 「レッドの出塁」
先生 「シーツの影に隠れてこちらも、隠れ不振のレッド」
コーチ 「気持ちが強く出すぎてしまう人ですからね」
先生 「“いっぱい盗塁するぞー!!”くらいの気持ちでやってくれるとええんやけど」
コーチ 「ほんまにそうなんですけどね」
先生 「いやでも、もう、2番が活躍したほうが絶対に勝つ」
コーチ 「タイガースの今年の命運、鳥谷敬、あなたが握っています」
先生 「ここまで本当によく頑張ってきた。ありがとう。でももう一頑張り!!」
コーチ 「日本一の2番ショートを上回ってください!!」
先生 「そして、数年後、日本一の2番ショートになってください!!」
コーチ 「お願いします!!」
先生 「鳥谷大好き!!!」
コーチ 「絶対、優勝したいんやー!!!!!!!」
任せたぞ、ぼくらのバード!!優勝したい気持ちをクリックにぶつけてください:笑 blogランキングへ