2005年09月01日

岡田監督、勝つためにリスクを背負う勇気

コーチです。
盛りだくさんだった、昨日のまとめを。

はっきり言ってタイガース、チーム状態は後半戦に入ってから一番いいんじゃないでしょうか?こんなにも1番から8番まで打てる空気のゲームって始めてでしたよね。
今岡の不振が長く、矢野も赤星も鳥谷もシーツも・・・必ず誰かが絶不調という状態で勝ったり負けたりしていました。

とにかく、昨日は、

井端・・・

昨日のゲームだけ取ったら、彼は世界一の2番打者です。文句なし。
もう仕方ないですよ。あんだけ凄いパフォーマンスされてしまったら。
もともと凄いバッターなのに、
これまた絶好調とぶつかってしまった感じ。
前半戦の終わり頃、広島のレイボーンから、横浜の三浦、門倉、斉藤隆って、
立て続けに「シーズン一番の出来」みたいなピッチングされて、
まったく打てなくなったことありましたよね。
一流選手のマックスが出てくると、けっこうどうしようもなかったりします。

今の井端。
そういう状態なんだと思います。
もう手がつけられない。

じゃあ、そういう時どうしたらいいのか?

解決策は一つ。いたってシンプル。

「信じた場所に思い切り投げて、あとは正面に飛ぶか打ち損じてくれるのを待つ」

もうそれしかないと思います。
どこに投げたって打たれるから、何も考えなくていい。
ただただおもいっきり。

その気迫でちょっとでも「う!」ってたじろがせることがあれば勝機はあると思うのですが。
下柳先輩、そういうの最も適任でしょう。
「う!」ってたじろがせて!!


あと、昨日の岡田采配。

井川交代で、橋本、4点差となって桟原。このリレー。

まず橋本に関しては、
橋本の「ハート」を勝ったんだと思います。
まさしく「火がついた」ドラゴンズ打線。
自信満々でフルスイングしてくるあの空気。
ああなってしまったら、
たとえばどこのチームのエースでもしんどいです。
あのイニングで試合が決まってしまう可能性のほうが高かった。

橋本ならば何とか。。。

何とか2失点。十分でしょう。

そして5回。本当に「なんとか」投げていた橋本のチェンジアップを、
中日、森野が雑な空振り。
あれで一気に橋本が落ち着きました。
中日が見せた一瞬の隙、油断。
その後、落合監督が見せた、ギリギリの継投。9回の徹底的な守備固めは、
森野が見せてしまった隙を、必死に隠すように見えました。
まるで、子どもが付いた嘘を、慌てて取り繕う親みたいな感じ。
今は、小さな綻び。
でも、まだ直接対決もかなり残っている状況。
さぁどう出るか。
希望的観測も含みですが、
ああいう試合を続けて、勝ち続けることは至難の業だと思います。
親が必死に取り繕う。
嘘にはまた新しい嘘が必要ですから。
落合監督は敢えて困難な道を選択しているように思えます。

対して橋本のあと、桟原の岡田監督。

正直、勇気あるなぁと思いました。
タイガース投手陣の中で、非常にリスクが高い部類の投手ですもんね。
ホームラン打たれる危険が凄くありますから。
桟原をだして、打たれて負けたら、これ言い訳できませんもん。
なぜ、あの場面で福原じゃなかったんだ。
そういう論調になることは目に見えてる。

でも、あの点差のゲームで桟原が抑えなければ絶対勝てない。
仮に、先に福原を出して、抑えて早い段階でおいつけたとしても、
結局桟原が打たれて負けたら、負けは負け。
どちらにせよ、桟原が抑えることが、勝利のための絶対条件でした。

ならば、後半にいいピッチャーを残しておいたほうが勝てる確率が上がる。
でも同時に、序盤で試合が崩れる可能性もたぶんにはらんだ継投。
大負けてもいいから、勝ちにいく。
勇気のある采配だったと思います。
結果的に継投はうまくいきましたし、
ナイス采配だったと思います。

はい。
そんなわけで、今日は甲子園。

ききたいなぁ、下柳先輩のヒーローインタビュー。


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posted by コーチ at 09:49| Comment(5) | TrackBack(5) | □監督 岡田 彰布 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

井川慶の心

先生  「ちょっと待って!!ちょっと待って!!」
コーチ 「先生!!どうしたんですか!?」
先生  「いやいや、ちょっと待って!!」
コーチ 「何を待つんですか!誰を待つんですか!」
先生  「ほら、スポーツ新聞・・・」
コーチ 「はい」
先生  「ポカーンやわ」
コーチ 「確かに」
先生  「昨日の試合、井川悪ないで!!絶対悪ないで!!なのになんやこれ?」
コーチ 「“背信”って言葉、好きですねぇ」
先生  「ちょっと抗議する!!」
コーチ 「え?」
先生  「まずは104で電話番号聞いて・・・」
コーチ 「ほんまにするんですか?」

先生、ほんまに抗議する

先生  「ちょっとなぁ、井川、背信ってどういうことやねん!!あんなもん、打たれよ思って打たれてるわけないやろが!!お?分かるか?井川はなぁ、心が成熟してる最中なんや!!確かに昔はちょっとぼんやりしてて、よう分からん部分もあったし、自分のことばっかり考えるように見えた時もあったわ。でもな!!今はちゃうやろ?ずっと見てる人やったらわかるやろ!!鈍かった井川がな、いろんなことに気づき始めてるんや!!だからそんな自分に戸惑ってるんや!!“打たれるんが怖い”って思ったことのなかった人が、不意にそんなことを感じるんや。どや?あんたやったら対処できるか?突如、現れてきた仕事に対する新しい種類の情熱。それは今まで自分が知らんかった感覚や。急に守りたいと思うもんができた“守りたい””守らなければならない”そう強く思うことができてしまったあなたは、その時どうそれと向き合う?わからんやろ!!え?何や?当たり前やろ“チーム”や!!井川にとって“チーム”こそ“守りたい”と思うもんや!!だからこそ、あんなに臆病になってしまうんや。どっちでもいいことじゃなくなったんや。人の気持ちが凄く分かるようになってしまったんや。自分が打たれたら・・・もし自分が打たれたら・・・だからこそ、突然、体が動かへんくなってしまうんや!!分かるやろがそんなもん。そんなもん簡単に克服できひんで。簡単に克服してるやつは、大きな代償を背負ってる。オレはそんな奴に魅力を感じひん!!井川の心は今、成長している真っ只中なんや。そんな自分をドライブしていく術を身につけてる、大事な大事な時期なんや。みんなで守ってやろうや!!ほんまのエースにみんなで育ててあげようや!!それでも前を向いて一生懸命進んでいる井川をみんなで応援してあげようや!!」

コーチ 「先生・・・」
先生  「あーしんど」
コーチ 「ぼくもそない思います」
先生  「当たり前や、コーチまで井川が悪いとか言ったら、オレかて自信なくすわ」
コーチ 「先生・・・」
先生  「なんや?」
コーチ 「今日は勝てますよね」
先生  「せや。勝てる」
コーチ 「下柳先輩が前回前々回の自分とね」
先生  「昨日の井川を全部引き受けた、魂の投球をしてくれるはずや」
コーチ 「今日こそ6回を2失点」
先生  「あんなにも悔しい思いを続けてさせるほど神様は意地悪じゃないで」
コーチ 「そして7回から・・・」
先生  「球児の復活祭や!!」
コーチ 「甲子園という大きなやぐらで」
先生  「舞い踊れ、球児!!」
コーチ 「さぁ、第二戦!!」
先生  「また、しんどい試合になると思う」
コーチ 「でも」
先生  「勝とうじゃないか!!」
コーチ 「勝とうじゃないか!!」
先生  「勝とうじゃないか!!」
コーチ 「勝とうじゃないか!!」
先生  「嗚呼!!嗚呼!!嗚呼!!」
コーチ 「乾杯!!!!」
先生  「井川、次は任せたでー!!」


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posted by コーチ at 07:56| Comment(3) | TrackBack(8) | □ 井川 慶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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