2005年09月10日

金本知憲、その大合唱が終わらない

360度、パノラマ。
金本、金本の大合唱。


「かーねもと!!かーねーもと!!」
360度ぶんの1のぼく。

「かーねもと!!か−ねもと!!」

大合唱が収まらない!!



セントラルリーグのエース黒田。絶好調。
いまいち調子が上がらない福原。

ノーヒットノーランの危機も感じ、
甲子園を包む曇天の夜空にノーゲームさえ期待した。

しかし、粘る福原。
粘りに粘る福原。

打席に迎えた投手の黒田さえあっさり打ち取れなかった福原が、
7回を1失点に抑えた。

そして完全に負けゲームだった序盤を、

アニキの全力疾走が突き破る。
ファールを打つ今岡の姿に、あの日2本塁打6打点の面影を見た。

絶不調矢野の同点タイムリー。

そして、

弾丸ライナーのバックスクリーンへのホームラン。勝ち越し。
突き刺さったバックスクリーンの真上。
表示されたスピードガンは151kmだった。

エースと4番。
物凄い対決。
制したのは、4番。


ジェフが出てくる。

豊が出てくる。

ライトの守備位置へ走る、控えキャプテンの姿に甲子園は大声援を送った。
ツーアウトランナーなしで打席に向かう、控えキャプテンに送られた声援に、
ぼくは泣いた。


そして球児。

プロ野球史上、もっとも意外な「プロ入り初セーブ」へむけての投球。

序盤あんなにも苦しく、ノーゲームさえ期待した試合。
終盤に入り、完全に勝ちムード。

そうだった。このチームは優勝するチームなんだ。

札幌のトラウマを払拭した、
8回、鳥谷の送りバント。

そして、アニキのダメ押し三塁打。

9回にはまたまたアニキがファインプレーで、球児を盛り立て、

「岡田監督を宙に舞わせる」

そう断言した。


360度の大合唱。
360度ぶんの1のぼく。

「かーねーもと!!かーねーもと!!」

大合唱が収まらない!!


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posted by コーチ at 13:50| Comment(6) | TrackBack(7) | ○ 観戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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