金本、金本の大合唱。
「かーねもと!!かーねーもと!!」
360度ぶんの1のぼく。
「かーねもと!!か−ねもと!!」
大合唱が収まらない!!
セントラルリーグのエース黒田。絶好調。
いまいち調子が上がらない福原。
ノーヒットノーランの危機も感じ、
甲子園を包む曇天の夜空にノーゲームさえ期待した。
しかし、粘る福原。
粘りに粘る福原。
打席に迎えた投手の黒田さえあっさり打ち取れなかった福原が、
7回を1失点に抑えた。
そして完全に負けゲームだった序盤を、
アニキの全力疾走が突き破る。
ファールを打つ今岡の姿に、あの日2本塁打6打点の面影を見た。
絶不調矢野の同点タイムリー。
そして、
弾丸ライナーのバックスクリーンへのホームラン。勝ち越し。
突き刺さったバックスクリーンの真上。
表示されたスピードガンは151kmだった。
エースと4番。
物凄い対決。
制したのは、4番。
ジェフが出てくる。
豊が出てくる。
ライトの守備位置へ走る、控えキャプテンの姿に甲子園は大声援を送った。
ツーアウトランナーなしで打席に向かう、控えキャプテンに送られた声援に、
ぼくは泣いた。
そして球児。
プロ野球史上、もっとも意外な「プロ入り初セーブ」へむけての投球。
序盤あんなにも苦しく、ノーゲームさえ期待した試合。
終盤に入り、完全に勝ちムード。
そうだった。このチームは優勝するチームなんだ。
札幌のトラウマを払拭した、
8回、鳥谷の送りバント。
そして、アニキのダメ押し三塁打。
9回にはまたまたアニキがファインプレーで、球児を盛り立て、
「岡田監督を宙に舞わせる」
そう断言した。
360度の大合唱。
360度ぶんの1のぼく。
「かーねーもと!!かーねーもと!!」
大合唱が収まらない!!
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