「何が何でも球児に記録を作らせてあげたい」
新聞は大喜びで、球児の写真を一面に持ってきていました。
岡田さんは球児の記録のことが大々的に新聞の一面を賑わすとを想定して発言しているか?
おそらくしていない。
星野さんなら、「一面用のコメント」考えてしていたでしょう。
でも、岡田監督はあまりそういうことを考えない。
「球児に記録作らせてやりたいやろ、だって」
岡田監督、もう、それのみ(笑)
だって、そうやろ。
だって、そうやろ。
星野さんは、その気持ちプラス、外向きの扇動が少し入る。
社会の人、大人の人。
球児を投げさせ続けることに関して、
やはり怪我の心配、
シリーズに向けての疲労。
来期以降へ向けての不安。
これから先、
仮に球児が打たれてしまったとき、
世間は、球児を酷使する監督を批判すると共に、
球児に対する心配を大々的にするでしょう。
その空気の中で、優勝戦線を戦うことはいいこととは言えない。
タイガースが保有する、最強の武器。
球児のストレート。
これが最も、いきいきとするために、
「球児に対する不安」
これは、ちょっと、なくてもいい不安。
もうここまで来てしまってるんだし、
あとは、充実した気持ちのままシーズンを過ごしきることの方が
絶対にいい。
ところが、
「球児に対する不安」はそれを難しくさせてしまう。
でも、
「登板数、記録更新」
という大義名分は、その不安をないものに変えてしまう。
自然と出てくる
「頑張れ、球児」の声。
もし打たれても、
「次は、頑張れ」の声。
球児が、余計なものに邪魔されない状態で、
投げ続けることができやすい。
そして、星野さんなら、
こういうことも含みで、
「是非とも、取らせてあげたいねぇ」
そう言っていただろうと思う。
でも、岡田監督は含まない。
「だって、球児に記録作らせてあげたいやろ」
それのみ。それだけ。
そしてその結果、うまれて来る、
過ごしやすい環境。
世間と監督がマッチしてきたなぁ。。
ぼくは星野さんも岡田監督もどちらも大好きだ。
でも敢えて比べれば、岡田監督のほうが好きだ。
愛の比重が大きいから。
愛メインの岡田采配。
さぁ優勝まで、
監督が愛する選手たちが、
ぼくたちが愛する選手たちが、
いよいよ、
本当にいよいよ、
「もう楽しくてしゃーなくて笑っちゃう」って、そんな状態で、
優勝までひた走ってくれそうな気がする。
全部勝てるわけない。
だけど、
「楽しいから」→「次の日勝てる」
「大好きだから」→「打つし、抑える」
信じられないような、そんな素晴らしい瞬間が、
目の前に、すでに存在しているような気がする。
長きに渡る低迷期、
2年前を経ても、まだ拭い去れない、
「本当なのか?」
という思い。
これからの2週間が、その思いを払拭してくれそうだ。
「本当なんだ」これは「本当なんだ」
愛メインの采配は、
今度はいったいどんなことを教えてくれるのだろう?
楽しみでしかない。
これは現実なんだよな!!の思いをクリックへ!! blogランキングへ