初回にあれよあれよと6点。
昨日の試合には“準決勝”を感じた。
現在、5連勝というのもあるだろうけど、
ゲームから発される空気が、とてもトーナメントのようだ。
今年のタイガースは、とにかく堅い試合が多く、
もっと1点を大切に!!
トーナメントのような戦いを!!
とかく、そう揶揄されてきたものだった。
ただ、実際この日を迎えてみれば、
溢れんばかりに出てきている、トーナメント感。
策を講じ、意図的に醸したものではなく、
自然とうまれてきたトーナメント感。
まさに、それが岡田野球。
迷わず5回で井川を変えたのも、球児にこだわらず、橋本をはさんだのも、
関本に送りバントをさせたのも、
全てが自然だった。
準決勝を戦うチームの姿だった。
この試合を戦うために、長い長い長い長い、そんな準備を繰り返してきたんだ。
だから自然と勝てる。
トーナメントで優勝するチームの底力ってきっとこういうものなのだろう。
「自然に勝てる」
さぁ決勝戦。舞台は甲子園。
準決勝の先発は、大会中いまいち調子が上がらなかった背番号1というところか。
でも勝った。
井川に関する評論は、
toraoさんとこで見事にしてあったので、そちらを。
全く同意見。ぼくもまだまだ井川をあきらめない。
昨日は、何はともあれ勝ったことを評価したい。
結果的に、決勝戦に繋げたことで十分だ。
だって、それがトーナメント。
そして決勝のマウンドは、背番号10のエース。
苦しいとき、何度も何度もチームを救った、
心優しきひげのエースが、
“決勝戦”という大きな大きな渦の中心にたち、
それを静かに、しかし熱く回転させる。
そして、
悔しさを、勝ちたい気持ちを、最も表面に出す1番センターが、
何を言われようとも、必死に耐え忍び鍛錬を繰り返した2番ショートが、
不慮の怪我を克服し、ギリギリ舞台に間に合った幸運の3番ファーストが、
どんな時でも、個人の持ちうる限りの全ての能力でチームを支えた4番レフトが、
悩みに悩み、悩みに悩んだ末、ようやくその思いを開花させた5番サードが、
二人でそのポジションを、ベンチと交互に守ってきた、二人の6番ライトが、
強くて優しい、あんなにも心から笑える37歳、7番キャッチャーが、
こちらも、二人でなんとか守って、いろんな仕事をこなしてきた、二人の8番セカンドが、
桟原が、
江草が、
橋本が、
球児が、
ジェフが、
久保田が、
秀太が、
久慈が、
浅井が、
豊が、
濱中が、
アツ片岡が、
皆で渦を作り上げ、
決勝戦終了後、
野球と阪神が大好きな、
新将岡田彰布を宙に舞わせる。
さぁ、決勝戦、さぁ決勝戦。
よし、これで準備が出来た:笑
決勝戦への思いをクリックに!!blogランキングへ