ビジネスではない気持ちで、全てをやってきたその結果、優勝し、ビジネスに繋がっているということだ。
そして今回も、逆転ホームランを許した井川に、岡田監督は「今日は良かった」という旨のコメントを残した。「いいとこを探して褒める」。それは「そのほうが井川が働くから」というビジネス的感覚ではなく、「井川に勝たせてあげたい」という「担任の先生的感覚」だと思う。「チームのために勝ってほしい」「井川のために勝ってほしい」。
ビジネスありきの人に岡田野球は分からない。
大事三連戦の初戦をことごとく落としてきた井川。でも、先発させることをやめなかった監督。そして2戦目、3戦目をなんとか勝利し続け、優勝したタイガース。
しだいにうまれてきた「初戦を井川で落とすということ」の意味。
人望があるのは、井川ではなく、監督である。
前半戦のある時期を除いて、井川を信じてエールを送り続けた監督。
そんな監督のためにも、結果を出してやりたいと奮い立つチーム。
しかし、負ける。
「えらいことだ」とさらに奮い立つチーム。
翌日、勝つ。
この意味では井川の先発失敗は、岡田監督の求心力を高めたといえると思う。
そして、ここで重要なことは、
「監督はそれを狙っていない」ということ。
「たまたま」なのだ。「結果的にそうなった」なのだ。
監督が考えていたことは一つ。
「井川が納得いくピッチングをした上で、勝ってほしいんや」
そんなのはビジネスではない。
でも、「そんなの」がぼくは大好きなんだ。
そして「そんなの」を見たいから、チケットを買って甲子園へ足を運び、
グッズも買いたくなるんだ。
ビジネスは後から産まれてくるもの。
岡田監督が残した結果は、非常にプロセスが分かりにくい。
結果にいたるまでの既存のマニュアルは存在しない。
なぜか?
それは、そのプロセスが形には表せないものだったりするからで、
文字には起こしにくいものだったりするからである。
感性を感性で理解したものが、感性で応え、
笑顔を笑顔で理解したものが、笑顔でそれを表現する。
ぼくはそんな野球を観たいと思っていた。
そしたら、観れた、そんな野球。
来年も、再来年も、ずっとずっと、
ぼくはそんな野球を観ていたい。
一タイガースファンとしての、気持ちです。
どうですか?
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