2006年01月11日

チャンスメイク王!


昨日に引き続き、
「表向きの数字に表れにくい数字」にスポットを当てるキャンペーン(笑)
第2回目。

本日は、「2005シーズン、チャンスメイク王!!」

イニングの先頭、
はたまた、
前の二人が凡打し、2アウトランナーなしという場面で、
三者凡退を免れたい場面。

直接的に間接的に得点に大きく関係してくる、
ランナーのいない場面での打撃。

競う基準は、
もちろん、打率ではなく出塁率。
ランナーなしの場面で、いかに状況を切り開いてきたか。
その貢献度を出塁率で見てみたいと思います。

それでは発表です。
2005年シーズン、チャンスメイク王!!


首位打者 ウッズ .403
 
2位   青木 .390

3位   福留 .388


ウッズがただ一人4割を超える出塁率。
「打ちやすくした人」総合順位でも4位に来ていたし、
シーズン通して非常にチームに貢献していたのだと思われます。
横浜時代のことはイメージでしかないですが、
もっと荒かったなぁという印象。
「チームが勝つことが嬉しくなって、ウッズの打撃が変わった」
という記事を優勝争いの真っ只中のときに書いたけど、
なんだかそんな感じがします。
ウッズ、首位打者おめでとう!!笑

そして、2位に本家首位打者の青木。
トップバッターであることを考えても、
ランナーなしの場面でいかに出塁するかは大事な仕事。
青木が更なる進化を見せれば、来季のスワローズは手強いかも。

3位に福留。
「打ちやすくした人ランキング」で、堂々の準三冠王を達成していた福留。
ここでもトップ3に入る活躍。
こうして見てみると彼の打順は、5番でないほうがよいのかも知れないなぁ、と雑感。

てことで、
続いてトップ10

4 岩村 386
5 井端 383
6 新井 383
7 金本 381
8 赤星 380
9 前田 365
10小久保 363

各チーム、主軸の名前がずらり。
タイガーズでは金本がトップで7位。続いて赤星。
「打ちやすくしたランキング」でも上位の二人。
今年のタイガースもこの二人にかかる重責は大きいと思われます。
赤星もトップバッターとして、申し分ない数字。
一般的な打率部門では、スワローズの青木に少し差をつけられていますが、
総合的に見れば、赤星が一枚上手という印象。
日本代表でのプレーが見たいなぁ。

そして、どこでも上位に名を連ねるドラゴンズ井端。
ウッズ、福留、井端。
2005年のドラゴンズを担い、来季ももちろん軸となる三人。
こうやって見てみると、
福留を1番において、2番井端、4番ウッズ、という並びの方が得点力がありそうな気がします。
もう、初回からしんどいしんどい。

以外なところでは、カープの新井が健闘。
ホームラン王もチャンスメイカー頑張ってたんだ。
だけど、裏を返せば、新井や前田がチャンスメイクしていることが多いということは問題。
スワローズの岩村もそうだし、ジャイアンツの小久保もそう。

本来的にチャンスメイクすべきな、1番2番の打者がこのランキングで上位に来れているチームがやはり上位に来ている模様。
赤星であり、井端。
この二人の功績は、もはや言うまでもないことですが、
優勝争いできたことの大きな要因であったと思われます。


それでは続いて、惜しくもトップ10を逃した11から20位!!


11 矢野(巨)360
11 スペンサー360
13 阿部 358
14 ラロッカ353
15 清水 352
16 緒方 351
17 高橋由349
18 種田 348
19 ローズ342
20 鳥谷 342


11位に注目の二人!!
ジャイアンツの矢野と、そして我らがスペンサー!!

ジャイアンツが後半戦に入ってから機能しだしたことに、
矢野の存在が大きかったことがうかがえます。
「2ストライクを取られてからの打率ランキング」で、
井端とほぼ同じ数字を残していた矢野。
このランキングで15位に入っている清水を1番において、
1番清水(15位)、2番の矢野(11位)、3番高橋由(17位)、4番小久保(10位)、5番阿部(13位)。
どこからでもチャンスが作れて、どこでも返せる上位打線。
昨年の開幕オーダーよりも遥かに怖い。
ジャイアンツ、強いだろうなぁ。
あと、退団しましたが、ローズはイメージほど悪くなかったんですよね。
清原とまとめて戦犯みたいに言われましたが、
ローズはそれなりに活躍していたと思います。
清原は今年活躍してくれたらいいな、と思っています。

で、スペンサー!!
ランナーなしの場面で、見事な成績!!
でも総合的な数字が悪いということは、裏を返せばチャンスですごく打っていないということですが(笑)
いいんです!タイガースは今岡で得点するチームなんです!
で、今岡がホームラン打った後とか、
今岡がダブルプレーで終わった次のイニングの先頭とかで、
スペンサーってこつこつ出塁してたんですよね。
優勝に大きく貢献したスペンサー、ナイス残留。
あと、鳥谷もなかなかの健闘ぶり。
一番からの攻撃は、赤星、鳥谷のどちらかが出塁する。
そういう形がなんとかできていたことの証明でしょう。
やはり勝つために、1番、2番の役割はとても大きい。

ベイスターズは種田がトップで、18位。
カープはここに、緒方とラロッカの名前。
両チームともチャンスメイカーを1、2番におけるかが、
今シーズンの鍵だと思われます。

ではでは続いて21位から30位。
全部で52人のランキングですので26位が真ん中です。

21 多村 341
22 二岡 336
23 関本 336
24 佐伯 334
25 リグス333
25 矢野(神)333
27 嶋 331
28 荒木 327
28 木村拓327
30 栗原 325

タイガースは下位打線を支えた矢野と関本がランクイン。
下位打線を打つ選手がこの辺に来てくれているということが、
強かったことの要因でしょう。
簡単に終わるイニングが比較的少なかったんだと思われます。
応援していると、すごく打っていないように思うことにありますが、
なかなかどうして、こうしてみてみると、
対左投手の時の打線は、相手チームにとってかなりしんどい打線だったのではないでしょうか?

ドラゴンズの荒木は、確かに盗塁はできますが、
こうして見るとトップバッターとしてはやや物足りなかったかなぁ、と。
7番くらいにいるほうが、対戦するほうとしてはイヤですよね。


それでは、
30位から40位です。


31 アレックス322
32 土橋 320
33 桧山 320
34 シーツ319
35 森野 318
36 石井 317
37 谷繁 307
38 村田 307
39 金城 302
40 鈴木健296

昨日から見ていると、
シーツはイメージほどには活躍していないように見えます。
金本、今岡の前を打っていたということで難しかった面もあるとは思いますが、
表向きの数字ほどは活躍できていなかったかな、と。
2006年はシーツをどう使うのかが、大きな課題かと思います。
確かに守備はうまいし、2塁打も打てるので、
だけどわりと淡白で三振も多い。
難しいです。

ドラゴンズは、井端、ウッズ、福留のビッグ3以外の打撃が浮沈の鍵を握ると思われます。
それほど打たなくてもいいから、
粘り強く、できるだけ出塁する。
そういう姿勢の打者が下位にいると、
ちょっと手がつけられない打線になるのではないか、と。
ドラゴンズは下位打線の躍進の有無に注目したいです。


では、これより40位から最下位まで。
ランナーのいない場面で、アウトを重ねていってしまいやすかった人は誰!!

41 小池 294
42 ラミレス294
43 相川 292
44 古田 289
45 今岡 287
46 立浪 283
47 清原 279
48 宮本 277
49 仁志 273
50 藤本 268

51 城石 268
52 倉 252

やはり今岡は低かったです(笑)
ただ、そのぶんあれだけ打点を上げているので、トントンだったということですよね。
しかしのところ、たとえば5番からの攻撃のイニング。
5,6,7と三人で終わると、次も8番からとなり、
相手投手が非常に流れに乗りやすい展開が生まれるわけで、
そこを、スペや矢野や関本が出塁して、なんとかしてきた去年。
2006年の今岡には、「いやらしさ」も出してほしいなぁ、とファンの願い。

ジャイアンツ強そうだし、
ドラゴンズも荒木と下位打線が活躍すれば、
ちょっと手がつけられないくらい打ちそうです。

2006年、また打点を荒稼ぎした上で、
このランキングでも今岡が上位に来るようならば、タイガースの連覇も夢ではないって思います。
あとは藤モン(笑)

藤本、かなり打ってないと思ってたら、どの数字見てもやっぱり打ててなかったみたいです。
もちろん3割打てこのヤローと言っているわけではなく、
8番打者に求められる、9番までまわす仕事や、できるだけ相手投手に投げさせたりする仕事。藤モン、やっぱり8番むいてないかな・・・

ドラゴンズがビッグ3以外の打者が浮沈の鍵を握るのと同様。
タイガースも金本、赤星以外の打者が鍵を握ることは同じ。
ライトとセカンドとファースト。
まだまだ誰が守るのか分かりませんが、
去年と同様の働きを皆がすると仮定すれば、
やはり、求められる仕事から考えると(今岡のあとを打つということ)
スペンサーは外しにくいです。
「2−3打席率」、「ランナーなしでの出塁率」で上位に来るスペンサー。
非常に貢献度の高い選手ですが、
しかし、
濱ちゃんや林が物凄く打ってくれれば彼らが試合に出てほしいです。
さぁ、若虎よスペンサーからポジションを奪え!!笑

てことで、「ランナーなしの場面」での首位打者はタイロン・ウッズ選手でした!!
ということです。

ではでは、また◎


参考
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/player?t=b&c=5

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posted by コーチ at 13:31| Comment(3) | TrackBack(0) | ☆ ペナントレース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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