牛肉がどうで、センター試験もああで。
断続的に続く、子どもたちが命を落とす事件の数々。
年が明けて、雪が降って、
気持ちが滅入るようなニュースばかりが流れてきて、
でもそんな時に、
ぼくはよく、
タイガース仲間の“あん”ちゃんがやっている日記を覗くんだ。
あんの日記。
彼女は本当によく、編み物のことを考えていて、
「ああそうか、編み物のことを考えてるんだな」
って思えることに、ぼくも何だかニコッとなって、
本当に素晴らしい気持ちにさせてくれる。
昨年、
あんの日記。の中で、ぼくにとってとても印象的なシーンがあって、
それは、アンディが不調時の広島市民球場でのゲーム。
アツ片岡が3番スタメンで出場した試合。
試合開始時に、家にいることができなかったあんちゃんに、
お母さんからメール。
その内容が、「スタメン、シーツじゃなくて片岡」という内容。
ぼくはその記事を読んで、
本当に素晴らしい親子だって思ったんだ。
同じ量の情報を同じ質で、さらに同時進行で共有できていなければ成立しえない内容。
母と娘が、
シーツの不調時に、
岡田監督の起用パターンをしっかり呑み込んだ上で、
「スタメン片岡」に驚きあって、報告している様。
あまりにも理想的を感じさせる親子像。
冬になって編み物をする娘が手袋を編んだら、
お母さんはその手袋を手にはめて、写真を撮って、
その写真を娘はブログに掲載したりもしてるんだ。
テレビからは、誰が悪者だ、ってニュースばかりが流れてくる中で、
身の回りに、「編み物のことばかり考えている人がいる」という安心。
何をしてたって地球は回っていくんだ。
ならば、自分がすることは楽しいことがいいに決まっていて、
あんちゃんはそのことがとても得意そうで、
ぼくはいつも嬉しくなるんです。
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