2007年09月20日

沈黙から大連勝の鍵は桜井

先生  「強さと弱さは紙一重なんよな」
コーチ 「ほんまにそうですね」
先生  「この間、赤星がヒーローインタビューで言ってたやん」
コーチ 「『楽しくてしょうがない』ですよね」
先生  「そう、それ。『楽しくてしょうがない』って、個人的には一番好きやし、強いときは一番強いと思うねん」
コーチ 「二戦目の江草のピッチングとかまさにそんな感じでしたもんね」
先生  「勝利の中に悲愴感がないんよな」
コーチ 「はい」
先生  「ところが」
コーチ 「ええ」

先生  「内海に対して危険球って、もう最悪に良くないことやん」
コーチ 「頭狙ったとは思わないですけど、ぶつけにいってた感じはありましたしね」
先生  「オレはむしろジャンの時よりひどいと思ったわ」
コーチ 「ですねぇ。ジャンの場合は審判も酷かって周りがジャンを潰した感じもありましたから」
先生  「それで精神のバランス崩してな。まぁ、わざとぶつけるんは絶対にあかんことやけど、もはや錯乱状態にも見えたからな。心神耗弱状態みたいな」
コーチ 「もちろん、そうであってもダメなものはダメなんですが、でもボギーの危険球はちょっと救いようがないですよね。なんかクセがバレてる感じはしましたけど、自分が滅多打ちされて、それで切れてもうて、この回で降板やったら相手のピッチャーにぶつけてチームに貢献しよ。ってそのニュアンスがどうしても見えてしまった」
先生  「アメリカ人気質なんかなぁ。。溜息しか出んな。この間のシーツがスンヨプの足踏んだ件もそうやけど、そういう思考回路が備わるような環境で大人になってしまった人を今さら教育するんはほんまに難しい」
コーチ 「そうですね。どこに何が潜んでいるのか分からないですもんね」
先生  「特に久保コーチみたいな基本穏やかで優しい人ならなおさらな」
コーチ 「監督もね、当たり前のことはできるだけ言いたくない人ですからね」
先生  「そういう久保コーチと岡田監督やから強い面もあって、今、磐石のリリーフ王国ができあがっているのも事実やし」
コーチ 「その時に、そのやり方は選手の内側に潜んでいる悪性のものを矯正することがなかなかできない」
先生  「自分が打たれてる日の相手のピッチャーに、しかもエースにぶつけて、ベンチの裏でガム噛みながらニヤッと笑って『グッジョブ』なんて野球は日本にはないんや」
コーチ 「だけど『それは、ない』ってことを説明して、しっかり理解してもらうんはほんまに難しいですよね」

先生  「幸い内海が何事もなくて良かったけどな」
コーチ 「ほんまに、ちょっと顔腫れてて心配しましたけど」
先生  「ほんで、ヨシノブ怒りの3ラン」
コーチ 「ダーウィンは気の毒でしたね。うん。でもまぁヨシノブのホームランはむちゃくちゃ凄かったです」
先生  「怒りが逆風を切り裂いて」
コーチ 「もうそら、なす術ないですよね」

先生  「試合の中でほんまの解決をしようと思ったらな」
コーチ 「はい」
先生  「非常識なことかも知れんけども、監督コーチ選手全員ベンチから出て、横一列に並んで、帽子とって内海に『申し訳ありませんでした』ってしっかり頭下げるとか、そういうことが必要やった」
コーチ 「できないんでしょうけどね、そうすることでボギーの『アメリカ体質』も何か変化が起こるかもしれないし、『ごめんなさい』が一番自然ですよ」

先生  「普段『楽しくて仕方ない』で野球をしている人がこうなった時」
コーチ 「それは、もう楽しかったぶんだけ反動がきますね」
先生  「そもそも真面目な責任感の強い人ばっかりで組まれた打線やもん」
コーチ 「どこかで顔にデッドボールを当てたピッチャー打ったらアカンって思ってしまいます」
先生  「『それは甘い』は違うんよな。そういう『甘さ』があるからこそ、東京ドームの三連戦みたいなあんな凄い試合ができたりするし」
コーチ 「そもそも12ゲーム差を追いついてこれたわけで」
先生  「強さと弱さはもう、ほんまに表裏一体や」

コーチ 「内海のデッドボール以降、アニキがあんな雑になるくらいですからね」
先生  「もちろん優勝争いの最終ステージや。勝ちにいかなあかんねん。甲子園の大観衆、遠くから来てはる人だって少なくないやろ。その人らのためにも打とうとせなあかん。でも心のどっかで何かが引っ掛かる」
コーチ 「最大級のストレスを抱えてしまいました」
先生  「そしたら赤星や関本みたいな、普段はすごく粘っこいバッターも簡単にアウトになってまう」
コーチ 「一点取ったんは、もうそんなこと言ってる場合じゃない自分のことで精一杯の桜井の二塁打がきっかけでした」
先生  「よう打ったよな、うん」
コーチ 「あとは葛城がほんまに立派でした」
先生  「いい表情で打席立ってたなぁ、ファースト守ってたから葛城だけ内海に謝ったんかも知れんな」
コーチ 「内海、基本的にすごくいい人やと思いますし、『あ、大丈夫ですよ』『いやいや、ほんまにごめん』ってやり取りがあったのかも知れません。映像で確認したわけやないから分からないですけど」
先生  「そしたら葛城は少しラクやもんな」
コーチ 「まぁ、それにしても葛城はほんまにいい表情で打席に立ってました」


先生  「そんなわけで、強さと脆さの『脆さ』の部分が思いっきり出た試合やったけど」
コーチ 「良かったところ探しましょうか」
先生  「ひとまず、5番矢野やな。これ、コーチどない思った?」
コーチ 「なるほどなぁ。オーダー見た時はニンマリしました」
先生  「一見不自然やけど、自然やんな」
コーチ 「ですね。桜井と浜ちゃんがどっちもどっちの状態ですから、どっちも使えないけど、どっちかが打ってくれないと厳しい状況で、もう一つの選択肢としたら、藤本をスタメンで使って、シーツをファースト、関本をサードで、葛城をライトに入れるっていうのもあると思うんですけど、やっぱり藤本を途中からっていうところと、関本が8番におるっていう強みは外せない」
先生  「いろいろ複雑に絡み合ってな」
コーチ 「そうですね。アニキの心理状態もありますし、5番に調子の悪い人がおるとアニキが調子崩す傾向があるのも懸念してでしょう。矢野が飛びぬけて調子がいいわけではないにしろ、だけど、『同級生』というものは、アニキの気持ちを少しラクにするんじゃないかな。あとはアニキが出塁した時に、矢野で送って、浜中葛城関本で一点取りに行くって分かりやすいし、確率も比較的高いですからね」
先生  「苦渋の選択やったやろうけど、道理よな」
コーチ 「ああいう試合になってしまって、打順は関係なくなっちゃいましたけどね」

先生  「で、桜井が打ったんは明るい材料やな」
コーチ 「そうですね。相手も内海やし、何よりあのムードの中よく打ちましたよね」
先生  「次から自然に桜井を5番に戻せるのは良かった」
コーチ 「あとはもう、完全に沈黙できたことをプラスに変えるしかないですよ」
先生  「せやな。凄い悪いことした、どうしていいか分からんで右往左往してしまったんを」
コーチ 「凄い悪いことしたけど、優勝したいから頑張る!!」
先生  「シーズン最終章に来て、またどん底のチーム状態が来た」
コーチ 「この間のどん底はナゴヤドーム辺りでしたよね」
先生  「せや。長期ロードの最後にナゴヤドームで中日に負け越して、甲子園戻ってきて広島相手に引き分けて、負けた」
コーチ 「だけど広島第三戦で、勝ってからそのまま10連勝」
先生  「きっかけは、黒田から桜井が打ったバックスクリーンへの物凄いホームランやった」
コーチ 「だから、次の神宮で苦戦するかもしれないですけど、三戦目くらいに」
先生  「桜井が爆発して」
コーチ 「で、ちょうど残り試合も10ゲームくらいだから」
先生  「その後、全勝して一気に優勝」
コーチ 「そうなりますように」

先生  「正直、甲子園で胴上げしてほしかったけど、今日の負けで相当苦しくなったからな」
コーチ 「そうですね。中日も逆転勝ちましたし、井端は2安打1四球でした。活躍してます、えらいことです(苦笑)」
先生  「中日より早く日程が終わるから、やっぱりその結果待ちじゃなくてな」
コーチ 「はい」
先生  「勝って決めれるように、最終戦までにマジック1で迎える試合を作りたい」
コーチ 「ですね」
先生  「そのために、神宮で、できるだけ早く桜井が爆発して、そっから大連勝で優勝や!!」
コーチ 「もう、ほんまに最後の最後まで来ましたね。ぼくらも精一杯頑張りましょう!!」
先生  「ほな、この大大大混戦をタイガースが制することを願って」
コーチ 「乾杯!!!!」

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posted by コーチ at 03:34| Comment(11) | TrackBack(1) | □ 桜井 広大 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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