コーチ 「いきなり、どないしたんですか?」
先生 「その弱い部分を一生懸命克服しようとする旅、それが人生やと思うんや」
コーチ 「確かにそうやと思いますけど、どないしたんですか?」
先生 「コーチ、奥さん元気か?」
コーチ 「元気ですよ。さっきもメール来ました」
先生 「しんどかった時期あったけどな、ほんまに強くならはったよな」
コーチ 「そうですね。本人がむちゃくちゃ頑張りましたから」
先生 「自分を演じなければ生きることが出来なかった人が、演じずにそのままの姿で生きるようになれるって、ほんまに凄いことやでな」
コーチ 「はい、尊敬してます」
先生 「で、演じなくなった奥さんむっちゃおもろいやろ?」
コーチ 「おもろいですねぇ。この間もね」
先生 「うん」
コーチ 「少し前なんですけど、中日戦のデーゲーム一緒に見てたんですよ」
先生 「浜ちゃんが決勝2ラン打ったあたりやんな?」
コーチ 「そうですそうです。その試合で、井端が目の下に黒い墨塗っててね、あの太陽光線をそっちに集めて眩しくないようにするためのあれ」
先生 「最近あんまりあれやる選手おらんくなったけど、井端、あれやるよな」
コーチ 「で、それ見て奥さんがね、さすがに井端は凄い選手や、って言うんですよ」
先生 「なんでや?」
コーチ 「あれは、目の場所を分かりにくくして、ピッチャーを撹乱する作戦に違いない、さすが井端や、って言ってました」
先生 「ハハハハおもろいおもろい」
コーチ 「目四っつあるやん!って、だけど井端はやっぱり凄すぎて中日の選手が井端に付いていけてないんだそうです」
先生 「どういうことや?」
コーチ 「奥さんが言うには、中日が屋外のデーゲームに弱いのは中日の選手もみんな井端の目にビックリしてしまって調子崩すかららしいです(笑)」
先生 「目、どれ?って(笑)」
コーチ 「みんな井端の目はどれか気になるから、打たれへんし、朝倉も中田も急に制球を乱す、と」
先生 「なるほどなるほど(笑) スジが通ってる」
コーチ 「他に、考えられる原因は、ウッズが太陽光線を集めすぎて他の選手がちょっと暗いんじゃないか、って言ってました」
先生 「奥さん、凄いな」
コーチ 「そうなんですよ、おもろいんですよ」
先生 「ほんま元気になって良かったなぁ」
コーチ 「ありがとうございます」
先生 「やっぱりな、何も演じないで、そのままの姿でおるんが一番ええと思う」
コーチ 「ですね」
先生 「優勝争い脱落してもうて、どないやって野球見たらええか難しいけどな」
コーチ 「ふつうに勝ったら嬉しいですし、負けたら悔しいですし、プレーオフの準備もあるでしょうけどね、ふつうに出てる選手を応援しましょう」
先生 「その結果、日本一になれたらええよなぁ」
コーチ 「今岡はずっと出るみたいですし、楽しみですね」
先生 「あ、そう言えば、『今岡になる』って名言を残したのは奥さんやったよな」
コーチ 「そうですね。少しのうまくいかないことで自分を責めて自らどんどん調子を崩していく様を総じて『今岡になる』」
先生 「今日はシーツが今岡になってたから負けた、とかそういう使い方してたよな」
コーチ 「そうですね。今岡以外では、矢野と浜中がよく今岡になってました(笑)」
先生 「今岡はもう随分、今岡になったからな」
コーチ 「ですね、ややこしいですけど、今岡になってる今岡は今岡なんですけど、それと本当に近い場所にむっちゃ打つ今岡がいますから」
先生 「なんか今岡戻ってきてから楽しいよな」
コーチ 「あの人おるだけで和みますね。スコアボードが(笑)」
先生 「こういう時の今岡は打つんや。抽象的やけど」
コーチ 「ですね。今岡が打って、3位を決めて、プレーオフでも笑けるくらい打ってほしいです」
先生 「というわけで」
コーチ 「はい」
先生 「少し、遅くなったけど、今岡誠の一軍復帰に」
コーチ 「乾杯!!」
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