また今日も懲りずに、局地的場面の集計データの話をしたいのですが、
ここまでやってきてなんですが、ひとまず、その主旨を。
何でぼくがこんなことを勝手に集計しているかという、
一番大きな理由は、自己満足なのですが(笑)
まぁあれです。2006年のプロ野球をより面白く見たいがための準備です。
去年、このブログを書いている中で、
ドラゴンズの井端選手の圧倒的な凄さを、くどいほどに書いていました。
そして書くことによって、ぼくの中の井端選手に対する、
「あなたは超凄い」
という思い入れは増幅し、
終盤戦などは、井端が打席に立っているだけで「打ち損じてください」とお祈りする態勢に入っていたものです(笑)
でね、そういう気持ちで野球を見ていると楽しいことが多かったんですよ。
前もって準備していたことが、目の前に現れてくれるというか、
予習してから受けた授業みたいな充実。
ウッズがイライラしてそうで、「ショートゴロが増えてるなぁ」と感じていたときの、
「ウッズのショートゴロ」という美酒(笑)
もちろんただの偶然かも知れませんし、
理由が他のところにあることも大いに考えれますが、
一ついえることは、
選手個々に対する独自の思い入れがあると楽しい、ということ。
プロ野球の、土台ってやはり「娯楽」だと思うので、
その「娯楽」を、より多角的に楽しんでやろうじゃないか、ってそういうことです。
「ホームラン王」の新井は、
「ランナーなし出塁率6位」の新井でもあるので、
チャンスの場面よりも、イニングの先頭の新井の打席に緊張できたりとか、
藤本が仮に8番を打っていたとして、
チャンスで藤本だったら、アツを代打かなぁと思いながら見ていたぼくが、
チャンスで藤本に回してくれ!矢野、繋いでくれー!!って思えて、
そして矢野がヒットを打って、チャンスで藤本が打席に入るときの期待度とか。
さらには当然、試合の流れなんかも加味されて、
野球がより一層面白くなるんじゃないかな、とそんなことでやり始めました。
あ、あとWBCのこともあります。
WBC、個人的にすごく楽しみにしてるんですよ。
松井が出なくたって、井口が出なくたって、
大好きな選手がいっぱいでます。
しかも、世界大会は彼らを純粋に応援できるというまたとない機会。
レギュラーシーズンはどうしたって、タイガースを基本軸にして見てしまいますから。
世界大会は今江だって応援できるんです(笑)
そして、名前も顔もほんとに良く知っているけど、
実は、プレーしているところはスポーツニュースで見ていた、
松中とか小笠原とか。
だからほとんどホームランを打っているとこばかり見ている彼ら。
世界大会を見るに当たって、
彼らに対する思い入れをもっと増やしておきたいな、というのはあって。
だって、より面白くなるじゃないですか。
本来的な世界一を決める大会ではない、とかさ。
そんなことどうでもいいですよ。
出てる選手で、ムチャクチャ楽しいガチンコ勝負をやればいいじゃないですか。
だってイチローが逆転タイムリー打った後に、
球児が投げるかもしれないんです。
ああ、それだけで楽しい。
その時にね、今江や西岡や川崎なんかに強い思い入れがあれば、そりゃもう、楽しいです。
だからパ・リーグもやります!!
だけどね、投手は難しいんですよ。
考えてはみたんですけど、切り口が難しい。
もうちょっと考えてみます。はい。
ということで、しばらくこんな感じで続けますが、
呆れ果てないで下さい!一緒に頑張りましょう(笑)
そういうわけで今日もやります。
2005年、打撃成績の重箱の隅をつついてあれこれ言ったりする週間。
昨日に引き続き、今日も「打った人」を讃えようと思います。
で、今日のテーマは「ランナー1塁2塁での出塁率」
野球をやっていたことがある方なら、ご理解いただけるかと思いますが、
ランナー1−2塁で打席に入るのは、結構難しいものです。
塁上にランナーが二人いるため、確かにチャンスです。
外野の間を抜けるようなヒットが打てれば、一挙に二点入ります。
単打であっても一点ないし、最悪でも満塁になり絶好のチャンス。
ただ、そのケースがノーアウト若しくはワンアウトである場合。
どうしても頭によぎる、「併殺打」の恐怖。
大チャンスが一転。相手チームの流れを渡してしまうという、
非常にまずい事態の張本人となってしまうわけです。
「気にすんな」というチームメイトの言葉がどれほど心苦しかったか(笑)
ゆえに怖い、「いい当たりのショートゴロ、セカンドゴロ」
だから、スイングをするのに一瞬の躊躇いが出やすい場面。
それが「ランナー1−2塁」。
ぼくのような気弱な選手は、
「ボテボテでもいいからダブルプレーにならない打ち方をしよう」
と、セカンドの方を向いてタイミングを遅らせ、わざと打球を詰まらせようとしていたようなそんな場面。
「うまくいけばライト前にポトンと落ちるかも」
という浅はかな考えが、ファーストのファールフライに終わって、
死ぬほど後悔した、ランナー1−2塁。
「そんなことなら、サードの前にバントすれば良かった」と思った、
まるでダメだったぼく。
個人的に一番苦手だったランナー1−2塁の場面。
その難局を「打つ」ということで切り拓いた猛者はいったい誰か!
前進守備もある満塁のことは敢えて除き、
「1−2塁」に限定したランキングを作りたいと思いました。
積極的な気持ちがないと、四球を取るのも難しい場面であるため、
率は出塁率で。
なので昨日の打率よりも、全体的な率がずいぶん上がります。
さぁそれでは行きましょう。「ミスター1−2塁」
併殺打を恐れず、バットを振り切り、チャンスを生かしきるのが得意だった男は!!
昨日と同様、下位から上位へドドーンと行きます。
それでは「ミスター1−2塁ランキング」
とても気弱なぼくのような選手が並ぶ52位から40位まで!
52 ウッズ 186
51 矢野(巨)200
50 土橋 222
49 リグス235
48 佐伯 245
47 二岡 250
46 木村拓267
45 倉 267
44 嶋 268
43 関本 273
42 森野 280
チャンスはチャンスでも、その性質は様々。
ウッズの1割台というのには驚きました。
ウッズ、気が弱いぞ!!
スペが「打ちやすくする」スペシャリストであったのと同様、
ウッズは「チャンスメイカー」のスペシャリストだった、ということですよね。
意外や意外。
あとは、「しぶとく一点ランキング」で上位に顔を出していた、
横浜の佐伯、阪神の関本。
あとはほとんどのランキングで上位にきていたジャイアンツの矢野。
「1−2塁」という状況が、やはり特殊であることが窺える顔ぶれではないでしょうか。
ただ関本はポジションを獲得し常時出場することで、
打ちそうなそんな予感もあるのだけど。。。
それでは、「ミスター1−2塁ランキング」
あまり気が強くない、
40位から31位の発表!
40 谷繁 281
40 小池 281
39 スペンサー286
38 宮本 292
37 仁志 294
36 村田 297
35 藤本 303
34 ローズ303
33 小久保304
32 矢野(神)318
こちらも「しぶとく一打点」で上位に来ていた、
ローズや藤本や宮本の名前。
ランナー2塁と、ランナー1−2塁での違いです。
昨日も書きましたが、小久保は去年の成績はあまりあてにならないと思っています。
スペンサーは、こんなもんでしょう(笑)
それでは続いて、
気が強くも弱くもない、31位から22位までのランキング!!
31 清水 321
30 古田 321
28 多村 327
28 鳥谷 327
25ラロッカ333
25 シーツ333
25 新井 333
24 阿部 340
23 立浪 355
22 清原 357
鳥谷は、横浜の多村とならんで27位。
ランナー1−2塁の場面では、鳥谷は多村と同等のバッターであった、と。
多村がやや苦手としているということでしょうね。
あと、清原はあれだけの不振でありながら、
こういう場面ではけっこう率を残しています。
今年何かが弾けたとすれば、もう一花、大きな大輪を咲かすかもしれません。
それでは、続いて、
ランナー1−2塁という難局に毅然と立ち向かっていたと思われる、
かなり気が強い、20位から11位。
21 石井 378
19 青木 379
19 城石 379
18 相川 385
17 今岡 388
16 アレックス392
14 福留 400
14 桧山 400
13 高橋由405
12 岩村 410
11 前田 411
ランナーが二人になると途端に上位に顔を出すのが今岡(笑)
今年も去年と同様の活躍を期待したいです。
あとはランナーがいない場面でもう少し、粘っこく打ってくれたら・・・
それから桧山が福留と並んで13位という好成績。
代打向きではない、と言われる桧山ですが、
ここ一番、非常に難しいランナー1−2塁での代打とか、
案外はまるかもしれません。
「しぶとく一打点ランキング」では振るわなかった、
ベイスターズの石井とスワローズの青木。
二人のトップバッター。
1−2塁では好成績。
やはり足が速いとあまり併殺を意識しすぎなくてすむからかな?
実力どおりの打撃ができるということかも知れません。
ただ、トップバッターに関して言えば、
まだ赤星も荒木も出てきていないので、
やはりこちらでも上位二チームのトップバッターに軍配があった、と。
他では、岩村や高橋由や前田と言った、
さすがの顔ぶれ、
やはり打つべきところで打っているんだなぁという印象。
ベイスターズの相川は、チャンスの場面ではかなり気をつけなければならない選手だったんだ。WBC出場した時は、相川の前にチャンスができることを願おう。
それではいよいよ、「ミスター1−2塁」の発表。
難局を強い気持ちで切りひらいた、
プレッシャーの中で自分の打撃をより引き出せる、
素晴らしいメンタリティの選手がならぶトップ10。
最も苦手だったウッズが1割台という値だったこの局面。
さて、ミスター1−2塁はいったいどれだけ打っているのか!!
10 緒方 423
9 ラミレス456
8 金城 474
7 荒木 474
6 鈴木健 481
5 赤星 488
4 種田 491
ともに「しぶといランキング」では下位に沈んだ緒方とラミレス。
彼らの前にランナーがたまれば怖いんだ。
あとは安定していろんな場面で打っている金城。
そしてトップバッターの争いは、またしても赤星がトップ。
WBC出てほしいなぁ。
もはや日本一のトップバッターだよ。
で、種田って見るからに1−2塁強そう(笑)
さぁそれではそれでは、
いよいよトップ3!
早速第3位!
タイガース! 金本! 508!
驚愕の5割越え。
アニキの場合は、1ー2塁で四球を選んで満塁を作って、
今岡でドカン!も多かったか。
まぁ何にせよ、アニキはいかなる場面でも頼りになる男!
そして第2位!
ドラゴンズ!井端! 588!
もはや説明不要の井端。
大事なところでことごとく打ち、
シーズンを通じてチームに貢献する異次元の選手。
でもって栄えある「1−2塁王!」
カープ!なんと、栗原! なんと、600!!
やや打数が少ないため、参考記録気味のところもありますが、
それにしても打っていた栗原。
思い切りのよい打撃が持ち味って、
おそらくこういうことを言うのだろうと思います。
天性の1−2塁ヒッター!
ということで、キングに栗原、
続いて井端、金本という、まぁやはりといえばやはりで、
さすがと言えばさすがで、
脱帽といえば白旗でみたいな二人。
もうとにかく双璧!
様々な理由があるのでしょうが、代表に二人の名前がないことがとても残念。
井端・・・出てほしいなぁ。。
無理なのかなぁ。。
純粋に応援できるチャンスは、世界大会だけなのに。
井端出るんなら、井口の辞退はむしろ歓迎なんだけどな。。。
井口のことは好きだけど、
井口が「2番バッター」のことあんまり好きじゃなさそうだもん。
井端は2番の天才。
個人的な欲望をあらわにすると、
多村も辞退して、赤星が入るといいなぁ。。
で、1番赤星で、2番が井端、3番がイチロー・・・
見てー!!!!!
で、もったいないみたいだけど、8番に青木9番に福留(DH)を入れとくんだよ。
ランナーなし率390の青木と、「打ちやすくする王」の福留が出塁するでしょ、
で1番に戻って1、2塁に強い赤星が打つでしょ。
また1、2塁になって1、2塁にめっぽう強い井端が打つでしょ、
でもってまた1、2塁になって、
そこで赤星と井端がダブルスチールして、
で、イチローはイチローだから打つから、
また2点入って、がっくりきてるところで松中がドカン!
楽しいー!!
妄想ー!!
でも、赤星も井端も代表じゃないんだよ、チェッ。
というような、ひどく個人的なことは置いといて、
1−2塁という難局を最も手中に収めていたのがカープの栗原であった、と。
そして、アニキと井端は、もう、ちょっとどうかというくらい、
「ここ」
という場面で打っていた、と。
でもってWBCをぼくはやたらめったら楽しみにしている、と。
そんな今日です。
ではまた明日!!
参考
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/player?t=b&c=5
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先生は休み明け試験の準備で忙しいんでしょうか?
投手の切り口、確かに打者と比較したら難しそう・・・
赤星・井端・イチロー・松中・・・見たい、見たい過ぎる!!
ホント、どうにかならんもんですかね。
順番に切り口を変えているので比較ができて面白いですね。
打順ゆえの特徴かもしれませんが打順にあった率を
残している選手達は凄いです。
「チャンスで藤本だったら、アツを代打かなぁ・・・」ですが
昨年、藤モンが決勝打を打った試合で
「代打を出されるかなとベンチを見たら動かなかったので・・・」
というコメントをしていたのを思い出しました。
ベンチはすでに知っていたんですね。
藤モンは以外(?)とチャンスに強いってことを。
アニキはやっぱり凄いですね。フルイニングだけでも凄いのに。
鹿児島から戻り、いいオフを過ごしているようなので
今季も期待できますよね。
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ピッチャーもうまい具合にやってみたいんですけど、なかなか思いつきません。
いわゆる「防御率」を細分化してみたいのですが、それをするための素材が見つからないっていうところです。
WBCは30人決まりましたね。
赤星も井端も出ないけど、だけど、いいチームになりそうなんで、とても楽しみです!
忙しいのは先生よりもむしろぼくのほうで・・・
>ちえ虎さん
平田ヘッドの発言なんかを聞いていると、岡田さんは実はとてもデータを見ているのだそうです。一見そうでもなさそうだけど、データを一通り入れた上で、で、その後は「まぁ任してみよ」という気持ちとの天秤というところなのかなぁ。。
で、「任せてみよ。打ってほしいし」が強くなるのが岡田さんの岡田さんたる所以だと思いますけど、どうなのかなぁ?