コーチ 「アニキの前を打つバッターに、今までよりも強い気迫が感じられました」
先生 「その気迫を伴った鳥谷がランナーにおったら」
コーチ 「やっぱりアニキは打つんですよね」
先生 「アニキって“『意気』に感じた時打率”が8割くらい打率あると思うで」
コーチ 「それ、どうやって調べるんですか?笑」
先生 「ほんで、そのアニキを今までそれ以降が返されへんかってんや」
コーチ 「ずっとそうでしたね」
先生 「で、昨日は連日の激走のアニキを二塁において」
コーチ 「林クンがライト前」
先生 「これをアニキが連続激走でホームまで帰ってくる」
コーチ 「際どいタイミングでしたけど、セーフにしてしまうんですよね」
先生 「もう、泣き崩れるやん」
コーチ 「アニキ、接触した相川に『すまん』って謝ってましたしね」
先生 「もう、アニキ勘弁してくださいよって思ってた」
コーチ 「ほんま凄いとしか言いようがないです」
先生 「で、その完璧な二点以降、得点できんかったわけやけど」
コーチ 「はい」
先生 「よう言われることやけど、『守備から攻撃のリズム作る』とか」
コーチ 「ありますねぇ」
先生 「そういうのもあったし、まぁ、豪雨もあったし」
コーチ 「一概にチャンスで打てなかった人だけの問題でもないですね」
先生 「岩田かて悪気があって、リズム悪くしてたわけじゃないし、渡辺かてもちろんボール投げようと思って押し出しにしたわけじゃない」
コーチ 「岩田がもう少しだけテンポ良く投げれてたら、雨は満塁になる前に振り出したかも知れないし、タイガースが攻撃してるときだったかもしれないです、だけど、」
先生 「そんなことは分からんことやもんな」
コーチ 「昨日は岩田のための試合だったんですよ、きっと」
先生 「これから、大きくなるためのな」
コーチ 「ええ。『好投しても勝てない投手』じゃなくて、『投げる試合は負けない投手』になるための大きな試練やったと思います」
先生 「シーツが打たれへんかったのもほんまわずかのところやからな」
コーチ 「間違ってヒットにならなくて良かったと」
先生 「桜井やって、毎回前のランナー見てないわけじゃもちろんないやろし」
コーチ 「たまたまのボーンヘッドが昨日の試合のあの場面で出たのも、雨があのタイミングで降ったのと同じ理由やと思いますから」
先生 「もちろん、渡辺は責められへんし」
コーチ 「杉山と筒井にはもう一回チャンスあげてほしいですね」
先生 「せやな、杉山はできたらカープ戦の先発」
コーチ 「春にボコ打ちされて、そこからチームもガタガタいってまいましたしね。文字通りのリベンジです」
先生 「でな、13安打で2得点というなんか脱力感を伴う試合のあとや」
コーチ 「はい」
先生 「その次の試合でどうやって打席に立てばいいのかを今日はみんなで確認する試合や」
コーチ 「そうですね」
先生 「絶対的な正解を出してくれる人が一人おる」
コーチ 「おりますね。これまで、自分が打ってもその後が打たず、自分の前になかなかランナーがいなくとも、それでも次の打席で、しっかりと本来のスイングを続けてきた」
先生 「偉大なるアニキや」
コーチ 「はい」
先生 「アニキの前を打つバッターは、今日アニキがどんな姿で打席に入るか自分なりに推測して1打席目を送るのがいいと思う」
コーチ 「すぐに正解見れますし」
先生 「脱力後の打席に向かうことの正解の姿」
コーチ 「それはおそらく、いろんなことを『割り切る』とか『切り替える』とかではないんですよね」
先生 「せや思う」
コーチ 「原点に返ることだとぼくは思います」
先生 「まさに」
コーチ 「目を閉じて、グラウンドの匂いをかいで、大きく息を吸い込んで、野球ができることの幸せを感じて、ヒットを打ちたい、点を取って勝ちたい、と心の底から湧き出てきた場所で」
先生 「打席に立つ」
コーチ 「余計なもんが何にもなくなった状態で、ボールを待ったら」
先生 「打撃自体の調子は悪くないんや。絶対打てる」
コーチ 「アニキのように打席に立って、アニキに繋ぎ、アニキを返そう」
先生 「本日の目標、『総アニキ打線』!!」
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