先生 「ブラジルはサッカーやろ」
コーチ 「確かに」
先生 「サッカーじゃなければバレーボール」
コーチ 「バレーも強いですよね」
先生 「その中で野球をやっている人を、オレはむっちゃ好きや!」
コーチ 「おまえなんでそんなスポーツやってるねん、とかブラジルにおった頃言われたこともあるでしょうね」
先生 「そもそもそれはスポーツなのか?」
コーチ 「小さいボールを長い棒で打つようなスポーツ、オレは認めないね」
先生 「てゆうか、お前のやっているのは、攻撃の時に座っているスポーツなんだろ?」
コーチ 「とんだお笑い草だぜ」
先生 「と、ブラジルではバカにされたかも知れん」
コーチ 「はい」
先生 「ユウイチ!! おめでとう!!! ナイスバッティングやったで!!!!」
コーチ 「8年くらい前でしたっけ? 野球留学生として日本にやってきて、ファームで実績を残すものの」
先生 「ちょうど一軍が見えてきた頃にはペタジーニとかおったしな」
コーチ 「外国人枠の関係でなかなか一軍に呼ばれない」
先生 「ほんで、3年前に日本国籍取得して、そこそこ一軍で出場機会もできてきて」
コーチ 「やけど、去年ヘルニアで一年間を棒に振り」
先生 「勝負の今年、キャンプ中に靭帯断裂」
コーチ 「やっと治って、二軍の試合でたら、指骨折」
先生 「そういう経緯で昨日登録されて」
コーチ 「6打点の大暴れ」
先生 「もう、昨日はなぁ」
コーチ 「はい」
先生 「松元・ユウイチ・ダニエル選手の、野球選手人生を大きく左右する日やったということで」
コーチ 「杉山にはまだまだチャンスがあるでしょうし」
先生 「ユーイチおめでとう!でいいと思う」
コーチ 「月並みですけど『悔いのないように』って感じで、もともと思いっきり振る選手だった印象ありますけど、昨日は第一打席からもう、物凄い振ってましたもんね」
先生 「高校野球の大差で負けてるチームの、最終回に代打でおく
られた背番号二桁の三年生みたいな」
コーチ 「一打席目と、桟原から打ったタイムリーは凡打と紙一重の打球でしたけどね」
先生 「そうやって振ってるとセンターに抜けるんやろう、きっと」
コーチ 「というわけで、昨日はユウイチおめでとうDAYですよね」
先生 「それでいいと思う」
コーチ 「スワローズはこれから、ベイスターズ三連戦、そのあと巨人と当たりますから、そこでユウイチが大暴れしてくれたら非常に嬉しいです」
先生 「ところで、負けたよな、やっぱりそれは悔しいな」
コーチ 「はい、悔しいです」
先生 「もう、古田の執念やな」
コーチ 「グライシンガー中4日。9回も7点リードで林クンに対して高井をワンポイントで使ってましたし」
先生 「地元で散々な三連敗は絶対できひん。絶対勝つんやという強い姿勢が一矢報いる形となった」
コーチ 「でも、昨日の収穫はですね」
先生 「おう」
コーチ 「グライシンガーを打てるかも、という雰囲気が打線の中に出たことやと思います」
先生 「せやな、これまで手も足も出えへんという試合ばっかりやったけど」
コーチ 「5回でしたね。矢野からの攻撃でした。やっぱり中4日っていうのも少し影響したんじゃないかなと思ったんですけど、制球が微妙に乱れてきました」
先生 「ここで矢野がボール球振らんと、しっかりフォアボールで出塁するんよな」
コーチ 「はい。で、続く関本がお見事でした」
先生 「追い込まれてから、ストレートとチェンジアップのちょうど真ん中のタイミングくらいで待ってる感じやと思った」
コーチ 「ほんで、それを全部ファールしていった関本」
先生 「カウント2−2からのスライダーやったよな」
コーチ 「そうなんですよ。グライシンガーとしては本当に珍しい抜けた変化球。あれ、体の近くまで外れちゃったからボールでしたけど、真ん中にスーッと入ってくるスライダーになった可能性も十分にあるボールでした」
先生 「真ん中入ってきてたら関本、2塁打打ってたもんな」
コーチ 「おそらく。そういうタイミングで待ってましたから」
先生 「で、カウント2−3になってから」
コーチ 「ストレートを打って、矢野がスタート切ってたぶん、二遊間が詰まってたんで宮本に取られてしまいましたけど、ヒット性のあたりがいきました」
先生 「まぁ、どんなピッチャーでもそうやけど、攻略の鉄則よな」
コーチ 「打ちにくい球はファールして、打ちやすい球が来るまで待つ」
先生 「その時にどの『間』で待てば最もファールしやすく、打てる球が来たときに打ち切れることができるか」
コーチ 「それを関本が示しました」
先生 「でその後、代打桧山」
コーチ 「大歓声でしたね」
先生 「打席の内容も素晴らしかったし」
コーチ 「インハイの速い球をファールしました」
先生 「一塁側のスタンドにライナーでいったファールやってけど、あれは阿部とか今岡とか極端な天才以外はどう打ってもファールにしかならんコースやから、ピッチャーとしては『狙って取ったファール』やったはずやねんけど」
コーチ 「あんだけバチーンとライナーで打たれたら、ちょっとイヤな感じになりますもんね」
先生 「で、殊勲のタイムリーに繋がった次の球」
コーチ 「完璧なコースのチェンジアップを桧山はしっかり見送りました」
先生 「そしてストレートで力勝負に来たところを」
コーチ 「センター前へ」
先生 「これがグライシンガー攻略の糸口が結果として現れた唯一の場面やったけど」
コーチ 「次の鳥谷も全く同じように打っていって」
先生 「力勝負に来たストレートを」
コーチ 「レフト線!!って思ったら、際どくファールになってしまう」
先生 「やけど、打ち方待ち方は完璧やったよな」
コーチ 「ああやって打てばヒットも出るという可能性を十分に示せた打球やったと思います」
先生 「で、7回に矢野がヒット打った」
コーチ 「この時は、もうこのイニングで終わりって本人もその気で投げてるような力の入った投球でした。『力み』を感じましたよね」
先生 「矢野のヒットも、もの凄いストレート投げた後にチェンジアップが甘く入ってきたボールやった」
コーチ 「グライシンガーはスイスイかるーく投げられるのが一番イヤなわけで、ああやって力んでくれる状態まで持っていけるかどうかがたぶん勝負の分かれ目なんやと思います」
先生 「で、矢野のヒットのあと、おそらくグライシンガーから見て『天敵』関本」
コーチ 「またもやファール打ちまくります」
先生 「カウント2−1と追い込まれたところから、もう、ライトの方しか打ちませんよぼくは、という割り切ったスイング」
コーチ 「ヒット性のファールもありましたしね」
先生 「最後は、ストライクともボールとも言える際どいコースのストレートで三振やったけど」
コーチ 「あの球はグライシンガーの全力投球でしたしね。7回2アウトまで1失点という響きよりも、全然ラクじゃない投球内容やったと思います」
先生 「次こそ打てるかも」
コーチ 「序盤から関本が見せたあの打撃が出来るかどうかが鍵ですね」
先生 「対グライシンガーの時は、思いきって関本2番も面白いかもな」
コーチ 「ですね。たぶん相当苦手意識あるでしょうから」
先生 「ほな、1番矢野、2番関本、3番桧山で」
コーチ 「思い切りすぎです(笑)」
先生 「東京ドームではジャイアンツが勝ち越したかぁ。。」
コーチ 「山本昌を二戦目に使って、一気にムードを高めようとしたんでしょうけど」
先生 「結果的には三戦目の川上まで打たれて裏目に出た感じになってしまった」
コーチ 「落合の賭けやったんですけどね」
先生 「ほんま仕掛けてくるなぁ、あのお人は」
コーチ 「まぁ、山本昌と朝倉を巨人と阪神どっち投げさすかって時に、昌が阪神戦で打たれてるのと、朝倉が阪神戦で好投してるのとで自然は自然やと思いましたけども」
先生 「ただ、巨人戦スキップさせて阪神戦に回した朝倉をタイガースが打ち込めば」
コーチ 「ドラゴンズ、相当きつくなってくるはずです」
先生 「朝倉、小笠原、中田、って順番かな?」
コーチ 「やっぱ、朝倉を打ちたい」
先生 「この間みたいなピッチングされることを仮定すると相当キツイけど、グライシンガー攻略までもう少しのとこまで迫ったみたいにな」
コーチ 「粘れ、関本!」
先生 「連続無失策の記録が途切れちゃったのは残念やったけど」
コーチ 「あれも、一二塁間の打球を飛びついて止めて、その後の送球ですもん。桟原がベースに入るのもちょっと遅かったし、いずれ記録は途切れる時に、ああ、途切れるときってこんな感じかぁ、って納得した感もあったんで、まぁ大丈夫でしょう」
先生 「頼んだ関本、8番からの突破口や」
コーチ 「それから、ユーイチおめでとう!!」
先生 「いよいよ、ドラゴンズ戦やー!!!!」
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2007年08月24日
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深くて軽くて、とっても心地よいブログですね。
関本はぜひ2番で使ってほしいです。
彼のような打者は中軸の前が適所だと思います。
福留・ウッズの前の2番井端はイヤですもんね。
はじめまして。
「深さ」と「軽さ」。
そのことを意識したことはなかってですが、そう言ってもらえるととても嬉しいです!!
ありがとうございます◎