2007年09月26日

大喜びのホームランで勝てますように

甲子園でのジャイアンツ戦三戦目からの七連敗。
ボギーが内海の顔面にデッドボールを当てたところからこうなった。
七つ続けて負けることの理由はもちろんそれだけではないが、きっかかけがあの一球だったことは間違いないと思う。危険球以前、以降。タイガースは全く別のチームになってしまった。

だからボーグルソンを先発させるな、なんてもちろん思わない。
原因を作ったもののみができうることはあると思った。チームメイトに対する謝罪をピッチングで表現すること。「ごめんなさい」を一球一球に込めることができれば、何か兆しが見えるかと思った。

実際、序盤のボギーは非常に良かった。コーナーに丁寧にストレートを投げ込んでいく。受ける矢野も強気の配球でボギーの背中を押した。


人の精神は儚いものだと思う。

佐伯に満塁ホームランを打たれて試合は決したわけだけど、その前の村田に対してカウント1−3になった場面。ここでボギーが何度か矢野のサインに首を振った。矢野が何のサインを出したのか分からなかったが、ボギーが投げた球はスライダーだった。それが外に大きく外れてフォアボール。それで満塁になったのだった。

その球を投じた後、ボギーはバツの悪さを隠すように矢野に対して謝っていて、その直後、佐伯に満塁弾を浴びた。


これだけチームの状態が悪くなると、分かりにくいことが多岐に渡って出てくる。「どうやって1点を防ぐのか」それが極限まで分かりにくくなっている現状。

分かりやすくしなきゃ。
今日、ボギーは首を振ってはいけなかったんだよ。全部矢野さんに任せることでのみ、マウンドにいることを許された日だったはずなんだ。マウンド上でボギーが矢野さんを信じる姿、その姿に矢野さんが応えボギーを助ける姿を、みんなが見て、そこで感じたもの持って打席に入る。それが一番強い姿だったんだ。だけどそれができなかった。だから負けたのはとても分かりやすい。だけどどうやって一点を防ぐかがとても分かりにくくなっている。

もうね、「勝つなら矢野。負けても矢野」徹底していいと思う。
チームとして絶対のルールを決める。ピッチャーは矢野のサインに首を振らない。矢野さんが出したサインは絶対に最善だ、とそう信じてストレートならストレート、変化球なら変化球。矢野さんが構えた場所目がけて投げるだけ。抑えたら矢野さんありがとう、打たれたら矢野さんが悪い。もう、それでいい。

できるだけ分かりやすくする。
「1点を防ぐ」のキーは「矢野と心中」だと思う。
これまでの感謝と信頼。それを全て合わせて全部を矢野に委ねたいな、と思う。

矢野がそれを意気に感じてね、フル回転でリードできたら絶対得点できるはず。


明日、甲子園に行きます。
素晴らしいゲームを期待してます。

信じて、支えて、助け合う。そんな野球が見たいです。
ぼくはスタンドで矢野さんを信じます。

って書きながらそろそろ狩野のような気もしてきたけど(笑)
それならまた春のような気持ちで一から頑張ればいい。

甲子園に戻って、リスタート。
その船出を真正面からこの目に焼き付けにいくよ。
「わっしょい、わっしょい」言えるといいな。

一ファンはスタンドにて、「お帰りなさい、大変でしたね」と思っています。そして、もうこれ以上、アニキに孤独な思いをさせないでほしいと思います。あんなホームラン、もう見たくないよ。ホームランなのに悲しいなんて矛盾してる。

明日は大喜びのホームランで勝てますように。


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posted by コーチ at 22:53| Comment(7) | TrackBack(1) | □ 金本 知憲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も思ってたんです。打たれるのは矢野の配球ミスのせい?それとも投手が矢野に信頼を置いていないのか。あるいは矢野の指示通りに投げようとしてるが制球が定まらないのか。
最後の理由が一番ありそうなんですが、そうなった理由として2番目が微妙に影響してそう。ここに来て矢野のリードに疑問を持っているというよりは、自分が怖がりすぎて、結果「矢野さんはああ要求してるけどそれで大丈夫か?それ投げたら打たれるんじゃないか?」という自信のなさが当然打ちごろの球になってしまうのじゃないんでしょうか。

ちょっと前まで、投手と捕手の間に緊密な信頼関係ができてるように感じていました。
今は、自分の恐怖心のあまり助けをさしのべる手にまでかみつくようなことになっている。

あんなによかった守備もピリッとしませんね、球児が失点したのも取れる球を取れなくなったせいもいくらかあるような気がします。
もともと打てない打線でエースのいないチームで首位にまで立ったのはなぜなの?矢野を中心としたあの結束力はどこ行ったんでしょう?1年もたないモチベーションなんでしょうか。

今日は満塁HRから勝ちをあきらめました。
このごろよく見る負け方は、ご丁寧に満塁にしてやって、HRを打たせて、ランナーがいなくなったらさっさと残りのアウトをとるパターン。
もうやきもきもしなければショックも感じなかったんですが、その「ショックを感じない」自分にショックを受けてます(苦笑)

中日や巨人は、いくら優勝がかかっているからってこんなに萎縮してるでしょうか?0.5ゲーム差にひしめいていたのに、阪神だけいち早く脱落したのがくやしくてたまりません。
CSには出られるなんて言ってたら、CSでの勝利だってあやういです。

もう一度、やる気を吹き返してくれることをひたすら祈っています。
Posted by 南河内郎女 at 2007年09月26日 23:28
はい、コーチさん。本当にしんどかったです(苦笑)
でもね、昨日球児が打たれ辛すぎて、散々泣いたら、一足早くサワヤカな気持ちになったんですよ。

ボクはまた週末最終戦に甲子園行きます。
まだ勝負は続きます。
もう一度赤星が、アニキが、球児が・・“ここにいる事が楽しくて仕方ない♪”って言えるよう、その少しでも力になれるように、応援するつもりです。
コーチさん、まず明日頼みます。頑張りましょう!
Posted by tscb at 2007年09月27日 00:25
今日は酔っ払って、いろいろなブログにコメントしてます。ごめんなさい。

コーチ様は関西の方なのですね。甲子園の応援よろしくお願いします。

アニキの悪口言うやつは、やっつけてください。

Posted by 太めのおじさん at 2007年09月27日 01:46
>南河内郎女さん

矢野捕手と投手の関係性に微妙な溝ができている感じは正直あると思います。もう、何でも同じだと思うのですが、人間二人で何かの目的を達成しようとする時に、そこに溝が生まれれば、お互い思っていること言って、それでも平行線だったら、やっぱりどちらかがどちらかに任せて完全にあわせてみる。そのことはとても重要だと思っています。

タイガースのバッテリーで言えば、捕手の側に申し分のない実績がありますから、その実績に対する敬意として、「ひとまず矢野さん」この姿勢が分かりやすくなるとは個人的に思います。

CSの勝ち負けは仰られるように、昨日までの状態では、まず勝てないと思います。昨日の4点取られた以降で言えば、中日や巨人だけではなく、コントロールのいい高校生のピッチャーから得点することも困難だったのではないか、と。

四隅に投げ分けられたときに、「ギリギリのところは見送る」というエネルギーがチーム全体から奪われてしまっていましたもんね。

そういう基本的なエネルギーを取り戻す意味でも、まずは守備から、中日ドラゴンズのあのユニフォームが、井端がウッズが川上が、タイガースの目を覚ましてくれることを願ってやみません。

甲子園で見てきます◎
Posted by コーチ at 2007年09月27日 08:09
>tscbさん

頼まれました!!
自分自身を振り返ってみても、ピンチの時に救ってくれたのはいつだって周りの人の優しさでした。

ぼく一人の気持ちなど微々たるものですが、「おかえりなさい」ってふつうに思っていようと思います。

甲子園がタイガースを救ってくれるといいなぁ。。


Posted by コーチ at 2007年09月27日 08:15
>太めのおじさんさま

アニキの悪口なんて誰も言えないような雰囲気を先にそう思ってない人たちで作れたらいいですね◎
一人の力などたかが知れてますが、それが合わされば!!
まずは自分から、うん、頑張ってきます◎

Posted by コーチ at 2007年09月27日 08:17
押し後残します
Posted by 人妻 at 2008年01月26日 17:46
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Weblog: 阪神タイガース世界一への道~野球狂あさちゃん。
Tracked: 2007-09-27 06:56