コーチ 「ほんまそうですねぇ」
先生 「前日、まったくいいところがなかったかと思えば」
コーチ 「翌日、3打点にファインプレー」
先生 「物凄く鈍感な人なのか」
コーチ 「はたまた、物凄く敏感すぎるがゆえ、憂鬱を克服するすべを日々体得していっているのか」
先生 「安定のような不安定」
コーチ 「不安定のような安定」
先生 「その原因はな」
コーチ 「はい」
先生 「やっぱり、敏感すぎるからちゃうかな、って思うようになってきた」
コーチ 「そうですね、なんかぼくもそない思います」
先生 「一つの凡打、一つのエラーで、びっくりするくらい“オレ、あかん”って思ってしまうんやないやろうか?」
コーチ 「そんな感じが、してきましたよね」
先生 「そしたら、そんな人、プロ野球選手向いてないやん」
コーチ 「はい」
先生 「でも、何やかんや言うて、結果残してるやん」
コーチ 「そうなんですよ。なんと100打点ですから」
先生 「今のタイガースが、そういう環境なんやろうなぁ、って思うねん」
コーチ 「敏感すぎる今岡が、一応の安定を保って打席に立ち続けることができる」
先生 「せやねん」
コーチ 「何でなんでしょうか?」
先生 「たぶんなぁ」
コーチ 「はい」
先生 「みんな、優しいからやと思う」
コーチ 「チームの空気が」
先生 「そう、圧倒的に優しいねん」
コーチ 「分かります」
先生 「一時期、今岡と連動するようにアニキが調子崩した時期あったやん」
コーチ 「ありましたねぇ」
先生 「あれな、アニキと今岡の関係がうまくいってなかったらどうしよ、とかちょっと不安になってたんやけど」
コーチ 「粘土様も作りましたもんね」
先生 「オレ、分かった」
コーチ 「はい」
先生 「アニキは、今岡を守ろうとしすぎてたんや」
コーチ 「なるほど」
先生 「マコトが弱ってる、だからわしがなんとかせなあかんのじゃけ!」
コーチ 「その気持ちが強くなりすぎてたってことですよね」
先生 「せや思う」
コーチ 「みんなで、選手会長を守るっていうチームの形」
先生 「最高やで!!」
コーチ 「“プロやったら自分でなんとかせぃ!”っていうのとは真逆ですよね」
先生 「せや。“マコト次は絶対打てるから大丈夫や!!”」
コーチ 「“今岡さん!!思いっきり打ってダブルプレーってそれでいいじゃないですか!!”」
先生 「そんな感じや」
コーチ 「優しいなぁ」
先生 「一般的には、『甘い』とかいう言葉で片付けられるような話かもしれん」
コーチ 「確かに」
先生 「でも、甘いなんてことは全然あらへん。敏感で、しんどくなりやすい人に徹底的に優しく接する」
コーチ 「はい」
先生 「それって、真理や」
コーチ 「その通りや思います」
先生 「そしてそのことが、超ハイペースでの100打点突破をもたらせたんや」
コーチ 「はい!!」
先生 「今岡が打つってことは、即ち勝利へ繋がるってことで」
コーチ 「それは当然、優勝へ繋がるってことですもんね」
先生 「優しさを勝利に直結させるチーム象!!」
コーチ 「岡田さん憎いです!!」
先生 「岡田タイガースは優しいで!!」
コーチ 「ほんで優し強い!!」
先生 「ジャイアンツの思わぬ結束によって、苦戦はしたけど」
コーチ 「あのジャイアンツに一つ勝てれば十分ですよね」
先生 「せや!ジャイアンツ、次はドラゴンズ戦やし」
コーチ 「やってくれるでしょう!!」
先生 「ほんまに、必死ひたむきなジャイアンツと」
コーチ 「それに優しさで対抗したタイガース」
先生 「素晴らしい三連戦やった!!」
コーチ 「そしてこれからも、みんなで今岡誠を守りながら」
先生 「優勝に向かって邁進していけばよしやで!!」
コーチ 「ほな改めて」
先生 「おう!!」
コーチ 「選手会長を優しさで守りながら、戦いを続けるチームが」
先生 「そんなチームが優勝できるんや!!っていうこと見てみたい!!」
コーチ 「だから!!」
先生 「乾杯!!!!」
今岡誠のこの顔が、
見れた試合の数だけタイガースは勝ち、
その数がドラゴンズを上まわれば優勝、
そうでなければ準優勝、
ただそれだけのことで、
そしてぼくたちは、
今岡のこんな顔を、
できるだけたくさん、
見れればいいなぁって願う、
ただそれだけのことなんだ。
いっしょに乾杯してください◎ランキングへ◎
逆に言えば一本のヒット、一つのファインプレーで「オレ、イケてる」って思うから固め打ちが出来るんでしょうね(笑)
おっしゃる通り、阪神の雰囲気がいいのは、ややもすると存在感がありすぎてチーム内で浮く危険があった金本が選手会長今岡をサポートしていることにある、と思います。
自分がマイペースを貫きすぎるとチームがまとまらない危険がある、っていうのをおそらく金本自身もよく分かってるんでしょうね。
清原はこの辺が分かってなかったから巨人のまとまりが悪かったんでしょうね。
こんなにわかりやすい人は、
他にはいないでしょ。
でもね。
このジャイアンツ3連戦。
惜しいサヨナラゲームもあったけど、
負けてもあんまり、悔しくなかったです。
だってジャイアンツの選手達も、
がむしゃらでしたもの。
「絶対負けないっ!!」っていう気迫が
伝わってきていました。
こういう野球を見たかったっ!!
明日からは大阪ドームで3連戦。
甲子園に戻ってくるまであと3カードですね。
一つ一つ大事に大事に、
タイガースの戦い方をしていって欲しいですっ!!
おっしゃるとおりだと思います!!
金本選手がいるチームといないチーム。
どれだけチーム力が変化するか想像するだけで怖いです。
選手会長、「オレ、いける」と思ったり、「オレ、あかん」と思ったり忙しい人です。笑
でもそういうとこも好きですが、でも、
昨日の試合なんか見てると2打席続けて内容の悪い試合は、片岡さんなり、関本さんなり出してもいいかなぁとかちょっと思ってしまいもしますけども・・・
まぁでもここまで、基本選手会長フル出場で戦ってきたわけで、そのリズムを守ることが大事だと思うので、そういうのは来期以降でよいと思っています。
コメントありがとうです!!
>マルさん
同感!同感!
ぼくが一番印象的だったのは、
清水選手が交代した後のイニング終わりに、毎回ベンチ前に出て選手を出迎えていたシーンです。
「いいと思うことができる」
やっと自然な形がとれるようになったんだと思います。
よきにつけ悪きにつけ、
やはり番長は影響力がありすぎたんでしょうね。
近日のジャイアンツは若手の登用っていう切り口で語られることが多いですが、清水、仁志、二岡、阿部・・・
この辺りの脇を固めていた中軸の感情が自由に表現できるようになったこと、それが最も大きいと思っています。
昨日の小久保の先制点も素晴らしかった!!