コーチ 「あ、なんとか」
先生 「お盆、だいぶ忙しかったもんなぁ」
コーチ 「ちょっと疲れがたまってたんやと思います」
先生 「コーチ!!ギュッてしたる!!」
コーチ 「え!?」
先生 「コーチ、よく頑張ってるから、ギュッってしたる!!」
コーチ 「やめてください!!いろんな誤解を招きます!!」
先生 「ギュッ!!」
コーチ 「やめてー!!」
(先生、コーチを10秒ほど抱きしめて、耳元でささやく)
先生 「井川、ナイスピッチングやったな」
コーチ (先生から離れて)「ふつうにしましょ、ほんまふつうにしましょ!!」
先生 「毎回、ふつうに話し始めてもおもろないやろ?」
コーチ 「大丈夫です。ふつうでいいです」
先生 「井川はほんまに良かったなぁ。井川はほんまに良かった」
コーチ 「まぁ、そうですね」
先生 「何が良かったって、藤本敬遠で満塁になった後のな」
コーチ 「タイムリー内野安打」
先生 「初球を打ちにいって」
コーチ 「ピッチャーの後方に高くバウンドした打球」
先生 「必死の形相でファーストベースに走る井川」
コーチ 「なんか普段は言うこと聞かない小学生が、友達のために一生懸命走ってるみたいなね、そんな顔でした」
先生 「分かるなぁ。なんか走る姿に“一心不乱”を感じたよな」
コーチ 「子どもを守るために、お母さんが全力疾走してるとか」
先生 「お母さんの全力疾走かぁ・・・確かに」
コーチ 「井川からそういう凄いレベルでの“必死”が伝わってきた試合でしたね」
先生 「ピッチャーライナーがふくらはぎにあたったときもな」
コーチ 「当たった後にボールを探す姿」
先生 「で、見つけた後、ボールを拾いに行く姿」
コーチ 「造作はブサイクやねんけど、物凄く訴えかけてくるもんがありましたよね」
先生 「震災のとき、家族を守った父親の姿みたいなな」
コーチ 「普段、体動かしたりしないお父さんが、凄い形相で瓦礫を掻き分けて助け出してくれた」
先生 「井川にそのレベルでの必死を感じたんよなぁ」
コーチ 「とにもかくにも凄かったです」
先生 「投球数も100球くらいやろ?」
コーチ 「そうですね、井川らしくないですけど」
先生 「まぁ、いい当たりが正面飛んでダブルプレーとかラッキーもあったけども、カープの大竹とはほんまに対照的やったな」
コーチ 「三振かフォアボールの大竹」
先生 「ほとんどのバッターにスリーボール」
コーチ 「スペンサーのピッチャー版みたいですね」
先生 「ハハハ、せやけどピッチャーでこれやられるとたまったもんやないからな」
コーチ 「ほんま、調子悪いときの福原と安藤と井川を全部足したみたいなそんなピッチングでした」
先生 「球は速い。変化球もすごいけど」
コーチ 「アウトが取れない」
先生 「安藤や福原の調子悪いときの相手チームってあんな感じやったんやろなぁ」
コーチ 「そうですね。打たれへんけど、点が入っていく。何でや!みたいな」
先生 「でもな、そう考えると、大竹も一つ何か掴めば、簡単に10勝くらいできるピッチャーってことやろ」
コーチ 「そうですね、今年のカープの成績ですでに7勝してますからね。ボール自体はほんまに凄いんですよ」
先生 「井川もそんな雰囲気あってんけどな」
コーチ 「昨日は“アウトを取るのが得意なタイプ”のピッチャーでしたからね」
先生 「ヒーローインタビューのぶっきらぼうなセリフな」
コーチ 「勝てばいい」
先生 「それを体現しきれたらあんなピッチングになるんやろな」
コーチ 「ほんま、見事でした」
先生 「次回登板はいよいよ甲子園でのドラゴンズ戦」
コーチ 「チームを守るために、必死の形相でマウンドに立つエースの姿が見れるはずです」
先生 「もっとラクにやったらええのにって思うときもあるけど」
コーチ 「井川はあの顔の方が、力が発揮できるのかも分からないですね」
先生 「ほな改めて」
コーチ 「はい」
先生 「エースの久しぶりの完投勝利と」
コーチ 「エースの気持ちに」
先生 「乾杯!!!!」
耳を澄ませば聞こえてくる
エースの雄叫び
「勝ちたいんだっぺー!!!」
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なぜなら・・・お隣の県出身だから(笑)
自分ら関東の阪神ファンも頑張ってます。お互い頑張って応援しましょ!!
>バティさん
関東地方の阪神ファンは、
ブラジル人のバレーボール選手や、
国立大卒の若手芸人とかと
同じグループだと思います(笑)
このグループ、大好きっす!!