2005年08月29日

藤川球児、背番号は22

先生  「ちょっと前にさ、あれ流行ってたやん」
コーチ 「何ですか?」
先生  「故障とかで出らへんくなった選手の背番号をみんな帽子に書いたりとか」
コーチ 「ありましたね」
先生  「今はまぁ、もう誰もせんようになったけど」
コーチ 「はい」
先生  「昨日おとといの試合って、みんな“22”を背負って野球やってたよな」
コーチ 「“22”が常にマウンドにいました」
先生  「“22”がいない日だからこそ、ずっと“22”がおるって」
コーチ 「なんか、ほんまに素晴らしいです」
先生  「安藤も杉山も、1イニングでも自分が長く投げたい」
コーチ 「“22”が無失点で切り抜けてきたイニングに対する感謝」
先生  「それは、ほんまに感じたよな」
コーチ 「ほんでまた、JFK言うて3人一緒にくくられるから当たり前みたいになってますけど」
先生  「はい」
コーチ 「3人が仲良くない場合だってありますよね、ほんまは」
先生  「その可能性はほんまはあることやと思う」
コーチ 「でも、もう完全にないことになってるし」
先生  「実際、完全にない」
コーチ 「信頼関係ってほんまはそんな簡単な問題やないと思うんですよ」
先生  「確かにせやな。久保田も、自分から友達作るのうまいタイプじゃないし」
コーチ 「一人、オーストラリア人やし(笑)」
先生  「そんなもん関係ないねんけど、でも、難しいことを」
コーチ 「当然のようにやっている3人」
先生  「JFKの凄さは防御率だけやないってか、そのほんまの連帯感が防御率につながってつんやろしな」
コーチ 「二人とも“22”のこと大好きですからね」
先生  「ヒーローインタビュー、最初はえ?って思ったけどな」
コーチ 「ジェフと久保田って、いい選択でしたよね」
先生  「せやねん。昨日の試合って、どんな試合やったってタイトルつけるとしたら」
コーチ 「はい」
先生  「『“22”不在の試合』やろ?」
コーチ 「シーズン終わって振り返るときには、そう呼ばれてるでしょうね」
先生  「その象徴としての、ジェフと久保田って抜群やもんな」
コーチ 「ほんまです」
先生  「“22”不在の試合を連勝したことによって」
コーチ 「はい」
先生  「より一層“22”の存在感がました」
コーチ 「確かに」
先生  「楽しみやな、ドラゴンズ戦」
コーチ 「ほんまに。僅少差の終盤、先発、ここまで6回を2失点に抑えた井川に代打」
先生  「球場全体が思う、マウンドへ上がる次の投手の姿」
コーチ 「そしてアナウンス」
先生  「阪神タイガース選手の交代をお知らせします。ピッチャー、井川に代わりまして、藤川、ピッチャー藤川、背番号、22・・・」
コーチ 「もう、出てきただけで勝ちますね。こんなもん、球児が出てきただけで勝ちます」
先生  「本物の“22”の登場」
コーチ 「沸き立つ甲子園」
先生  「沸き立つ甲子園!!」
コーチ 「もう、球児、最高です!!」
先生  「ほな改めて!!」
コーチ 「はい!!」
先生  「背番号22の存在感に」
コーチ 「みんなの感謝をこめて」
先生  「乾杯!!」

kyuji830.jpg
“22”不在のマウンドに、
“22”はずっと存在していたんだ。


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posted by コーチ at 11:28| Comment(0) | TrackBack(1) | □ 藤川 球児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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