2005年09月24日

桧山進次郎、6番を手中に収める

先生  「ヒノキー!!マウンテン!!ヒノキー!!マウンテン!!」
コーチ 「それは、またオリジナルな踊りですねぇ」
先生  「昨日、娘と考えたんや。ヒノキー!!マウンテン!!」
コーチ 「でも、桧山を、ヒノキとマウンテンに分けてるのは分かりにくいですよ。日本語と英語混ざってるから」
先生  「無罪モラトリアムや!!勝訴ストリップや!!桧マウンテンや!!」
コーチ 「椎名林檎!!」
先生  「せや、椎名林檎のエッセンスを織り交ぜて、きのうオレは応援することにしてたんや」
コーチ 「そうすることの意味をあまり感じません」
先生  「藤ブック!!藤リバー!!ナウ岡!!サイド岡!!」
コーチ 「もういいですよ。“ナウ岡”ってなんか間抜けでしょ。ほんで“サイド岡”て」
先生  「アツ・サイド岡」
コーチ 「もはや人名なのかすら分からないです」
先生  「ほんでな、コーチ」
コーチ 「はい」
先生  「昨日は一日中家族でこのことについて考えてたんや」
コーチ 「おそらく、先生の家庭だけで行われていた会話ですね」
先生  「でな、娘が凄いこと言いよんねん」
コーチ 「何ですか?」
先生  「朝青龍って、英語にするとな」
コーチ 「はい」
先生  「モーニング・ブルー・ドラゴンになるやろ?」
コーチ 「はい」
先生  「あんなに強いのに、“モーニング”って何かおもろいって、娘が言いよんねん」
コーチ 「娘さんまだ、ちっさいですよね」
先生  「せやねん。あんなちっさい子が“強いのに”“モーニング”って、ちょっと面白いって、そんなこといいよんねん!!」
コーチ 「確かに凄いですねぇ」
先生  「せやろ。自慢の娘や」
コーチ 「いやでも、どういう育て方したら、そんなセンス身につくんですか?」
先生  「ヒノキー!!マウンテン!!ヒノキー!!マウンテン!!」
コーチ 「あ、そういう踊りを一緒に考えるんですね(笑)」


先生  「それにしても、桧山やったな」
コーチ 「ほんま桧山でしたねぇ」
先生  「ここに来て桧山が、ようやく“6番”をものにした感じがあるな」
コーチ 「確かにそうですね。“今岡の後を打つ”っていうことを体で掴み取ったっていう感じがします」
先生  「あんなに、雰囲気変えてしまうバッターもちろん凄いねんけど、その後を打つバッターはやっぱり難しいよな」
コーチ 「ぼくね、高校時代5番打ってた時期あるんですけどね」
先生  「おお」
コーチ 「4番の子が、物凄いパワーヒッターやって、時々、信じられへんようなホームラン打つんですよ」
先生  「なるほど」
コーチ 「で、こう試合の空気がその信じられへんホームランの余韻の中、打席に立つわけです」
先生  「桧山もそんな打席、多かったよなぁ」
コーチ 「そういう時ってね、その余韻に惑わされたらあかん。自分は自分で変化球待って右中間とか思うんですけど」
先生  「おお」
コーチ 「どうしても、ホームランの残像が目に焼きついてて、ちょっとタイミング狂ってしまったりしたの思い出します。よう言われることですけど“開きが早くなる”とか、そうならんようにと思いすぎるとちょっとタイミング遅れて“ヘッドが下がる”とか、落ち着いてしっかり見ていこうと思っているところに甘いストレートが来て、でも手が出ないとかね」
先生  「コーチ、打てへん時の桧山みたいやな(笑)」
コーチ 「自分の前を打つバッターが、物凄い存在感やったときって、どうしてもその存在感を処理しながら打席を進めなあかんのですよね。やっぱり気になるから」
先生  「でも、いろいろ考えてやっぱり行き着くところは、アレやろ?」
コーチ 「そうです。“自分のバッティングをする”それしかないんですよね」
先生  「打とうと思ったらそうやわな」
コーチ 「でもそれはなかなか難しいことやと思うんで、スペンサーみたいに、見逃し三振覚悟で四球を取りにいったりするのも一つの方法論やとは思いますけど」
先生  「桧山はそのタイプやないからな」
コーチ 「はい。だから最近の一貫して早いカウントから打ちに行く桧山は、ほんまにいい感じやと思います」
先生  「今岡と自分の間の“間”みたいなもんを、自分のもんにしたって感じやな」
コーチ 「そうですね、今岡の存在感を処理しきってから、打席に立ててる感じがします」
先生  「で、そういうスタンスで打席に立ってる結果、3回の打席みたいなな」
コーチ 「11球投げさせて出塁」
先生  「ほんで、結果的に藤本のタイムリーが生まれて、“見事な繋ぎ役”を果たしたことになった」
コーチ 「桧山の“繋ぎ”は狙わなくていいんですよね。で、ヒットを打ちにいった結果、そういうものが生まれるっていうのも、体で掴み取った感じがします」
先生  「同様に、アツもそうやな」
コーチ 「はい。桧山が“今岡の後”というのを掴んだように、アツは“金本の前”というものをようやく掴めた感じです」
先生  「アツも結果的に繋げたらいい、っていういい意味の割り切りっていうかそういうのが出てきたもんな」
コーチ 「やっぱり自分の力が出し切れるようにするんが一番いいですもんね」
先生  「だから、昨日なんかは、アツと桧山と藤本の3人が大活躍した試合やわな」
コーチ 「はい」
先生  「そういう試合の“型”っていうもんが、ここに来てようやく見えてきた」
コーチ 「タイガース、まだまだ強くなってます」
先生  「で、アレよな。相手チームの先発が右投手のときのオーダー」
コーチ 「はい」
先生  「その場合は、アツや桧山があのスタンスで打っていくと、けっこうあっさり負けてしまうこともあるかも知れへん」
コーチ 「そうですね、そのリスクはありますよね」
先生  「でも、うまくいくと昨日みたいな、すごく厚みのある攻撃ができる」
コーチ 「はい」
先生  「うまくいくほう考えて、どんどん打っていったらええよな」
コーチ 「はい。ぼくもそない思います」
先生  「で、関本、スペンサーがスタメンの日は」
コーチ 「まったく違うチームカラーになる」
先生  「今岡がホームラン打った後、スペンサーが8球投げさせて三振して」
コーチ 「矢野も8球投げさせてセカンドゴロで」
先生  「打ちやすくなったところで藤本がセンター前にポトンと落として」
コーチ 「9番のところで代打アツ」
先生  「日本シリーズは、この2パターンで2勝ずつして日本一なれたら夢のようやな」
コーチ 「ほんまですねぇ・・・」
先生  「とにもかくにも、昨日は」
コーチ 「はい」
先生  「ヒノキー!!」
コーチ 「マウンテン!!」
先生  「ヒノキー!!」
コーチ 「マウンテン!!」
先生  「桧山が“6番”を手中に収めたことに」
コーチ 「乾杯!!!!」


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posted by コーチ at 07:46| Comment(8) | TrackBack(4) | □ 桧山進次郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。楽しいご家族ですね。見習いたいですー。ではまたー。
Posted by おりがみ at 2005年09月24日 09:58
コーチ様、先生様、こんにちわ!
>ヒノキー!!マウンテン!!
なんだか、総ヒノキ作りのジェットコースターの名称みたいです。(笑)
(↑乗りたくない!でも、シャレで作ってほしい、ひらパーあたりで)

でも、今のひーやんの勢いなら乗りたい!
不調の選手がいても、必ず勢いを持った選手が出てくるのが、今年の
タイガースの強さの秘訣ですよね!!
Posted by コロッケパン at 2005年09月24日 11:05
「6番」ものにするの時間かかったなぁ(笑)

久々の先生名調子!
「ナウ」や「ゴールド」まではわかったけど、
「サイド」はわからん…(笑)

ほなまた
元1番打者より
Posted by トラキチ at 2005年09月24日 13:09
野球町の人様

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Posted by 有名ブログランキング at 2005年09月24日 16:28
先生こんにちは。
>「無罪モラトリアムや!!勝訴ストリップや!!桧マウンテンや!!」
私はひっくり返ってしまいました(笑)じゃあ「歌舞伎町の女王」でも聞くとしますか。
スペンサーと併用が長く続いた桧山ですが、最近はFixしてるようですね。
Posted by やすゆき at 2005年09月24日 18:38
>おりがみさん
はじめまして◎コメントありがとうございます!!
家族は楽しいほうがいいですよね!!
思ってることたくさん話して、そんな毎日がいいなぁって、毎日思っています◎

>コロッケパンさん
ジェットコースターの名前かぁ。。うまい!!ヒノキマウンテン(笑)おもろいなぁ。。無駄に金かかってるところが面白いですよねぇ(笑)
ひーやんは、一貫して初球打ちっていうのをけっこう前からやってきて、その成果がようやく、って感じですね◎実って本当に良かった◎今岡ナウの警戒されぶりが、日増しの濃くなる中、6番の役割が微妙に変わってきてて、そうなると今のひーやんはベストの6番だと、そう思っています!!昨日も決勝打、素晴らしかったですよね◎

>トラキチさん
いつもありがとうございます◎
現在、求められる「6番」が「桧山がやろうとしていること」とがっちりはまった感じがします◎まだまだ強くなるタイガース、凄いですよね!!
トラキチさんは1番やったんですね。
ぼくは1番は打ったことないです、たぶん◎小器用なんですけど、足が遅いんですよ(笑)1番ってちょっと憧れでした。でも、5番、6番、2番タイプだと自分でしってたコーチです◎

>やすゆきさん
先生もぼくも椎名林檎さん好きです◎自己演出の中の一生懸命っていうか、なんか儚い感じが好きです◎

ひーやんは確かに、打つときに打てる「決める6番」になりました◎素晴らしいっす!!ただ、昨日佐竹投手から取られた三振を見ていると、左のときはスペンサーのほうがいいなぁって思いました◎桧山が左が苦手ではないということよりも、相手投手にとって、スペ、矢野、関、の並びがしんどいだろうな、と。「打つけど、わりと簡単にアウトになる感じ」と「打たないけどなかなかアウトにならない感じ」どっちを取るかっす◎
それにしても、桧山は素晴らしい6番に
なりました!!それがむっちゃ嬉しいです!!

Posted by コーチ(野球町) at 2005年09月25日 07:10
こんにちは。
先生、ますますパワーアップしていますね。
先生が選手たちを好きな呼び名で
元気に叫んでいる(?)のを読むと私も元気になりますよ(笑)
この広島3連戦で桧山が活躍したのがうれしいです。
久慈も代打で登場しましたね。
反対に球児くんがチームの勝利の中でひとり心を痛めているのが
見ていて辛いです。

甲子園では、みんなが勝利に貢献できる試合に
なりますように。
Posted by ちえ虎 at 2005年09月26日 13:08
>ちえ虎さん
元気になってもらえて嬉しいです◎

久慈の活躍、嬉しいですねぇ!!日本シリーズのここ一番でバントを決めてくれてまた大喜びできますように。

そして球児くんは本当に心配です。
真面目で一生懸命な人ですから、
余計に申し訳なく思ってしまうんでしょうね。なんとか、また納得できるあのピッチングができますように。井川とともに!!

Posted by コーチ(野球町) at 2005年09月27日 09:08
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