2007年09月01日

ジェフが救った

先生  「今日はむっちゃいいとこと、むっちゃ悪いところが物凄くはっきり出た試合やった」
コーチ 「一旦、むっちゃ悪いとこに嵌ってしまいましたからね。むっちゃ悪いもまだ出てくるんでしょう」
先生  「ほな、今日はそれを交互に話してみて、複雑な気持ちになるという大会ということで」
コーチ 「別に『大会』にする必要ないと思いますけど(笑)」

先生  「というわけでございまして、まずは、むっちゃ良かったとこその一!」
コーチ 「狩野の走塁!!」
先生  「狩野の集中力と決断力、素晴らしいの一言や」
コーチ 「ノーアウトのランナーで代走でしたよね。ここで鳥谷のバントは、キャッチャー前の微妙なとこに転がって」
先生  「あれ、クロスプレーでもおかしくないようなバントやったけどな」
コーチ 「狩野は、まるで盗塁していたかのような速さでセカンドに到達してました」
先生  「送りバントの時の走者の鉄則は、『転がった瞬間スタートを切る』やけども」
コーチ 「速かったですね。見事やった」
先生  「さらに、赤星のフラフラ上がったサード後方のポテンヒットで迷わずゴー!」
コーチ 「集中力、判断力、決断力」
先生  「狩野の走塁は躍動してた」
コーチ 「あの『躍動』こそ、今のチームに最も必要なことで、ベンチにおる機会の多い狩野がそれを体現してくれたことが、一つチームを力を強くしました」
先生  「あの一点が勝負決めたしな」
コーチ 「盗塁するだけが代走の切り札ではないのかも知れないなぁ、と狩野を見てると思いましたね」
先生  「何年か前は上坂とかがああいう場面で代走で出て不本意なことにようなってたもんな」
コーチ 「足が速いことよりも重要なことがあるんですよね」
先生  「とにもかくにも、狩野ナイス走塁やった!!」

コーチ 「では、次。悪かったところ」
先生  「そらやっぱ、鳥谷の牽制アウトやろ。どんより」
コーチ 「先生、ムード出すためかも知れないですけど、わざわざ『どんより』って言うのは変ですよ(笑)」
先生  「あそこはなぁ、あれは次の塁狙って積極的な離塁をって場面じゃないからな」
コーチ 「一打席目でシーツがようやく何かを掴みかけた感じでしたし。あそこはシーツにチャンスで打たせてあげたかった」
先生  「ボーっとしてしまった瞬間があったことは確かやと思う」
コーチ 「肩痛そうやったから、ちょっと心配ですけどね」
先生  「せやなぁ」
コーチ 「ただ、厳しいこと言うと、狩野レベルで集中して塁におればああいうことにもなりにくいわけですから」
先生  「試合中の三時間。中でも塁上にいる数分の時間は、大変やとは思うけども、極限に集中していてほしいと思う」
コーチ 「ショートは鳥谷しかいませんからね」
先生  「鳥谷頼んだで!!!」


コーチ 「では次良かったとこその2!!」
先生  「ボギー4回表の投球」
コーチ 「6番田中浩康からでしたね」
先生  「で、7番宮本、8番福川と続いていくけっこういやらしい構成になってる。いい打順やと思った」
コーチ 「6番からの攻撃。ヤクルトサイドから見ると、今日の石川の内容やったら、チャンスで9番を迎えて、代打を送りたかった場面でした」
先生  「逆に、タイガースから見れば6番7番8番、ピシャリといって、石川をもう一イニング投げさせたい」
コーチ 「『打順が近いからあと1イニング』って続投の場面ってよく点が入りますしね」
先生  「ここで。ボギー。矢野も良かった。田中浩康、宮本っていやらしいところを、基本ストレートで起こして、外の変化球で連続三振」
コーチ 「完璧な内容でしたね」
先生  「で、2アウトランナーなしの福川って、けっこう出塁されてたイメージあってイヤやってんけどな」
コーチ 「しっかりアウトに取りました」
先生  「で、石川続投となって」
コーチ 「その裏、先頭の関本がホームラン」
先生  「野球ってほんまようできるなぁ、と」
コーチ 「ボギーのナイスピッチングが呼んだ、四安打の次の試合でスランプに陥りかけた関本の復活弾」
先生  「いい風吹いてたし。ようやく関本に追い風やな」
コーチ 「で、タイムリーエラーもありましたけど、その後ヒット打ってみたりね」
先生  「関本は蘇生した捉えていいかもな」
コーチ 「いいと思います」


先生  「それでは次は、悪かったところその2」
コーチ 「関本のタイムリーエラーは、まぁなんでか縮こまってしまったって感じやったから、ここ数日のタイムリーエラーの連鎖に飲まれたってことで、しゃあないかなと思うんです。あれを『ちゃんとせぇ』って言うのは逆によくないですもんね」
先生  「せやな、問題はその後の矢野や」
コーチ 「連日矢野ですね(笑)」
先生  「セカンドに牽制投げて悪送球でピンチを広げてしまったとこ」
コーチ 「あそこは、投げなくていいと思いました。で、投げるんやったら、もっとビシッとほらなあかん。鳥谷のベースに入るのが遅くてあのタイミングでないと投げられへんのやったら投げるべきじゃないし」
先生  「あれはランナーと交錯する前に、鳥谷がランナーの前に出ておさえなあかん送球でもあったから、両方のエラーやけどな」
コーチ 「何かちょっとボンヤリしてるってかね」
先生  「引き合いに出すことやないって思いながらあえて言うけど、佐賀北高校のキャチャーやってた市丸君は溌剌と牽制投げてたで」
コーチ 「スクイズあるかも、って場面で三塁に牽制投げるとき、バッターの前に出てフェイクかけて投げたりしてましたもんね。うまかったですよ」
先生  「ちゃんとせな、と思ってそれがエラーになるんは、プロ野球とはいえしゃあないと思うねん」
コーチ 「はい」
先生  「だけども、ちょっとボーっとしてて起こるようなプレーっていうのは、見ててしんどい気持ちになる」
コーチ 「そう思います」
先生  「矢野は打席もそうやけど、まるっきり打てない雰囲気の空振りがどうしても目につくんねん」
コーチ 「アウトになるんはいいですけども、そこに至るまでの過程がね、空振りして溜息つかんと、やっぱそこは『打ったるで』って踏ん張ってほしい」
先生  「打てなくてもいいねん。そういう姿をファンは望んでいると」
コーチ 「それだけは言いたいですね」


先生  「ほんまにどんよりしてもうたなぁ」
コーチ 「ですね」
先生  「こういう時は、無理にテンション上げるのは不自然やから」
コーチ 「はい」
先生  「どんよりしているその原因を真正面から消化することが大事や」
コーチ 「その通りです」
先生  「ということで、これから『矢野、ほんとは大好き、頑張れー』と叫びます」
コーチ 「そうしましょう」
先生  「いくで!」
コーチ 「はい!」

先生  「やーの!!」
コーチ 「やーの!!」
先生  「ほんとは!!」
コーチ 「大好き!!!」
先生  「頑張れー!!」
コーチ 「頑張れー!!」
先生  「やーーーーの!!!!!!!」
コーチ 「頑張れー!!」
先生  「頑張れー!!」
コーチ 「やーーーーの!!!!!!!」

先生  「ふー、すっきりした」
コーチ 「ちょっと元気なってきましたね」
先生  「ということで、こっからは良かったところばっかりいきますー!!」
コーチ 「はい!!」

先生  「で、そのピンチを抑えきったジェフのピッチング!!」
コーチ 「長いことジェフの投球見てますけど、この試合ほどジェフが素晴らしいと感じたのは始めてかも知れないです」
先生  「関本も矢野さんも任せとけ。オレがなんとかする。ノープロブレム。イッツオーライ。って感じやった」
コーチ 「ジェフかっこよかったですよね、ほんま」
先生  「真中のヒットもほんまに不運な当たりやったし」
コーチ 「で、関本のエラー」
先生  「矢野の悪送球もあって」
コーチ 「ラミレスの高いバウンドの内野安打」
先生  「全く打たれてない場面で失点して、弱ってしまいそうな場面やったけどな」
コーチ 「任せとき、オレに全部任せときっていう、果てしない頼りがいを感じましたよ」
先生  「ほんまに守ったよな。で、守られた関本はその後ヒット打つねや。『ありがとう、ジェフ』の気持ちのこもったあれもいいヒットやったで」
コーチ 「オーストラリアの皆さんは、こんな凄いピッチャーがいることを知ってるでしょうか」
先生  「もう、コアラとカンガルーとウイリアムスやで」
コーチ 「どういう意味ですか(笑)」
先生  「そのくらい凄いってことや」
コーチ 「でも、名物やないでしょ(笑)」


先生  「じゃあ次の良かったとこいくで」
コーチ 「いっぱいありますもんね」
先生  「では、次は投げてないけど、渡辺と江草と上園」
コーチ 「逆にやられて痛感するってかね」
先生  「せやねんな。渡辺と江草の素晴らしさを身にしみて分かった」
コーチ 「石川のあとを受けた伊藤がナイスピッチングでした」
先生  「で、また伊藤ってちゃんと見たら上園によう似てるねん。フォームとか球種とか」
コーチ 「スピードはそこそこやけど、投げっぷりで翻弄する辺りもそっくりでしたよね」
先生  「どの球でも思いっきり腕振ってくるから、一瞬ストレートのタイミングをバッターが取ってしまって、そこからシュイってスライダーやったりする」
コーチ 「いいピッチャーでしたよね」
先生  「ほんで、2イニング完璧におさえられたんやけども」
コーチ 「相手から見れば、リードしてる場面で、渡辺や江草が無失点で切り抜けてる時ってあんな感じなんでしょうね」
先生  「正直、物凄いイヤな感じがした」
コーチ 「で、結果的に伊藤の好投で一点差までいきましたし」
先生  「3点4点ビハインドで投げるピッチャーの好投がどれだけ重圧をかけるかって改めて思い知ったよな」
コーチ 「渡辺と江草はほんまに凄いことをやっているんやと」
先生  「そして、上園がなんで打ちにくいかも理解できたような気がした」
コーチ 「伊藤はナイスピッチングでしたけど、明日とあさっては調子が悪いことを願いましょう」


先生  「ほんで最後は、2−2の同点の場面でのアニキの一発やで」
コーチ 「悪い流れの時はやっぱり、突破しても突破しても、憂鬱がチームにまとわりついてくるんですよね。その時に、それを突き破るホームラン」
先生  「前の日は桜井で、この日がアニキ」
コーチ 「本家の底力って感じでしたね」
先生  「5番4番ってきたから、次は3番の人がそういうホームラン打つといいけどなぁ」
コーチ 「理想ですねぇ」

先生  「まぁ他にも久保田も連日ナイスピッチングやったし」
コーチ 「前回の甲子園でのスワローズ戦では一回もストライクとれなかった、度会とか真中とか相手に空振り取った球児も素晴らしかったです」
先生  「神宮でノッったユウイチを初戦で乗せなかったことも大きかったし。この辺は矢野やな」
コーチ 「関本のホームランの後、なかなかアウトにならなかった鳥谷赤星の打席もとても良かったです」
先生  「どうにかこうにかようやく連勝」
コーチ 「岡田さんもインタビューで言ってましたけど、最後にいい形で終わりたい、と」
先生  「シーズンの最終戦が終わり、プレーオフが始まる瞬間にベストを迎えるために、いいゲームができたと思う」
コーチ 「さぁ、続けていきましょう」
先生  「もう、毎日お祈りしよ」
コーチ 「そうですね」
先生  「タイガース、逆転優勝を願って」
コーチ 「乾杯!!」

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posted by コーチ at 09:42| Comment(0) | TrackBack(0) | □ ウィリアムス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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