2006年01月30日

本当に見たいシーンにはスペンサーがいる

ルールのことはちゃんと分からない。
だけど、実現すればプロ野球史上初の出来事だと確信している。

ぼくはスペンサーが大好きだ。
本当に本当に大好きだ。

札幌の横浜線で、スペンサーだけがヒットを打っていた試合の10回に、
ノーアウト一塁で、ノーサインの送りバントを試みたスペンサーが大好きだ。
そして、その送りバントを失敗したスペンサーも大好きだったし、
その後困った顔をして、二三度首を振ったスペンサーも大好きだった。
その打席。
監督に「打て」と言われ、打ちに行って、
ボテボテのピッチャーゴロでランナーを進めたスペンサーももちろん大好きだった。

初球の甘いストレートを見逃すスペンサー。
ヒーローインタビューで桧山を気遣ったスペンサー。
今岡の劇的なホームランの後、あっさり三振してそれをとても悔やんだスペンサー。
6番ライトスペンサー。
歓声が微妙な甲子園。
期待されないスペンサー。
だけどチームが優勝した年に300打席以上も打席に立ったスペンサー。
ライバルは、女性や子どもから絶大な人気を誇る桧山と濱ちゃん。
だからと言って男性から人気があるわけではないスペンサー。


スペンサーは言ったんだ。

「ポジションを獲ることを意識していない。連覇と日本一。そのためにチームに貢献すること」
役割を分かりすぎているスペンサー。
打つことだけが貢献ではない。
「打たない中での貢献」で優勝に貢献した、
「打たなくても貢献できるタイプ」のスペンサー。
上坂、秀太、スペンサー。

だけど打つ可能性は秘めているスペンサー。
これで打ったら、大変大変。
井端クラスのスペンサー。

そんなスペンサーに一ファンとして球団に要望を。
ルールが許すならば、
スペンサーを、
三塁ランナーコーチに!!

もし実現すれば、
おそらく史上初の出来事。(おそらく)
助っ人外国人のランナーコーチ。

他の誰がやっても「遊び」のニュアンスが出るランナーコーチ。
だけど不思議と「本気」が香るスペンサーのランナーコーチ。


甲子園。
最終回、裏の攻撃。同点。
ツーアウト。
ピッチャーは岩瀬。
セカンドランナーは濱中。
岩瀬、渾身のスライダーを、
アニキが軽打のレフト前。
レフトは守備固めの英智。
タイミングは微妙。
ランナーコーチはスペンサー。

「STOP!!!!」

直後に英智から谷繁にストライクの返球。
球場が沸く。
ナイス判断スペンサー。

ツーアウト1,3塁でバッター今岡。
岩瀬対今岡。
一流対一流のせめぎあい。
際どい勝負球、
ストライクともボールともどちらとも判定できるボールが、
ボールとなり四球。
不服そうな、谷繁と岩瀬。
井端がマウンドに駆け寄って一声かける。


満塁。
バッターは今日ヒットの出ていない鳥谷。

悠然と構える落合。
同じく悠然と構えるかに見えた岡田。
しかし、立ち上がり主審を呼ぶ。

ベンチに下がる鳥谷。
そして場内アナウンス。

「バッター鳥谷に代わり、ピンチヒッター、スペンサー。背番号41」

異様に静かな甲子園。
三塁ランナーコーチボックスから、小走りでベンチに戻るスペンサー。
そのスペンサーに秀太がヘルメットとバットを渡し、
そのまま秀太がランナーコーチへ。

満塁。
同点。
サードランナーの濱中がホームインすればサヨナラ。
マウンドに岩瀬。
打席にスペンサー。

その初球。

膝元に投じたはずのスライダー。
手元が狂った岩瀬。
ショートバウンド、
谷繁まさかの後逸。
打席で腕をグルグルまわすスペンサー。
「Come on !!!! Come on !!!! Come on !!!!」

すばやい動きでボールに追いついた谷繁。
ベースカバーに入った岩瀬に返球。
頭から突っ込んでいった濱中。

判定は、

「セーフ!!!!セーフ!!!!」

ホームベース上で抱き合う濱中とスペンサー。
ポジションを奪った男と、奪われた男。
勝利を抱きしめる甲子園。


一ファンの妄想。


本当に見たいシーンはこんなシーンで、
そのためにはどうしてスペンサーにランナーコーチをやってほしい。


半分冗談だけど、半分本当に思ってます。
スペンサーがサインを出すと、チームが勝つ気がするから。


シェーン、今年も頼んだよ。
そんなに大勢じゃないかも知れないけど、
あなたの活躍を楽しみにしているファンは確かにいるんだ。

そしてその活躍はあなたの言うように、
どんな活躍だっていいんだ。

あなたがベンチにいるだけで、チームの力が何割も増す。
シェーン、あなたは本当に凄い選手だって思うんだよ。

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posted by コーチ at 08:29| Comment(7) | TrackBack(1) | □ スペンサー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月08日

清原の件

清原が阪神に来たがっているのかぁ・・・
http://www.sanspo.com/baseball/top/tig200510/tig2005100801.html

以前、ジャイアンツのローズの獲得話が不意に持ち上がった時、
タイガースファンの多数が「NO」という反応だったように思います。

記事にしてはいませんが、ぼくも当然、「NO」でした。

理由は、

「ローズは今年の成績を見ても分かるように、全盛期を過ぎてしまい、近鉄時代のような活躍を見込めないから」では、当然ありません。当たり前。

ローズはまだまだ打ちますよ。今年の成績はまったくの参考外。あんだけイライラして野球やってたら、打てるものも打てなくなるでしょ。
是非、バッファローズでもう一度、「あの頃の近鉄」を再現してほしい。強かったなぁ、近鉄。

実はぼく、ローズのシーズン55本目のホームラン、生で見たんですよ。あの頃の近鉄って、球場に大阪ドームに足を運ばせました。それであの試合はたぶんノリがサヨナラスリーランを打って逆転勝ちした試合で、何せ、「このチームは負けないだろうな」っていう空気が、何点リードされていても出るチームでした。そして、、、北川の満塁ホームランだったんですよね・・・すごかった、あの年の近鉄。その主役だった、タフィ・ローズ。

アンディやシェーンやジェフは凄いレベルで「タイガースの一員」ですが、それと比べてもそれ以上に、タフィはチームに溶け込んでいたように思います。

ローズは環境が後押ししさえすれば、まだまだ打てると感じます。というより、好きな選手なので、まだまだ活躍してほしい。

ただ、その活躍の場所は甲子園ではありません。

理由、タイガースには桧山がいるから。スペンサーもいるから。濱中も、林もいるから。

このブログを始めて数ヶ月、毎日目を通していただけていた方には、これからぼくが何を言いたいか手に取るように分かるかと思いますが、そのことを書きます。

金本、矢野を中心に作られた今年の優勝チームの空気。逆に言えば、金本、矢野が余計なことに気を回さないですむように、桧山やスペンサーをはじめ、関本も藤本も、今岡も、不協和音が出る可能性を、自らしっかり摘んでいけたことが優勝への原動力だったように思います。

その中で特にスペンサー。

外国人選手でありながら、ベンチスタートがまったく問題なかったスペンサー。
そのことに彼がイライラして、打席でブンブンとバットを振り回す姿をぼくは一度も見ていません。逆に、「今の球は打とうぜ、スペンサー」そんなシーンは数え切れず見ました(笑)そしてその後、フォアボールで出塁する度々見たし、カウントを2−3まで持っていって三振する姿も度々見ました。

そんなデータはないと思うけど、「打席所要時間」。
もし、そんなデータがあれば、スペンサーは、このランキングではかなり上位に食い込むものと推測されます。
1位はアニキと、井端の争いだと思いますが、トップ10には食い込めるかな?

スペンサーはそういう「時間のかかる6番」という仕事を自ら作り、自らその責務を全うし、結果的に「次の回に鳥谷が打つ」みたいな、タイムラグのある繋ぎ役を果たしていたように思います。

来季も当然、4番金本、5番今岡。これは動かさないでしょう。ならば、6番に求められる仕事は、「簡単にアウトにならないこと」。

桧山とスペンサー、総合的に見て、「どちらか一人を」というならば、桧山が一枚上だと思います。ただ、桧山は「早いカウントで打ちにいったほうが抜群に良い結果が出る」という特性上、「早いカウントでアウトになってしまう」という表裏一体も抱えているわけです。さらに、相手が左投手の場合「完全に崩された空振り三振」ということもままある選手で、そのリスク回避のために、「左投手はスペンサー」岡田監督が一貫したスタンスだったように思います。

さらに、ジャイアンツが下降線を辿った原因も考えたいのですが、その中で特筆したい部分は「清水の軽視」。

毎年毎年、活躍すれど出番が減らされる序盤。しかし、終盤は結局レギュラーになる清水。
じゃあ、最初っから清水をレギュラーで使えばいいじゃん、当然そう思いますが、そうしなかった読売巨人軍。

タイガースで清水に当てはまる選手は、当然、桧山。
強くなるための補強は多いに結構だと思いますが、桧山を軽視することは、ジャイアンツの二の舞になることと同義だと感じます。で、清水を軽視することで、より軽視された斉藤。タイガースで言えば関本辺りか。主力になりうる力を十分に持った選手。彼らの未来は守ってあげないと。


ということで・・・
補強に際して、重要なこと、3点。

@金本、矢野を中心とした空気感の中にすんなり入れること。
A金本、今岡の後を打つことに適していること。
B桧山ならびに、関本を軽視しない補強であること。


以上を踏まえて、ローズは「NO」。
特にBの「桧山を軽視」に非常に当てはまります。
@の雰囲気面では、そんなに問題はないと思いますし、むしろプラスに働く面もあると思いますが、桧山が出れなくなるのは、チームとして決してプラスではない。

で、ローズが「NO」を踏まえて、ようやく清原の話題に。

順番に検証していくと、
@の空気面。これは金本が気を遣うことが増えそうなので「NO」
A番は、「6番打者」という「4番打者」よりも格下の打順を咀嚼しきれないだろうから「NO」
で、やっぱりB番。清原が入ったことを仮定すると、ファーストしか守れない清原なので、シーツをセカンドにまわさなければなくなります。となると、関本の出場機会が激減する。関本を軽視してはいけません。

個人的に、関本は来季、ガチンコでシーツとポジション争いして、勝ったらずっと関本でもいいかなぁ、と思う感じです。二人とも守備もうまいですから、相当レベルの高いファースト争い。清原は、ちょっと太刀打ちできない相手ではないかと思うのですが・・・


ローズの件も、清原の件も、「それぞれが最も成績を残した年」の成績を残したと仮定しての話です。打率、ホームラン数。実は、それほど重要ではありません。

「その人が試合に出ていることによって、チームが勝てるかどうか」

「その人が打つこと」は、そのことの一部でしかない、ということを念頭に、補強プランはしっかりと練ってほしいと、そう思います。

前々から書いてきたことですが、「清原和博」という名前を消化しきるには、失敗しても「メジャー挑戦」これがいいと思うんですが・・・あまりにも名前ばかりが大きくなりすぎて、日本で機能できる名前ではないですよ。アメリカ行って、名前を小さくしてから勝負すればいいのになぁ・・・

一タイガースファン、一野球ファンの意見でした。


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posted by コーチ at 08:04| Comment(4) | TrackBack(18) | □ スペンサー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月11日

影の2番スペンサー

先生  「トウェンティワン!!トウィンティワン!!」
コーチ 「21点ですねぇ・・・」
先生  「21世紀やから、21点やな」
コーチ 「いや、21世紀になってからもうだいぶ経つんで、全然うまくもなんともないですよ」
先生  「ミレニアム打線」
コーチ 「やめてください」

先生  「せやけどコーチな」
コーチ 「なんです?」
先生  「忘れたらあかんのは」
コーチ 「はい」
先生  「逆転勝ちってことや」
コーチ 「確かにそうですね。終わってみれば記録的な大勝ですけど、2回に先制されてますもんね」
先生  「序盤の安藤、決して調子よくなかったしな」
コーチ 「2回なんて1点取られて、倉にデッドボール出して、大島に送りバント決められて」
先生  「2アウト2、3塁で緒方」
コーチ 「もう、気絶しそうなピンチでしたもんね」
先生  「また緒方って、甲子園でよく打つイメージあるねん」
コーチ 「タイガースが弱かった頃ほんまによくやられましたもんね」
先生  「あとは、引退したけど巨人の村田真一」
コーチ 「ハハハ。いやな記憶いっぱいありますね」
先生  「だから、オレはもう緒方が打席立つだけで、左中間にボカーンいかれるんやないかってすごい心配になってしまう」
コーチ 「わかります」
先生  「で、その緒方に、あの2、3塁の場面でセンター前にでもいかれてたら」
コーチ 「少なくとも大勝ではなかったですね」
先生  「3点差になって、この間手こずってる大島やからな」
コーチ 「勝てたかどうかもあやしい」
先生  「ほんま昨日の福原見てても思ったけども、タイガースの投手は、“ここ”っていう時に、ほんまに粘れるようになったなぁ」
コーチ 「“ここぞ”という場面で、最高の球を投げれるんですよね」
先生  「緒方を三振に打ち取ったスライダーも、見事なもんやったな」
コーチ 「で、ピンチを脱したその裏、逆転します」
先生  「なんか昨日は、野球の格言がいっぱい詰まったゲームやったでな」
コーチ 「ピンチの後にチャンスが来ましたし」
先生  「先頭バッターにフォアボール出したら、点取られる」
コーチ 「エラーしても点取られる」
先生  「ほんで、安仁屋に怒られる(笑)」
コーチ 「もう、広池なんか、投げるたびにベンチのほう見てましたもんね」
先生  「怖いんやろなぁ、安仁屋」
コーチ 「でまぁ、安仁屋が怖いことはおいといて」
先生  「安仁屋が変なサングラスしてるってことやろ」
コーチ 「違います」
先生  「ほな、スペンサーが活躍したこと?」
コーチ 「そうです。どういう二者択一なんですか?」
先生  「まぁ、スペンサーええ働きしてたよな」
コーチ 「そうなんですよ。7回に取った8点は、もうカープがむちゃくちゃになってたんで度外視して、それ以外の13点」
先生  「スペンサーが随分絡んでるんよな」
コーチ 「2回ウラの攻撃からなんですけど、まず今岡が四球で出て」
先生  「得点とった直後のイニングの先頭打者、しかもストレートの四球」
コーチ 「完全に点が入りやすいイニングになったわけなんですが、ここでスペンサー」
先生  「三振するんやけども」
コーチ 「きっちりボールを見ていってるんですよね」
先生  「ナウの四球を見た感じで、“大島は見られたほうがイヤ”っていう判断やったんやろな」
コーチ 「結果的に2−3までいって、三振」
先生  「で、それに続いた矢野も」
コーチ 「2−2まで4球見逃して三振なんですよね」
先生  「で、大島と倉のバッテリーが“見られるなぁ”と単純に思ったかどうかは分からないけども」
コーチ 「1−1から簡単にストライク取りにいった変化球を、関本が2塁打」
先生  「スペンサー、矢野、関本の時の並びの狙いそのものやでな」
コーチ 「現状の下位打線で“決める”という役割で最も期待できるのが関本ですから、スペと矢野で打ちやすくして」
先生  「関本が決める」
コーチ 「同点においついた1点。実に完璧でした」
先生  「で、この完璧さが流れを呼ぶんやろな」
コーチ 「安藤まで打つし、赤星も打つし」
先生  「一気に3点」
コーチ 「それを呼んだ、スペンサー、矢野の“見ていく”と思わせたイメージ付け」
先生  「下位打線でできる完璧な得点やったな」
コーチ 「これで安藤が息を吹き返しました」

3回表

2番 山崎  カウント1−2からのストレート、センターフライ
3番 嶋   カウント1−3からのストレート、セカンドゴロ
4番ラロッカ 初球のストレートをショートゴロ

先生  「全部ストレートを打たれるけども」
コーチ 「球の勢いが増したんですよね」
先生  「狙って打ちにいったストレートで全て凡打」
コーチ 「これで完全にタイガースペースになりました」
先生  「守りからリズム」
コーチ 「よう言われることですけど、ほんまのことですよね」
先生  「で、3回ウラ」
コーチ 「事実上、決着のついた3回のウラでした」
先生  「大島がまた、先頭のシーツに四球やったよな」
コーチ 「はい。ほんで、アニキにも連続でフォアボールだしてしまいます」
先生  「シーツの四球は、最初にデッドボール当ててるから、当てたくなかたんかな?」
コーチ 「ほとんど外に投げてましたね」
先生  「ほんでアニキは警戒しすぎの四球」
コーチ 「当然、弱気になったら負けなんですよね」
先生  「でも、ナウはセンターフライで、ワンアウト1、2塁でスペンサーにまわったんよな」
コーチ 「“見てくる”イメージだったスペンサー」
先生  「ストレートで簡単にストライクを取りに来た2球目をセンター前に」
コーチ 「スペンサーが、主導権握ってた感じですね」
先生  「ただたんにアウトにならへんタイプやからな。スペ太郎は」
コーチ 「最初の打席の三振を、その回の関本にも活かし」
先生  「次の回の自分の打席にも活かした」
コーチ 「この4点目で、ほとんど勝負ありでしたからね。事実上の決勝点でした」
先生  「せやな、3点差になった時点で」
コーチ 「7回、8回、9回に出てくるピッチャーを考えると、攻撃は残り3イニング」
先生  「さらに安藤が調子が上がってきたところで、3イニングであと4点」
コーチ 「厳しい状況になりました」
先生  「でまぁ、また見てくるイメージだった矢野が」
コーチ 「これまた2球目のスライダーをホームラン」
先生  「7点入って、ジ・エンドやったわな」
コーチ 「序盤の印象付けが見事に成功したゲームだったってことですよね」
先生  「せやな。で、大差がついた以降大事なこともスペ太郎、しっかりしとった」
コーチ 「ほんまに雑にならないんですよね、あの人」
先生  「あんだけ、どんどん点が入る中な」
コーチ 「スペンサーは、次の打席も、その次の打席も四球で出塁するんですよね」
先生  「5打席で、3打数1安打1打点」
コーチ 「二四球、一エラー出塁」
先生  「さらに三振した打席も活かしたバッティング」
コーチ 「4打席出塁してますからね」
先生  「なんか、記録見てると井端みたいやな(笑)」
コーチ 「影の2番打者ってことですよ、冗談ぬきで」
先生  「中日も井端があかんようになったここ二試合、めっきり得点できひんからな」
コーチ 「二番が活躍したら点が入るんです」
先生  「でも、今日の鳥谷まったくあかんかった、けども」
コーチ 「影の2番が大活躍」
先生  「結果21点」
コーチ 「ナイススペンサーのゲームでした」
先生  「ほんで、ディフェンス面では、大差の空気に惑わされず、フォアボールを出さない。エラーしない」
コーチ 「言うのは簡単なんですけど、相手があんだけ崩れると実際難しいもんだと思います」
先生  「ところが」

7回 橋本 無四球 3者凡退
8回 江草 無四球 3者凡退
9回 桟原 無四球 3者凡退

コーチ 「ほれぼれする内容なんですよね」
先生  「ほんまに立派なリリーフばっかりやなぁ」
コーチ 「もう、頭が下がります」
先生  「で、その結果や!!」
コーチ 「はい!!」
先生  「いよいよ出たな、マジック!!」
コーチ 「まだ勝率だけですけど、出ましたマジック!!」
先生  「コーチがこの間言ってたけども」
コーチ 「何でしょう?」
先生  「プレーオフでもかまへんねやでな」
コーチ 「そうなんですよ。自分たちのやることをきっちりやって、ドラゴンズも勝ったらそれはそれで仕方ないって感じで」
先生  「ほんまそんな感じやもんな」
コーチ 「焦って、シーズン中に決めに行く必要は全然ないと思います」
先生  「首尾一貫して、この姿勢」
コーチ 「その先に生まれたものが、21点っていう記録的な試合でもありますし」
先生  「東京ドームで工藤先輩と死闘を演じたその結果が活きた、東京ドーム中日巨人戦」
コーチ 「6番7番8番での得点の仕方」
先生  「JFKはもちろんのこと、それ以外のリリーファーの意識の高さ」
コーチ 「ほんま全てが結実した状態での、マジック点灯」
先生  「ほんま、まっすぐにのびた道が見えるなぁ」
コーチ 「その道を着実に歩を進めるタイガースに」
先生  「改めて」
コーチ 「久しぶりですね(笑)」
先生  「乾杯!!!!」


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posted by コーチ at 03:30| Comment(4) | TrackBack(7) | □ スペンサー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月22日

比類なき脇役助っ人シェーン・スペンサーの夏

コーチ 「ナイスバッティングスペンサー!!」
先生  「ナイスガイ!!スペンサー!!」
コーチ 「ナイスバッティングスペンサー!!」
先生  「ナイスガイ!!スペンサー!!」
コーチ 「いやいやほんまによく打ちました」
先生  「代打の神様!!スペンサー!!」
コーチ 「ほんまね、そうなってくれたらむちゃくちゃ嬉しいですけど」
先生  「ヒーローインタビューの台詞、きいた?」
コーチ 「はい」

「自分はあまり活躍できていないけど、いつもサポートしてくれてありがとう」

先生  「そんなことあらへん!そんなことあらへん!」
コーチ 「スペ太郎、あなたは十分活躍しているよ!」
先生  「打率が247しかないって?」
コーチ 「関係ない!!」
先生  「ホームラン8本だって?」
コーチ 「関係ない!!」
先生  「3割30本打ってるけど、チームに溶け込めない外国人と」
コーチ 「2割5分で10本だけど、チームに溶け込んでいる外国人」
先生  「どちらがチームに貢献しているか?って話や」
コーチ 「そうですね、スペンサーじゃなかったら、まず併用の形もできてなかったでしょうから」
先生  「そうやって、我を主張して、シーズンはじめで帰国した外国人選手がこれまでどんだけおったかってな」
コーチ 「そう思います。スペンサは開幕からずっとベンチに入ってて、そしてタイガースは首位なんです」
先生  「ホームランを打ってもらうための補強やなくて、優勝するための補強やからな」
コーチ 「このまま優勝できれば、スペンサーは見事に仕事を果たしたことになります」
先生  「ヒーローインタビューで桧山の名前出して」
コーチ 「共に難しい立場だけど、その立場でできる限りのことをやっていきたい」
先生  「そんなん、嬉しいやん!!みんな嬉しいやん!!」
コーチ 「こんなにも“打たせてあげたい”と思う外国人選手は初めてですよね」
先生  「で、決勝ホームラン」
コーチ 「あと何試合か、こう日があるといいなぁって思いました」
先生  「できれば、日本シリーズでな」
コーチ 「それにしても、蒔いてた種の成果が出た試合でしたね」
先生  「今岡、スペンサー、関本」
コーチ 「これまで乗り切れなかった選手が活躍しての勝利でした」
先生  「一年間の大きな流れの中で、こういう日があることを想定しての、起用プラン」
コーチ 「はまりました」
先生  「スペンサーが打てたのも、昨日だけたまたま代打やったわけじゃないからな」
コーチ 「最近ずっと、あんな感じでしたもん」
先生  「一生懸命やってる選手は、絶対結果を残せる」
コーチ 「なんかそんな信念が実った感じでしたね」
先生  「ほんま、ナイス岡田や!!」
コーチ 「中二日で安藤っていうのもね」
先生  「これはたぶん、次回の中日戦を見てってのもあるやろな」
コーチ 「確かに、今までどおりローテーション回してたら月末の中日戦、井川、福原、安藤やったんですよね」
先生  「せや。でも、これで安藤がローテの後ろのほうに入った」
コーチ 「下柳、杉山、安藤の順番かぁ・・・なんかいい感じですね」
先生  「で、ドラゴンズ戦の、安藤の順番で」
コーチ 「ダーウィン」
先生  「希望的にはいってほしいな」
コーチ 「次の木曜のカープ戦は太陽投げさすかも知れないですけどね」
先生  「ドラゴンズにはダーウィン」
コーチ 「なんとなくよさそうな気がするんですよね」
先生  「ほんまになんとなくやけどな、ハマった場合、ドラゴンズにとって凄いダメージのあるピッチングしそうやねん」
コーチ 「被安打4、完封」
先生  「ほんま、そういう内容」
コーチ 「安藤は、勝てるチームからしっかり勝つ役目ですかね。調子落ちてきたジャイアンツと当たりますし」
先生  「ええと思うで」
コーチ 「ほんま、9月1日の甲子園の中日戦で、ダーウィンが勝ち投手なるようなことあったら」
先生  「それで優勝やな!!」
コーチ 「でね、またスペンサーの話なんですけどね」
先生  「うん」
コーチ 「駒大苫小牧の香田監督の選手起用に思ったんですけど」
先生  「うん」
コーチ 「今年の苫小牧、本当に打てない中で、4番の本間くん5番の岡山くんって、また不器用な選手を中軸に入れてたんですよ」
先生  「あぁ、そうやったなぁ」
コーチ 「たぶん、アレは雰囲気重視なんですよね。“何かやってくれそう”って感じの」
先生  「それはオレも思った」
コーチ 「で、岡山くんなんて、クリーンヒットほとんどないのに、甲子園で5割以上打ってるんですよ。内野安打とポテンヒットで」
先生  「彼の活躍なしには優勝できひんかったもんな」
コーチ 「なんかね、岡山くんとスペンサーがダブルんです」
先生  「分かる分かる」
コーチ 「バッターは、打率やホームランだけじゃないですよね」
先生  「せやねん。その人が打席に立つことによって他の人が打てるようになるって選手っておるからな」
コーチ 「スペンサーの打率、247」
先生  「タイガースのチーム打率、273」
コーチ 「この差のいくらかは、スペンサーが打たせたもんやと思います」
先生  「凄い貢献度やで、スペ太郎!!」
コーチ 「ほんま、スペンサーのおる今年のタイガースに優勝してほしい!!」
先生  「喜んでる顔みたいよな!!」
コーチ 「ほな、改めて」
先生  「おう」
コーチ 「比類なき脇役助っ人シェーン・スペンサーに」
先生  「乾杯!!!!」

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スペ太郎、
あなたが必死にボール球を見極めている姿が、
みんなの気持ちを奮い立たせて、
たとえばそれが矢野ヒットをうんだり、
赤星のヒットをうむんです。
打線のつながり、その象徴。
スペンサーのフォアボール。
そして、そんなあなたがヒーローの日は、
みんなとても嬉しいんです。


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posted by コーチ at 09:46| Comment(4) | TrackBack(9) | □ スペンサー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月20日

これぞ今年のタイガース!!

先生 「ブーン!ブーン!ブーン!」
コーチ「ちょっと先生、危ないです!やめてください!やめてください!」
先生 「ブーン!ブーン!ブーン!」
コーチ「アホなこと考えるの辞めてください!まだ死にたくありません!」
先生 「アホ!時速160km、生で見たんやぞ!その興奮を自分も体感することは、その場に居合わせた者の義務やろ!ブーン!」
コーチ「だからと言って、車で体感すんのは間違いです!てか、そんなもん義務でもなんでもないです!!勘弁してください!スピード緩めてー!!」
先生 「コーチは細かいことにうるさいなぁ」
コーチ「これは細かくないでしょ!アクセル緩めて!!」
先生 「158km!これが久保田かー!!」
コーチ「ちゃいます!ちゃいます!ただのスピード違反です!」
先生 「もう少しやー!!161km!!これやー!!」
コーチ「これやけどー!!」
先生 「クルーン!!クルーン!!クルーン!!」
コーチ「もう、分かりましたから!!」
先生 「クルーンやー!!よっしゃ、コーチ」
コーチ「な、何ですか!?」
先生 「ちょっと、飛び降りて、打とうとしてみて」
コーチ「何言うてるんですか!無理に決まってるでしょ!」
先生 「やっぱ160kmが速すぎるからかー!!」
コーチ「ちゃいます、車に乗ってるからです!!」

*******************************

(パーキングエリアにて)

コーチ「ほんま、先生はむちゃしすぎです」
先生 「160kmがいかに速いか分かったなぁ」
コーチ「何言うてるんですか!車で120km超えたら何キロでもむちゃくちゃ速いです」
先生 「まぁ、クルーンはさておき、今日の試合やけど」
コーチ「ちょっと、何、勝手に落ち着いてるんですか、盛り上がるだけ盛り上がっといて」
先生 「まぁ、ええやないか。好きな選手ほとんど全員見れたことやし」
コーチ「まぁ、そうですけど・・・」
先生 「ほんま1対1、ロースコアの引き分けやったけど、盛りだくさんやったなぁ」
コーチ「そうですねぇ。井川対三浦」
先生 「時代にそぐわない髪型対決」
コーチ「いや、もっといいタイトルの対決にしてください」
先生 「だって、二人とも偏ったこだわりありそうやから」
コーチ「そんなことみんな知ってます。だからわざわざそんな対決にする必要ないんです。ふつうにエース対決でええやないですか」
先生 「じゃあエースヘアー対決」
コーチ「もう、何でもいいです」
先生 「いやでもな、実際、三浦と井川投球、1回の表裏見た時点で、今日は負けかな思ったな。コーチも言うてたけど」
コーチ「そうですね。井川がいまいちノリがないのに対して、三浦は引き続き追悼モードでしたから」
先生 「せやねんな。やっぱ、三浦って番長て呼ばれるだけあって、友達が亡くなった時とかの(プロレスラーの橋本真也さんのことです。念のため)思い入れっていうか、気持ちの入り方が凄いんよな」
コーチ「情に熱いっていうかね、好きな選手なだけに、頑張ってほしいなという反面、やっぱりタイガースに肩入れしてしまう自分がいてちょっと複雑でしたね」
先生 「まぁでも、序盤のピッチングに点数つけるなら三浦は100点。井川は30点くらいの内容やった」
コーチ「追悼ムードでパリっとしてた三浦、寝起きでテンション低いままマウンドに立ってた感じの井川」
先生 「でも眠そうな井川がところどころ、目覚まして、抑えるねんな」
コーチ「スタンドから、起きろ、起きろ井川!ってずっとお願いしてましたもんね」
先生 「そしたら何とかしてたもんな」
コーチ「ワイルドピッチで一点与えたけど、その後大崩れしなかったし」
コーチ「7回1失点、今日の状態やったら、文句なしの結果ですよね」
先生 「眠たそうやったけど、よう頑張った」
コーチ「昨晩はきっと眠れないほど大変なことがあったんですよ。きっと」
先生 「まぁ、そういうことにしとこ(笑)」
コーチ「で、5回までは完璧やった番長が、6回から微妙にキレがなくなるんですよね」
先生 「気持ち入れすぎたんやな、たぶん」
コーチ「ほんで7回、押し出して同点に追いついたわけやけど」
先生 「その伏線が」
コーチ「スペンサーでした」
先生 「今日も大活躍やったな」
コーチ「あれ、スペンサーが怒らなかったら1点なかった思います」
先生 「あんな怒ったとこ初めてみたな」
コーチ「ベンチも一瞬面食らってましたもん」
先生 「ベンチから人が出てくるまで一瞬、間があったもんな」
コーチ「スペンサーがあんなに怒るわけないって、みんな思ってたんですよね」
先生 「そのスペンサーが大激怒して、退場(際どい判定で見逃し三振になった場面スペンサー主審に詰め寄り猛抗議)」
コーチ「人一倍責任感の強い、真面目な男なんですよね。ほんまに必死やったんやと思います。あんだけ怒るんやから、絶対ボールや思ったんでしょうね。今のどこがストライクやねん!完全に外れてるやろが!スペンサーの気持ちが届きました」
先生 「その気持ちが甲子園に響いたんや」
コーチ「何が何でも、一塁の今岡を進めようとしてましたもんね」
先生 「100点はライト前ヒットっていう、意識が凄く出た打席やった」
コーチ「そして、自分のエラーが絡んで1点を献上した藤本の」
先生 「見事なポテンヒット」
コーチ「よう、繋ぎました」
先生 「そして、誰もが待ちかねていた」
コーチ「代打アツ片岡」
先生 「そしてアツが、我慢のフォアボール」
コーチ「ぼくもうこの辺で、だいぶ泣いてました」
先生 「そして、赤星の押し出し」
コーチ「スペンサーが取らせた貴重な貴重な一点でした」
先生 「そして8回、ピッチャー藤川」
コーチ「ほんま球場の空気が一変しました」
先生 「それまで、井川を5万人で心配してた空気が」
コーチ「藤川が出てくるだけで、5万人の安心に変わったんですよね」
先生 「球場全体の空気が、一瞬にして軽くなった。タイガースに点が入りそうな空気が出るんやな」
コーチ「守ってる時間やのに」
先生 「藤川が最近醸し出してた空気はこれやったんやって実感したなぁ」
コーチ「5万人の安心」
先生 「もうむっちゃ安心ってことやからな。一人残らず、球児は打たれないと思っている」
コーチ「そして、打たれない」
先生 「球場行って良かったってほんまに思った場面やった」
コーチ「そして、後もう一つのハイライトは10回ですよね」
先生 「せや、赤星の盗塁」
コーチ「もう、打席の鳥谷、マウンドの川村、味方のベンチ相手のベンチ、そして5万人全てが“赤星が走る場面”と思ってる初球でした」
先生 「赤星走ったもんな」
コーチ「あんなもん、予告盗塁と同じですからね」
先生 「スタンドも、鳥谷じゃなくて赤星のほうばっかり見てた」
コーチ「そして、成功させた」
先生 「正直、勝った思ったけどな」
コーチ「その後のアニキの打球を村田がよう止めました」
先生 「横浜はやっぱ強いなぁ、思ったな」
コーチ「あとは、久保田」
先生 「3回ともかわいいまま投げてたな」
コーチ「マウンドからいっぱいハートが飛び出てましたもん」
先生 「久保田が投げると、なんかピンク色のもやがかかるっていうかな」
コーチ「やっぱり、愛が溢れるんですよね」
先生 「ほんでおまけは、クルーンの161km」
コーチ「ええもん見れましたよね」
先生 「やけど、赤星も鳥谷もファールにしてるんよな」
コーチ「スピードガンは手元を離れた瞬間ですからね」
先生 「だから、ホームベース上ではたぶん藤川の球のほうが速いんやろな」
コーチ「バッターがストレート待ってて、ほんでストレートで空振り取れるのは、今、藤川だけです」
先生 「実際見て思ったけど、クルーンよりも球児が完全に格上やな」
コーチ「ぼくもそない思いました」
先生 「いやいやほんでも、今日は内容的には完全に負けパターンやったからな」
コーチ「7対3で横浜って感じでした」
先生 「限りなく勝ちに等しい引き分けや」
コーチ「そうですねぼくも観戦できで大満足でした」
先生 「ほんま岡田采配、一本筋が通ってて気持ちがええ」
コーチ「そうですねぇ、スタメンのスペンサーから、代打のアツ片岡、桧山、藤川の使い方に、久保田3イニングス。ほんま気持ちが良かったです」
先生 「打線は決して調子よくない。でも、勝ち越しを続けている」
コーチ「今日は福原です。なんとか勝ち星をつけてやりたい」
先生 「ほなそろそろ」
コーチ「はい」
先生 「強い横浜に主導権を握られながらも、なんとか凌いだ負けないタイガースと」
コーチ「個人的に、あの場面でよくぞ怒ってくれた、本当は優しいスペンサーに」
先生 「乾杯!!」

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スペンサーはチャンスを広げたかっただけだ。その気持ちがとても強かっただけなんだ。そしてその気持ちが1点を呼んだ


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2005年07月14日

タイガースの6番ライトを考える

先生 「アー!!月曜日みたいな気分や!!」
コーチ「阪神の試合ないからですか?」
先生 「せや」
コーチ「先生はほんま野球を中心に生活してますなぁ」
先生 「だから今日は何にもやる気がせんくてな、授業中に阪神の打順を考え直しとったんや」
コーチ「授業に集中できない中学生みたいですね。てか、ダメですよ、先生は教える立場なんですから」
先生 「ちゃんと授業はやっとる。ほとんどの授業で大爆笑が2回はある」
コーチ「先生はいい授業の基準が大爆笑があるかないかなんですね」
先生 「せや、みんなそれを期待しとる。オレ、毎回必死や」
コーチ「今日は何やったんですか?」
先生 「股間から鶴の頭が伸びてるパンツをはいて教室に入っていった」
コーチ「ハハハハ、それはオモロイですねぇ」
先生 「今日はやる気が出えへんかったからや」
コーチ「それでやる気出してないんですか?ほないっつも何やってますの?」
先生 「それはPTAに知れると問題になる」
コーチ「まずいですやん」
先生 「いやでも、子どもたちは喜んで楽しみにしてくれてるから親には内緒にしてくれてんねや。あいつらとオレは運命共同体なんや。ぜひとも希望の進路に進んでほしい」
コーチ「急に、先生らしい発言になりましたね。なんか歪んでる気がしますけど」
先生 「でな、阪神の打順を考えてたんや」
コーチ「あ、その話でしたね」
先生 「ホームルームで」
コーチ「何してるんですか!もっとやることあるでしょ!」
先生 「いや、最初は期末テストに向けて自習の時間にしよ思っててんけど、自然にその話題で紛糾したんや・・・」
コーチ「変なクラスですねぇ、で、議論の中心は6番ライトをどないするかですか?」
先生 「まぁそんなとこや」
コーチ「ほんで、結論はどないなりましたん?」
先生 「2番ライト、スペンサーや」
コーチ「え?」
先生 「1番赤星2番スペンサーが一番ええって結論で、今日は終わった」
コーチ「何でまた?」
先生 「みんなが言うにはな」
コーチ「はい」
先生 「スペンサーは中日の井端に似てるって言うんや」
コーチ「どういうことです?」
先生 「フリーで打つよりも、いろいろ制約のある打席に面白みを感じるタイプや、って」
コーチ「深いですねぇ」
先生 「その辺が井端と似てる言うねんな」
コーチ「まぁ、分かるような気がしますね。去年の中日も1番打ってた井端を固定してから安定しましたもんね」
先生 「そうなんや」
コーチ「2番スペンサーかぁ・・・」
先生 「アリやろ?」
コーチ「アリですねぇ」
先生 「ほんで6番鳥谷や」
コーチ「今岡、鳥谷って並びになるわけですね」
先生 「せや、そうすることで気づくことあるやろ?」
コーチ「何です?」
先生 「今岡がポイントゲッターであって、チャンスメイカーでもあれる」
コーチ「優勝したときの1番今岡のイメージも含ませることができるってことですね」
先生 「せや」
コーチ「6番スペンサーやとそれがはっきりせぇへんねんけど、スペンサーを2番、鳥谷を6番に動かすことで、5番にすえてながら1番今岡のイメージがよりはっきりする」
先生 「さすがコーチは察しがええなぁ、オレ生徒にこのこと説明すんのに、30分かかったで。黒板に図、書いたりして」
コーチ「いやいやほでんでも2番スペンサー、6番鳥谷おもろいですねぇ」
先生 「やろ?試合の終盤にな、回の先頭が今岡やねん」
コーチ「まぁ、そういうこともありますわね」
先生 「5番から始まる回って打順も下位にまわっていくし、機動力も使いずらいしほんまはあんまり期待できひん」
コーチ「はい」
先生 「ところがや、5番今岡はそのとき、1番今岡やねん」
コーチ「なるほど、トップバッターから始まる回ってことですね」
先生 「せや。で、今岡が出塁したとするやろ」
コーチ「で、6番やけど2番の鳥谷が、7番やけど3番の矢野につなぐ」
先生 「ほんで8番藤本のとこで、アツ片岡」
コーチ「9番ピッチャーのとこで、濱中」
先生 「で、赤星、スペンサーってつながっていく」
コーチ「むっちゃ期待できますやん!!」
先生 「せやねん」
コーチ「場合によっちゃ、スペンサーのとこで桧山を代打を送ってもいいですしね」
先生 「スペンサーはほんま使い勝手がいい」
コーチ「そうですねぇ」
先生 「5番今岡から始まる終盤はそれだけでチャンスやねん」
コーチ「5番からやのに」
先生 「ということで、オレはクラスのみんなも言うように2番スペンサー、アリやと思うねん」
コーチ「なるほどね。いやでも改めて思いますけどスペンサーはこれまでになかったタイプの外国人ですよね」
先生 「でも、強いチームを作るためには必須の存在や」
コーチ「はい!」
先生 「こんな選手、ほんまになかなかおらへんと思うで。ホームラン50本打つ選手見つけるより難しい」
コーチ「スペンサー、ほんま最高ですわ!」
先生 「スペンサー最高!!スペンサー最高!!」
コーチ「ほな、改めて」
先生 「おう」
コーチ「様々な側面から、チームに貢献し続け」
先生 「今年の快進撃の屋台骨をしっかり支えてくれているスペンサーに」
コーチ「乾杯!!」

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2005年07月11日

脇役スペンサーの際限なき貢献度

先生 「あぁ!!阪神強い!!もう、狂う!!」
コーチ「先生、さすがにひきます」
先生 「なんでやねん。こんなに強かったらおかしくなりそうになって当然やろ」
コーチ「いや、だからといって、スペンサーの下敷き抱きしめるのはやめてください。気持ち悪いです」
先生 「ええやないか、嬉しいときは思いっきり喜んだらええんや」
コーチ「・・・」
先生 「矢野かてそうやって喜ぶやろ?」
コーチ「喜び方に問題があるんです」
先生 「ザザザー!アニキの盗塁!」
コーチ「やめて下さい。コンビニで盗塁すんのは」
先生 「ウイリアムスのスライダー」
コーチ「中学生やないんですから」
先生 「ヤマザキの高級あんぱん」
コーチ「買うんですか?」

(コンビニの前 あんぱんとコーヒー牛乳の先生)
先生 「せやけどコーチな、スペンサーはほんまにええなぁ」
コーチ「昨日も大活躍でしたもんね」
先生 「しかもな、ちゃんと“脇役外国人”の存在感を保ったままの大活躍や」
コーチ「こだわりますねぇ」
先生 「そらそうや、スペンサーが脇役であるところが阪神の強いところやからな」
コーチ「まぁ、この間もその話してましたね」
先生 「でな、今日はその続きやねんけど」
コーチ「はい」
先生 「オレ、脇役と主役の見分け方を考えてたんやけどな」
コーチ「また、妙なこと考えますねぇ」
先生 「大事なことなんや」
コーチ「はい」
先生 「丘の上の木の下で考えたんや」
コーチ「カントみたいですね」
先生 「やろ」
コーチ「で、脇役と主役の見分け方ってなんですの?」
先生 「名前の前につく修飾語がな」
コーチ「はい」
先生 「“さすが”やったら主役や」
コーチ「と、言いますと?」
先生 「金本がヒーローの試合はな」
コーチ「はい」
先生 「さすがアニキ!ってなるやろ?」
コーチ「まぁ、そうですね」
先生 「じゃあ今岡が主役の試合はどや?」
コーチ「さすが今岡・・・ですよね?」
先生 「せや。ほなな」
コーチ「はい」
先生 「スペンサーがサヨナラホームラン打ったとして、その試合はどや?」
コーチ「さすが、スペンサー・・・にはなりませんねぇ」
先生 「せやねん。スペンサーはもう“さすが”にはなりえへん」
コーチ「さすがスペンサーって、響きちょっとオモロイですもんね」
先生 「せやろ」
コーチ「そういうキャラクターで定着してるってことなんですね」
先生 「ひとまず分類しとくとな、さすが系は赤星、金本、今岡、矢野、藤川、ウイリアムス、あとレギュラーじゃないけど浜中もそうやな。シーツと鳥谷は微妙なとこや」
コーチ「なるほど、よう分かりますわ。井川はどうなんですか?」
先生 「井川はな、“さすが”に準ずる言葉の“やっぱり”が一番しっくりくると思う」
コーチ「やっぱり井川、あ、なるほどなぁ」
先生 「あとの福原と安藤あたりも“さすが”候補やな」
コーチ「なるほど、ほな問題のスペンサーはどうなんですか?」
先生 「スペンサーはやな」
コーチ「はい」
先生 「よくやったスペンサー、や」
コーチ「あ、そうですね」
先生 「あと、藤本と久保田も“よくやった”に分類されると思う」
コーチ「確かに確かに」
先生 「もしくは、エライ!や。久保田エライ!」
コーチ「分かります分かります」
先生 「でな、チームを構成する上でこの“さすが”と“よくやった”のバランスがうまく取れてるチームは強いと思うねん」
コーチ「ほう」
先生 「そういう意味で、スペンサーが“よくやった”に定着していることは非常に意味がある」
コーチ「なるほど。でもまだちょっとイメージ沸きにくいんで、もう少し詳しく言うてもらえますやろか?」
先生 「例えば、今の巨人は“さすが”ばっかりやねん」
コーチ「さすが清水、さすが仁志、さすが清原、さすがローズ、さすが小久保、さすが由伸、さすが阿部、さすが二岡、さすが上原・・・ほんまや」
先生 「1番から9番まで全部“さすが”のチームはやっぱしんどいで」
コーチ「はぁ」
先生 「やっぱり堀内、って悪い意味で“やっぱり”やからな」
コーチ「ほな、何で“さすが”と“よくやった”が混ざってる方がええんですかね?」
先生 「そんなもん、簡単や」
コーチ「はい」
先生 「その方が盛り上がるからや」
コーチ「盛り上がるから、ですか?」
先生 「せや。チームの勢いとかはバカにできひん、勝敗の決定要素や」
コーチ「まぁ、そうですね」
先生 「昨日でもそうやろ。アニキの盗塁は、さすがアニキやねん。で、その後のタイムリーはよくやったスペンサーや。“さすが”と“よくやった”のお共同作業で得点しとるわけ」
コーチ「はい」
先生 「ベンチの雰囲気むっちゃよかったやろ?」
コーチ「そうですね」
先生 「これがな、スペンサーのとこがウッズやってみ。おんなじ一点でも一点とったことでつく勢いが違うねや。“よくやった”の選手が絡むと、なんかすごい楽しくて嬉しい一点になるねん」
コーチ「よう分かりますわ」
先生 「たまに、藤本がホームラン打ったりするやろ」
コーチ「はい」
先生 「そのときの金本とか矢野の顔、分かるやろ?」
コーチ「すごい嬉しそうですもんね」
先生 「巨人にはない雰囲気や」
コーチ「確かに」
先生 「ほんで、昨日なんかはスペンサーは3回も“よくやった”思わせてるからな」
コーチ「タイムリーと、ファインプレーと進塁打ですよね」
先生 「その通りや。その一つ一つのプレーで加速する勢いってもの凄いやろ?」
コーチ「スペンサーあのライトフライ取ったとき、これで勝つ思いましたもんね」
先生 「で、“さすが”揃いの投手陣の中で」
コーチ「よくやった久保田」
先生 「最後に久保田が出てくるだけで、勢いが増すんや」
コーチ「磐石ですな」
先生 「せやねん。見事な方程式やねん」
コーチ「なるほど」
先生 「でな、このちょうどええくらいの“よくやった”を見つけるのはほんまに難しいと思うねん」
コーチ「打ちすぎてもあかんし、打たなさすぎてもあかん」
先生 「さらに人柄もあるしな」
コーチ「はい」
先生 「その中で、スペンサー、藤本、久保田って見事なまでに“よくやった”の選手やねんな」
コーチ「その通りや思います」
先生 「その一翼を、外国人が担ってくれるのは本当にでかい」
コーチ「ほんまですな」
先生 「スペンサーは、ほんまは物凄い貢献度なんやと思うんや」
コーチ「数字に表れない部分ですよね」
先生 「せや。だからスペンサーにはずっと脇役でおってもらいたい」
コーチ「なるほど。そしたら改めて、2005年阪神の名脇役スペンサーに」
先生 「心の底から」
コーチ「よくやった!!」
先生 「そして、乾杯!!」


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posted by コーチ at 14:05| Comment(9) | TrackBack(6) | □ スペンサー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月10日

コーチの娘:6歳の日記 題名:すぺんさーのおにいちゃん

せんせえあのね、きょうはおとおさんと、はんしんたい中にちにしあいを見たよ。はんしん、かちました。とても、うれしかたです。かねもとせんしゅのとおるいがとてもかこよかたよ。あにきがとおるいしから、すぺんさーのだきゅうがたいむりになたんや、て、おとおさんがゆうてました。わたしはよくわからなかたけどかねもとせんしゅがすきだなあ、と思いました。

いまおかせんしゅのへっどスライデングもとてもかこよかたです。

あんどうがこうたいなったときに、くぼコーチが、よくなげたな、いうてあんどうのかたをたたいていたところもよかたです。

ウイリアムスがぜんぶ三しんとらはったところもかこよかたです。ウイリアムスかこいいから、オストラリアにいってみたいゆうたら、おとうさんに、アホ、オストラリアはウイリアムスいがいはみんなカンガルーやねんぞ、とゆわれました。うそや、と思いました。

でもわたしがいちばんここええなぁと思ったのは、すぺんさーです。なんでかとゆうと、かいせつのいちえだしゅうへいと、ささききょうすけに、けっこうぼろくそゆわれてたのに、いっしょうけんめい、がんばてるよおに思ったかです。せかんどごろでランナをすすめたばめんはむちゃかっこいいと思いました。おとうさんも、せんせいもマスターもセカンドゴロやのに、だきあってよろこんではりました。なんか、すぺんさーはむすこみたいや、なんか、むっちゃかわいいって、おとうさんがいわはるので、わたしはアメリカ人のおにいちゃんができたみたいでとてもうれしい気持ちになりました。

でもわたしは、ほんまは、ニュースのやましたくんがいちばんすきです。
あしたもべんきょうとあそびをがんばりたいと思います。

今からはおとうさんと、先生と、マスターとでかんぱいです。
はよこいいわれてるので、いきます。

「待って、わたしもかんぱいするー!!」

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posted by コーチ at 21:50| Comment(4) | TrackBack(13) | □ スペンサー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月09日

スペンサーの本当の価値

先生  「何でや?何で、阪神こんなに強いんや?」
コーチ 「山本マサの試合で勝ちましたからねぇ」
先生  「ほんまに強い」
コーチ 「何でなんでしょ?ほんま」
先生  「まぁ、ええとこはいろいろいっぱいあるんやろけどな、オレ、忘れたらあかんことが一つあると思うねん」
コーチ 「何ですか?」
先生  「シーツとスペンサーや」
コーチ 「昨日もええとこで打ちましたもんねスペンサー」
先生  「でもスペンサーは、打たへん日もけっこうある」
コーチ 「じゃあ何でいいんですか?」
先生  「ここ何年かの野球の傾向やねんけどな」
コーチ 「はい」
先生  「外国人選手って“助っ人”じゃないチームの方が強いねん」
コーチ 「どういうことです?」
先生  「打線を見渡したときに突出してない方がええみたいなんや」
コーチ 「例えば?」
先生  「おととし阪神が優勝した時のアリアスがまさにそうやろ」
コーチ 「あ、そうですね」
先生  「去年の中日のアレックスもせやねん」
コーチ 「ソフトバンク(去年はダイエー)のバルデスとか2番打ったりしてましたもんね」
先生  「せやねん」
コーチ 「でも、カブレラは昔で言うところの“助っ人”ですわね」
先生  「ただ日本一になった去年は、突出してたっていう感じじゃないねんな。1番から9番を見渡して、いいバランスで4番カブレラやった」
コーチ 「今年のソフトバンクもそうですもんね」
先生  「城島松中がおって、ズレータや」
コーチ 「ロッテのフランコとかベニーとかもイメージ近いですね」
先生  「そこで、スペンサーや」
コーチ 「はい」
先生  「今の阪神な、敢えて攻撃の軸を3人選べ言われたら誰や思う?」
コーチ 「そうですねぇ。金本、今岡、で、赤星ですかね?」
先生  「もしくは矢野や、思うねん」
コーチ 「そうですねぇ」
先生  「でな、もしここにウッズが入って余計強くなるか?って問題やねん」
コーチ 「あぁ、確かになんかやばそうな気しますね」
先生  「せやろ。ウッズおったら、金本が3番になってシーツ出られへん。3番金本、4番ウッズ、5番今岡。なんかやばい感じがするねん」
コーチ 「ホームランの数とか、チーム打率は上がるけど、結局勝たれへんっていう・・・」
先生  「近年の巨人がまさにそうや」
コーチ 「その通り」
先生  「まだ結果が出たわけやないけども、今年の中日はウッズが加入したことでバランス崩したってのもあるかも知れへん」
コーチ 「井端、福留、立浪、そしてアレックス」
先生  「それが一番強かったんや、たぶん」
コーチ 「そう考えると、6番スペンサーっていうのは最高ってことなんですね」
先生  「優勝するための必須条件、脇役外国人。スペンサー様様や」
コーチ 「ぼくは個人的に桧山も好きなんで、複雑ですけどね・・・」
先生  「そら、桧山が調子出てきたら桧山で問題ないねん」
コーチ 「はい」
先生  「で、その時に、スペンサーはベンチやろ?」
コーチ 「そうなりますわね」
先生  「スペンサーはそれでも大丈夫やねん」
コーチ 「もうちょっと詳しく言うてもらえるとありがたいんですけど」
先生  「外国人選手ってベンチに下げるとチームのバランスがおかしなったりすると思うんや。やっぱり“助っ人”的なイメージが払拭しきれてへんからなんやろうけど、外国人選手に代打出すとことか、まだ少ないやろ?」
コーチ 「言われてみたら、そうですね」
先生  「言うたら、攻撃面の軸でなければあかんはずの選手っていう位置づけやねん。外国人やいうだけで」
コーチ 「なるほど」
先生  「そういう感覚でおると、外国人がベンチにおるっていう姿はチームのあるべき本来の姿ではないって感じになってまう」
コーチ 「はいはい」
先生  「例えばな、松浦亜弥ちゃんがモーニング娘に入ることになったとするやろ?」
コーチ 「はい」
先生  「そしたらあややはやっぱり、最前列のセンターにおらなあかんって思うわな」
コーチ 「そら、格から考えてそれが自然ですわね」
先生  「でも、思ってたほど、モー娘のあややは人気が出えへんねん。モー娘自体も一時期の勢いを取り戻すことはできひん」
コーチ 「困りましたな」
先生  「その時にや」
コーチ 「はい」
先生  「あややを後列の左端に降格さすのは、不自然やねん」
コーチ 「それやったら、あややおらんでいいですもんね」
先生  「せやねん」
コーチ 「なんかイメージ沸きますわ」
先生  「それはやっぱ“助っ人”やったからなんや」
コーチ 「なるほど」
先生  「でもスペンサーは後列の左端でいけるねん」
コーチ 「よう分かります」
先生  「なんでなんかようわからへん。本人がそういうメンタリティなんかなぁってなんとなく思ってんねんけど、スペンサーはスペンサーのとこで、代打桧山はもちろんアリやし、同じ右バッターの浜中もありや。なんやったら浅井を代打に出しても違和感ない。やけどスタメンで使える。そしてベンチスタートも大丈夫」
コーチ 「物凄いユーティリティプレイヤーですなぁ」
先生  「秀太とかのどこのポジションでもできます。代打も代走もいけますっていうユーティリティぶりはけっこう昔からあったけどな」
コーチ 「阪神で言うと山脇とかね」
先生  「懐かしなぁ。まぁ、せやねん。けど、スペンサーのユーティリティぶりっていうのは、脇役外国人が重宝されだした最近においてもちょっと類を見ない新種のもんやと思うねん」
コーチ 「でも、そういう選手のおるチームは強い」
先生  「せや。6番ライト。ネックのようでて、案外そこに強さの秘密があるかも知れへんで」
コーチ 「スペンサー。なんか、優しそうですしね」
先生  「植物とか大事にしそうやしな」
コーチ 「いやでも、そう考えたらつくづく、今年の初めにウッズこなくてよかった思いますわ」
先生  「シーツもスペンサーも大当たりや」
コーチ 「ほな、改めて、新種のユティリティプレイヤースペンサーと」
先生  「意表をついたセーフティバントが最近読まれ始めた、おちゃめなシーツに」
コーチ 「乾杯!!」

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posted by コーチ at 11:11| Comment(6) | TrackBack(25) | □ スペンサー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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