2007年10月14日

クライマックスシリーズ第一戦

先生  「コーチ、最近忙しそうやったなぁ」
コーチ 「そうですね、秋になると多忙になる傾向があることに今年ようやく気づきました(笑) 毎年夏場はけっこう時間あるんですよ、何でなのかは分からないですけど」
先生  「友達の結婚式とか、なんかずっと考えてたもんな」
コーチ 「おかげ様でうまくいきましたよ。新郎新婦、ともに友達やったんですけど、物凄く喜んでもらえました」
先生  「その翌日から店もなんか大変そうやったしな」
コーチ 「ええまぁ。重大な問題が浮上してきまして、それの解決に奔走してました」

先生  「でまぁ、コーチの近況報告も終わったところで」
コーチ 「はい」
先生  「初戦、力負けやった」
コーチ 「まさになす術なくやられたって感じでしたね」
先生  「せやった、せやった」
コーチ 「荒木をエラーで出してしまって」
先生  「盗塁されて」
コーチ 「井端に進塁打打たれて」
先生  「森野にタイムリー、ガーン!!(頭をかかえてしゃがみこむ)」
コーチ 「続くウッズに」
先生  「ホームラン、ガーンガーン!!(頭を抱えながらその辺を転げまわる)」
コーチ 「川上憲伸は」
先生  「全く隙なし、ガーンガーンどーん!!(二回転ほど前転)」
コーチ 「先生はそのくらい悔しかったんですね」
先生  「せや、家族みんなで転げまわらざるをえない展開やった」
コーチ 「1アウト三塁で、荒木井端を迎えたところのナベ君は凄く良かったですけどね」
先生  「あの時は家のガラスが二枚ほど割れたもん」
コーチ 「そうですね、そのくらいの歓喜がありましたね」
先生  「寒かったから修理してる途中で、久保田が打たれたから、またガラス割れるし大変やったわ、昨日」
コーチ 「まぁでもなんかよく分からないですけど、一昨年の日本シリーズで感じた、もう絶対勝たれへんやろって感じではなかったんですよね、あれだけやられてて不思議ですけど」
先生  「あ、それはオレも思った。試合運びとか、全然問題ないねん。やることはしっかりやれてるし。シーズン終盤の8連敗の最中よりもチーム状態はずっといいとは思ったな」
コーチ 「だけども昨日は」
先生  「川上凄すぎ、これに尽きる」
コーチ 「でまぁ久保田に関しても、本人がシーズン中によう言うてましたけど」
先生  「うん」
コーチ 「間隔があくと投げにくい、みたいなことね」
先生  「ストレートも150キロいかんかったしな」
コーチ 「今日からは大丈夫ですよ、たぶん。連投やし」
先生  「久保田を『昨日の久保田』のイメージで打席に立ったら、全然違う球くるから余計打てへん、っていう可能性は十分にあると思う」
コーチ 「ですね」
先生  「ほんであと、タイガースにとっての好材料といえばな」
コーチ 「はい」
先生  「7点差あいたことやと思うねん」
コーチ 「なるほど」
先生  「プレーオフの初戦、7点差で終盤。トーナメントで言ってもまだ1回戦やろ? どうしても先のことを考えざるをえない点差になってしまった」
コーチ 「準完全試合やった川上を降ろしましたもんね。日本シリーズとは言わずとも、次の巨人戦あたりのことは頭に過ぎると思います」
先生  「エースを出来る限り温存して、万全の状態で次へ向かわせる」
コーチ 「監督としては当然のことやと思いますけど、3点差のままやったら、それは考える必要のないことでしたもんね」
先生  「タイガースの勝機は、久保田が森野に打たれたホームランにあり、と睨むで」
コーチ 「大いに期待値込みですけども」
先生  「一旦、一瞬でも先のこと考えてしまったときに、そこで綻ぶ可能性のあるものを四苦八苦した落合監督」
コーチ 「送りバントしたり、丁寧に丁寧に継投して最後は岡本も投入した」
先生  「今日、5回まで1点でもリードして、久保田が森野とウッズとノリを抑えて、勝てたなら」
コーチ 「中日は一瞬でも先のことを考えざるをえなかったぶん、完全なリズムを自軍へ引き込むのは容易ではないはずです」
先生  「初戦勝とうが負けようが、結局二回勝たなあかんのは同じことやねんから、今日から二回勝とう、そして初戦を勝っていたよりも」
コーチ 「昨日の今日で、今日勝つほうが、次のステージへ進める確率は遥かに高まっていると思われる展開」
先生  「中日強いけど、勝ってほしいなぁ」
コーチ 「はい、もう最後の最後、みんながんばれー!」
先生  「みんながんばれー、の気持ちを込めて」
コーチ 「はい!」
先生  「乾杯!!」
コーチ 「かんぱーい!!」
先生  「そして、うちの家を修理するのを手伝ってください」
コーチ 「それは自分でやってください」
posted by コーチ at 13:14| Comment(3) | TrackBack(2) | □ 久保田 智之 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月01日

もう今岡にならない

先生  「人間なんて誰しも弱い部分があってな」
コーチ 「いきなり、どないしたんですか?」
先生  「その弱い部分を一生懸命克服しようとする旅、それが人生やと思うんや」
コーチ 「確かにそうやと思いますけど、どないしたんですか?」

先生  「コーチ、奥さん元気か?」
コーチ 「元気ですよ。さっきもメール来ました」
先生  「しんどかった時期あったけどな、ほんまに強くならはったよな」
コーチ 「そうですね。本人がむちゃくちゃ頑張りましたから」
先生  「自分を演じなければ生きることが出来なかった人が、演じずにそのままの姿で生きるようになれるって、ほんまに凄いことやでな」
コーチ 「はい、尊敬してます」
先生  「で、演じなくなった奥さんむっちゃおもろいやろ?」
コーチ 「おもろいですねぇ。この間もね」
先生  「うん」
コーチ 「少し前なんですけど、中日戦のデーゲーム一緒に見てたんですよ」
先生  「浜ちゃんが決勝2ラン打ったあたりやんな?」
コーチ 「そうですそうです。その試合で、井端が目の下に黒い墨塗っててね、あの太陽光線をそっちに集めて眩しくないようにするためのあれ」
先生  「最近あんまりあれやる選手おらんくなったけど、井端、あれやるよな」
コーチ 「で、それ見て奥さんがね、さすがに井端は凄い選手や、って言うんですよ」
先生  「なんでや?」
コーチ 「あれは、目の場所を分かりにくくして、ピッチャーを撹乱する作戦に違いない、さすが井端や、って言ってました」
先生  「ハハハハおもろいおもろい」
コーチ 「目四っつあるやん!って、だけど井端はやっぱり凄すぎて中日の選手が井端に付いていけてないんだそうです」
先生  「どういうことや?」
コーチ 「奥さんが言うには、中日が屋外のデーゲームに弱いのは中日の選手もみんな井端の目にビックリしてしまって調子崩すかららしいです(笑)」
先生  「目、どれ?って(笑)」
コーチ 「みんな井端の目はどれか気になるから、打たれへんし、朝倉も中田も急に制球を乱す、と」
先生  「なるほどなるほど(笑) スジが通ってる」
コーチ 「他に、考えられる原因は、ウッズが太陽光線を集めすぎて他の選手がちょっと暗いんじゃないか、って言ってました」
先生  「奥さん、凄いな」
コーチ 「そうなんですよ、おもろいんですよ」

先生  「ほんま元気になって良かったなぁ」
コーチ 「ありがとうございます」
先生  「やっぱりな、何も演じないで、そのままの姿でおるんが一番ええと思う」
コーチ 「ですね」
先生  「優勝争い脱落してもうて、どないやって野球見たらええか難しいけどな」
コーチ 「ふつうに勝ったら嬉しいですし、負けたら悔しいですし、プレーオフの準備もあるでしょうけどね、ふつうに出てる選手を応援しましょう」
先生  「その結果、日本一になれたらええよなぁ」
コーチ 「今岡はずっと出るみたいですし、楽しみですね」
先生  「あ、そう言えば、『今岡になる』って名言を残したのは奥さんやったよな」
コーチ 「そうですね。少しのうまくいかないことで自分を責めて自らどんどん調子を崩していく様を総じて『今岡になる』」
先生  「今日はシーツが今岡になってたから負けた、とかそういう使い方してたよな」
コーチ 「そうですね。今岡以外では、矢野と浜中がよく今岡になってました(笑)」
先生  「今岡はもう随分、今岡になったからな」
コーチ 「ですね、ややこしいですけど、今岡になってる今岡は今岡なんですけど、それと本当に近い場所にむっちゃ打つ今岡がいますから」
先生  「なんか今岡戻ってきてから楽しいよな」
コーチ 「あの人おるだけで和みますね。スコアボードが(笑)」
先生  「こういう時の今岡は打つんや。抽象的やけど」
コーチ 「ですね。今岡が打って、3位を決めて、プレーオフでも笑けるくらい打ってほしいです」
先生  「というわけで」
コーチ 「はい」
先生  「少し、遅くなったけど、今岡誠の一軍復帰に」
コーチ 「乾杯!!」

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posted by コーチ at 12:20| Comment(3) | TrackBack(0) | □ 今岡 誠 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月29日

岡田監督は本気で日本一を狙っているんだ

二日続けて、甲子園。二日目の昨日はスコアボード上の旗が上に向かって千切れて飛んで行きそうなほどの強風。ウッズやノリがそれを意識して大降りになってくれたらなぁ、とそんなことを思った。

やっぱり現地に行ってこそ分かるたくさんのこと。
ビールで顔を真っ赤にしながら、熱く野球を語るおじさんは、ピンチを迎えたときに「もっと今岡や鳥谷や関本が上園のところに行ってやらなあかん。一人で投げさせてかわいそうやないか」とそのことに強く憤慨していた。ぼくもその通りだと思った。
後ろの座席に座っていた、少し声しゃがれたおばちゃんは、「うちが見に来た試合は24年間で100戦以上になるけど、一度も負けてない」と言っていた。本当かどうかは分からなかったが、本当ならば羨ましいし、そのおばちゃんの強運に是非あやかりたいと思った。

試合終了後ゴミ拾いをする若者の団体だったり、スタンドに占める「ヤンキー比率」「ギャル比率」はやっぱり甲子園が一番高いのかなぁ、とか、そういうことって現地でこそ感じることできる。
けっこう無理して行ったけど、行って良かったなぁ。

5万人も収容する甲子園という場所、そのスタンドを埋めてしまう野球というスポーツ。阪神タイガースというチーム。
阪神ファンの熱量、性質。岡田さんがどれほど支持されているか、いないか、その度合い。そんなことも肌で感じることができた。

5回裏が終わって喫煙所に煙草吸いに行ったら、喫煙所では岡田批判(笑) (5回表、上園に代打で高橋光信出塁を受けて)「なんで上園代えるんや」「てか、それはええけどなんで鳥谷に送りバントささへんのや」「いや、なんでそもそも鳥谷をずっと使うねや」「わしあいつ嫌いや」などなど(笑)

「なぁ、兄ちゃんもそう思うよなぁ」と同意を求められ、「ええ、まぁ」と曖昧な返事をするぼく。

いろんな人たちに、いろんな考え方があって、いろんな思いを持って、みんなが一球一球に集中している。甲子園における応援スタイルの良さは、余り本意ではない岡田さんの選手交代も、代わってしまえばその選手を全力で応援する、その度量の広さというか、まぁ勝ってしまえば「勝ったー!やったー!」で終わってしまう近畿地方が含有する根っからの陽気さというか、基本サバサバしていて優しい大阪商人的な「情」の良い部分。それが全面に出るところが甲子園なのだなぁと思った。

そして甲子園に来ているお客さんは野球を良く知っている。

圧巻は今岡のエラーでノーアウト二塁のピンチを招いた7回表だった。瞬間的に、「今岡アホー」「下手くそー」と野次が飛んだが、それは一瞬にして「久保田頑張れ」に変わっていった。

打席にイビョンギュ。同点狙いの送りバントを二度失敗したイビョンギュ。明らかにセカンドゴロを打って二塁ランナーを進塁させようとしていて、イビョンギュはそれが非常にうまい打者だった。2ストライクに追い込まれてから二度ファールしたイビョンギュ。

甲子園のスタンドは三振を望んでいた。もちろんマウンドの久保田もマスクを被っていた野口も同じ気持ちだっただろうと思う。

「セカンドゴロを打たれてはならない」

必死で進塁打を封じようとするバッテリーを、同じ気持ちで後おしした甲子園。久保田がイビョンギュを三振に仕留めた瞬間。立ち上がっての大歓声だった。

他にも3回表のツーアウトランナーなしで井端を迎えた場面。
井端を迎えるに当たって最高のシチュエーションであることの期待。「井端で切る」が今後の試合展開において良い方向の作用するという予感。女性もたくさんいるわけで、お客さんは野球経験者ばかりではもちろんないと思う。だけども局面局面を肌で感じる力が全体に浸透しているのだと思う。一二塁間のゴロを関本がうまくさばいて井端をアウトにした瞬間の甲子園の雰囲気は「序盤の三者凡退」では全くなく、さながら終盤の大ピンチを凌ぎきった時のようだった。まさに昨日、ジェフがウッズから三振を取って凌いだ8回と同等の拍手が3回の上園にも向けられていた。

それが甲子園なんだ。

試合は、岡田監督がもう必死になって「岡田彰布」と格闘している様が大いに見て取れた試合。うまくいかない面もたくさんあったけど、だけどこれが岡田さんの野球だ。

オーダーは前日と同様、5番サード今岡。6番ライト林。

ドラゴンズ中田攻略へ向けて、初回の鳥谷と赤星の打席は素晴らしかった。ファールファールでなかなかアウトにならない鳥谷。打つポイントを極限まで近くして打撃を行う赤星。「今日の阪神、ラクじゃない」中田がそう感じるには十分な打席を一、二番で。できれば、ここからシーツが出塁してアニキが歩いて、今岡でドカーン!みたいな得点ができれば最高なのだけど、無論そんな贅沢なことを言える状況ではない。シーツは簡単に打ち上げて内野フライ。これが現在、だけどやろうとしていることが見えてきて、確かにその場所へ近づいていると感じた初回の攻撃だった。

3回表は2アウトランナーなしの場面から鳥谷がクリーンヒットで出塁。中日、阪神共に『8番から』の打順となった3回、2アウトから井端を抑えた上園と、ヒットで出塁した鳥谷。僅かなアドバンテージを鳥谷の出塁が奪い取る。ここで赤星の打席が難しいなと思ったのは、やはりシーツの状態が悪いからで、『赤星が繋いで1塁2塁になってシーツが三振。次の回がアニキから』これはとても避けたいケースだった。

ならば鳥谷を一か八か走らせて、成功すれば2アウト2塁で赤星。失敗しても、次の回赤星から、そういう考え方は一般的には道理だと思う。喫煙所でもそういう話題が持ち上がっていた。ただ岡田さんの野球はそれを好まない。シーツが3番に入っている以上、シーツは「よく打つ人」という扱いを断じて動かしてはならない。

そのベンチの思惑を察するかのように、赤星はセーフティバントを試みた。まさしく繋ぎ。シーツが打てる可能性は低い。だけど、シーツが打つ可能性にかけて自分はバントで生きる。結果は失敗に終わったが素晴らしい打席だと思った。もし、サインだったとしても監督のやろうとしていることは非常に一貫していて気持ちが良い。岡田の格闘、応援したくなるじゃないか。

そして翌4回、1点を先制された裏のイニングで、唯一の得点が入ったイニングだ。岡田野球が瞬間的に燃えたイニングだった。

前の回に繋ごうと期待されたシーツが、ヒットで出塁する。人間はやっぱり期待されないよりも、期待された方が良い。ようやくそういうムードになってきたチームを感じて打席に入ったであろうアニキ。だけど相手も負けられないのだ。ドラゴンズはまだ確かに優勝を争っている。スタンドからでははっきりしたコースは確認できなかったが、完璧に攻められたのだろうな、と思った。ダブルプレー。だけど、その後の今岡が素晴らしかった。突如制球を乱すのは今シーズンの中田によく見られる場面で、この場面で今岡が選んだ四球は今岡が奪ったというよりも、中田が与えてしまった、という印象が強かったが、四球目のボールを選んだ今岡が「よし」といった面持ちで、ファーストベースに向かっていった。その姿に大いなる期待をしたのだった。

そして、林クンの弾丸ライナー。

ドラゴンズの1点はまさに「これぞドラゴンズ」という得点だった。荒木がヒットで出塁して、警戒されながらも盗塁を決める。ノーアウト2塁からノリの外野フライで進塁。1アウト3塁で、ウッズが歩き(上園はよく攻めていたけど)、森野の内野ゴロで1点。ヒットは荒木のライト前の1本だけで1点先制してしまった。もちろんこれも見事な繋がり。

しかし、それと両極にあるような「繋がり」こそ、岡田野球の真骨頂。前の回に期待された←ここ重要、シーツが出塁。だけどアニキがダブルプレー。だけど今岡が歩いて、林クンの2ラン。何もしてないけど、二点取ってしまう。その後野口も続いてレフト前。これが、ピッチャーが中田のような凄いピッチャーじゃなければ、一気に大量点もあったイニング。何かが結実し始めた。

うまくいかなかったところも多数あったが、それも岡田さんが岡田さんと格闘しているところがよく見えるようなシーンだった。

喫煙所でも話題だった、代打のみっちゃんが出塁して打席に鳥谷という5回表。赤松を代走に出して、「走るかもよ」という重圧を相手に与えたり、鳥谷にバントさせたり、エンドランやってみたり、それはもちろん正論なのだと思う。だけど、岡田野球はここで、代走も出さずに鳥谷に打たせる野球なのだった。負け続けてぼくも少し忘れてたよ。前の打席でヒット打ってたし、今後クライマックスシリーズを考えても鳥谷が打つか打たないかは本当に大きくチーム力を左右する。だから「打て」。いいじゃないか、いいじゃないか。

結果はセカンドゴロのダブルプレーだったけど、左の方を向いてしっかり打とうとしているところを、谷繁にうまく利用されてのセカンドゴロ。打つポイントを後ろにしているぶん、中田のスライダーが低めに来た場合、少しだけ鳥谷の手首が返ってうまい具合セカンドゴロになる角度でバットと衝突する。中田の投げたボールがもう少し高ければ、セカンドの頭をライナーで越えたはず。本当に紙一重だった。

8回の1アウトから赤星が内野安打で出塁して打席にシーツという場面も然り。この試合だけ勝つんだったら、当然送りバント。だけどシーツはヒッティングだった。結果は「あわや」というレフトフライ。

ふつうに考えればクライマックスシリーズでもう一度、ドラゴンズと対戦する。岡田さんは本気で日本一になろうとしているんだ、そう感じた。この試合を勝つことと、日本一になることを両天秤にかけての試合。8連敗中でそんな余裕があるわけない。だけど必死に格闘して岡田は岡田の野球を貫いた。

本気で日本一になろうとしている3位のチーム。
目が離せない。

そして、甲子園はほんとにみんな藤川球児が大好きだった。
今日も球児が甲子園に抱きしめられて投げることができる試合になりますように。


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posted by コーチ at 13:21| Comment(2) | TrackBack(0) | □監督 岡田 彰布 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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